寝室にウォークインクローゼットを取り入れた間取り例や収納アイデアを紹介
ウォークインクローゼットは収納力の高さが特徴で、家族の衣類や布団などをまとめられます。
寝室に設置されているケースも多いですが、なかには上手く活用できないと悩む方もいるのではないでしょうか。
ウォークインクローゼットを有効活用すると家全体がすっきりするため、使い勝手がよくなるよう工夫しましょう。
この記事では、寝室にウォークインクローゼットを取り入れた間取り例や収納アイデアを解説します。
ウォークインクローゼットを設置するメリットとデメリットもわかるので、快適に過ごせる住まいを手に入れたい方は参考にしてください。
目次
寝室にウォークインクローゼットを設置するメリット・デメリット
寝室にウォークインクローゼットを設置するメリットとデメリットを解説します。
それぞれ理解したうえで、ご自身に適している設備か見極めましょう。
メリット
寝室にウォークインクローゼットを設置するメリットは、以下の通りです。
- クローゼット内で着替えができる
- 寝室に衣類収納を置かなくて済む
- 衣類以外もしまえる
クローゼット内で着替えができるため、起床後身支度を整えられます。
寝室で寝ている人がいる場合でも、クローゼットの扉を閉めることで気にせず着替えられるのがメリットです。
ウォークインクローゼットがあれば、寝室に衣類収納を設ける必要がないため、部屋の中に服が散らかるといったことは避けられます。
広い場合は衣類以外のものもしまえることから、寝室が常に整理整頓された状態になるでしょう。
寝室に物を置きたくない方や来客時に部屋着を見られたくない方に、ウォークインクローゼットはおすすめです。
デメリット
寝室にウォークインクローゼットを設置するデメリットは、以下の通りです。
- 間取りによっては不便に感じる
- 片付け下手の場合、物であふれてしまう
- タイミングによっては、家族に気を使う必要がある
洗濯を行う場所によっては、寝室にウォークインクローゼットがあると不便さを感じる可能性があります。
洗濯家事との動線が良くなければ、しまうまでの移動距離が長く、ウォークインクローゼットに収納するのが面倒に感じる場合もあるでしょう。
また、片付けが苦手な方だと、ウォークインクローゼットに何でもかんでも入れてしまい物でゴチャゴチャしてしまうケースもあります。
整理整頓しなければ、物が取り出しにくくなってしまい使い勝手が悪いと感じるでしょう。
寝室にウォークインクローゼットを設置する際の収納アイデア
寝室にウォークインクローゼットを設置する際の収納アイデアは、以下の5つです。
- 身支度が完結できる仕様にする
- 収納ケースを活用する
- 使用頻度に合わせて収納場所を変える
- 通路の広さを確保する
- 本を収納して書斎スペースにする
快適な暮らしを実現したい方は、参考にしてください。
アイデア①:身支度が完結できる仕様にする
ウォークインクローゼット内に鏡やコンセントを設けると、着替えだけでなくメイクやヘアセットなどの身支度を1か所で完結できます。
忙しい朝に洗面室で身支度をしなくて済むだけでなく、メイク時間による渋滞を回避できる点がメリットです。
ウォークインクローゼットに身支度できるスペースを設けると洋服やメイク、ヘアなど身支度別に部屋を行き来する必要もないため、効率化にもつながります。
動線を意識した場所にウォークインクローゼットを配置することで、無駄な移動時間を省けます。
アイデア②:収納ケースを活用する
収納ケースを使用すると、ウォークインクローゼットの下のスペースも有効活用できます。
ウォークインクローゼットでは、デッドスペースを作らないようにするのがポイントです。
デッドスペースになる下のスペースに収納ケースを置き、鞄やマフラーなどの小物類を保管するとよいでしょう。
また、子ども用に小さめのハンガーラックを置くと、上下に分けて衣類を収納できます。
下にスペースがある場合は、収納ケースやハンガーラックを設けると収納スペースが増えるのでおすすめです。
アイデア③:使用頻度に合わせて収納場所を変える
ウォークインクローゼット内がごちゃごちゃしないよう、使用頻度に合わせて収納場所を変えましょう。
同じ場所にすべてしまってしまうと、どこに何があるかわからず、探すのに時間がかかってしまいます。
使用頻度の多いものをサッと取り出せるようにするためには、収納場所を区切るのがポイントです。
クローゼットを上・中・下で分けて、使いやすいものを中段に収納します。
次に使用頻度が高いものを下段に置き、シーズンオフや滅多に使う機会がないものを上段に収納します。空間を区切っておくことで、効率よくクローゼットを活用できるでしょう。
アイデア④:通路の広さを確保する
使い勝手の良いウォークインクローゼットにする際は、通路の広さをしっかり確保するのがコツです。
通路が狭いと物を出し入れしにくくなるため、通路幅は60cmほど残しておきます。
なお、ウォークインクローゼット内で着替える際は100cmほど幅を設けると窮屈さを感じないでしょう。
通路幅を確保すると歩いても服にぶつからないだけでなく、どこに目的とする衣類があるか目視できます。
寝室にウォークインクローゼットを設ける際は、用途にあわせて通路幅を意識しましょう。
アサヒグローバルホームでは、収納力の高いウォークインクローゼットが配置された建売住宅を多数販売しています。
物件見学も随時実施しておりますので、ウォークインクローゼットの広さを実際に確かめたい方はお気軽にお問い合わせください。
アイデア⑤:本を収納して書斎スペースにする
ウォークインクローゼットに本を収納し、書斎スペースとして活用するのも有効な使い方です。
寝室にウォークインクローゼットがあるため、静かな空間で読書を楽しめます。
ウォークインクローゼットの扉を閉めておけば、寝ている人の邪魔にはなりません。
完全な個室になるため、集中して本や勉強ができるスペースにできます。
ウォークインクローゼットの使い方に悩んだ場合は、書斎スペースとして利用するのがおすすめです。
寝室にウォークインクローゼットを設けた間取り例3選
寝室にウォークインクローゼットを設けた間取り例は、以下の3つです。
- 大容量の収納スペースを確保したコの字型タイプ
- 夫婦で分けて収納できるⅡ型タイプ
- 2人向きの広さを確保したウォークインクローゼット
理想のマイホームを実現できるよう、間取り例を見ていきましょう。
間取り例①:大容量の収納スペースを確保したコの字型タイプ
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 大容量のウォークインクローゼットを設けているため、家族の衣類をまとめて収納できる
- 各部屋に収納スペースを配置している
こちらの間取りでは、主寝室にコの字型のウォークインクローゼットを配置しています。
大容量スペースのため、左右で衣類を分けられるほか、小物などを収納可能です。
コーナー部分に使用頻度の少ないものや大きいものを収納すると、デッドスペースになりにくいでしょう。
また、子ども部屋にもクローゼットが用意されているため、夫婦専用にできるだけでなく、布団などをまとめてしまえます。
間取り例②:夫婦で分けて収納できるⅡ型タイプ
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 左右に衣類を収納できるⅡ型タイプのウォークインクローゼットを設置している
- 2階には多目的スペースとして活用できる納戸が用意されている
クローゼットの両方に収納スペースを設けており、左右で使い分けやすいのが特徴です。
夫婦で分けるほか、片方に布団や使用頻度の少ないものを置けます。
また、ウォークインクローゼットだけでなく、2階には多目的スペースを取り入れています。
ウォークインクローゼットには衣類のみ収納し、納戸に大きなアイテムを収納といった分類も可能な間取りです。
なお、納戸のメリットやデメリットが知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】納戸とはどんな部屋?居室との違いやメリット・デメリット・使い方を解説
間取り例③:2人向きの広さを確保したウォークインクローゼット
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 主寝室に約2帖のL字型ウォークインクローゼットを設けている
- 部屋の随所に収納スペースを配置している
L字型のウォークインクローゼットは、奥がデッドスペースになってしまいがちなのであまり使わないアイテムを収納するのがコツです。
収納する際は、衣類の幅を広げると全体を見渡せるため必要なものをすぐに取れます。
ハンガーが配置されてない部分を、着替えるスペースとして開けておくとよいでしょう。
なお、ウォークインクローゼットは2帖でも使いやすいか知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】ウォークインクローゼットは2畳で十分?収納術やおしゃれな間取り例も紹介
まとめ:寝室のウォークインクローゼットを上手に活用しよう
寝室にウォークインクローゼットがあると、起床後すぐに着替えができたり部屋に収納スペースを設けたりしなくて済みます。
荷物を収納できるため、寝室が常にすっきりした状態になるのもウォークインクローゼットを設置するメリットです。
収納以外にもさまざまな活用方法があるため、ウォークインクローゼットを有効活用してみましょう。
アサヒグローバルホームでは、寝室にウォークインクローゼットを設けた建売住宅を多数提供しています。
ご自身が使いやすいと感じるウォークインクローゼットのレイアウトを見つけたい方は、「物件を探す」ページからご覧ください。
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ステップ①:希望条件を決める
ステップ②:希望条件に合う物件をリストアップ
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この記事の監修

足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。