東玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツは?間取り例も紹介
東玄関は明るい日が差し込む間取りのため、すっきりした朝を迎えられます。
風水的にも良いといわれている理由から、なかには東玄関の間取りでマイホームを検討している方もいるのではないでしょうか。
明るい空間となる東玄関で快適な暮らしを実現するには、家事動線を意識するのがポイントです。
この記事では、東玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツを解説します。
家事動線の良い間取りにするポイントや、効率的に家事を進められる間取り例も紹介しますので、家づくりの参考にしてください。
目次
東玄関間取りの特徴3選
東玄関間取りの特徴は、以下の3つです。
- 朝日が差し込み気分が明るくなる
- 南側にリビングを配置できる
- 風水的に良いといわれている
それぞれ見ていきましょう。
特徴①:朝日が差し込み気分が明るくなる
東玄関は朝日が差し込み、気分が明るくなる間取りです。
東は太陽が昇る方向のため、気持ちいい朝を迎えられるだけでなく、午前中は日が差し込み快適に過ごせます。
玄関を吹き抜けにすると採光が確保可能になり、開放的な空間になるのも特徴です。
明るい玄関になるため、朝は気分良く仕事や学校に行けるのも東玄関の魅力といえます。
また、日当たりが良い東玄関は、朝から家事をスタートするのにもおすすめです。
吹き抜けのメリットやデメリットについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】吹き抜けのある家で後悔しない!メリット・デメリット・施工事例を解説
特徴②:南側にリビングを配置できる
東側に玄関を設けることで、南側のスペースが空くためリビングを配置しやすくなります。
南側は東側同様、日当たりの良い方角で明るい空間を作りやすく、リビングやダイニングをレイアウトするのに最適な位置です。
南にリビングや中庭をつくると道路からの視線を感じにくいため、プライバシーを確保できるのも特徴といえます。
まわりを気にせずリビングや中庭でくつろげる間取りをつくれるのが、東玄関のメリットです。
特徴③:風水的に良いといわれている
東玄関は、風水的にも良いといわれている方角です。
日が昇る東は太陽の気が入る吉方位で、家族の健康や運気アップにも良い間取りという特徴があります。
家を購入する際、風水によって間取りや部屋の向きを考える方も少なくありません。
とくに風水において玄関は、良い気と悪い気どちらの気も入ってくる場所になります。
家の顔となる玄関は、良い気をもたらす場所を選びたいと思った場合に、東玄関はおすすめです。
東玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツ
東玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツは、以下の5つです。
- 水まわりの回遊性を高める
- 洗濯物を洗うからしまうまでの距離を短くする
- 適材適所に掃除道具を収納できるスペースを設ける
- 玄関とパントリーを近くに配置する
- 調理動線を確保する
利便性に優れた間取りを実現するための参考にしてください。
コツ①:水まわりの回遊性を高める
キッチンや洗面室、浴室など水まわりを回遊できると、調理しながら洗濯物を回すといったように家事を同時進行できます。
水まわりを近づけることで移動距離が短くなり、家事を効率的に進められる点がメリットです。
また、水まわりの近くにランドリールームを設けるとワンフロアで洗濯を完結できるため、時短につながります。
水まわりの動線が良い間取りは家事の効率化を図りやすく、快適な暮らしを実現できるでしょう。
コツ②:洗濯物を洗うからしまうまでの距離を短くする
ランドリールームとファミリークローゼットを近くに配置した場合、洗濯物を「洗う」から「しまう」までの距離を短くできます。
洗濯は家事の中でも移動範囲が長く、手間がかかりやすい作業の1つです。
ランドリールームとファミリークローゼットを近づけると、以下5つの流れをつくれます。
- 洗う
- 干す
- 取り込む
- 畳む
- しまう
外へ干しにいく必要がなくなるほか、各部屋に洗濯物をしまうことも不要になるのがメリットです。
ランドリールームの適切な広さについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】ランドリールームは何畳がベスト?検討するポイントと間取り例を解説
コツ③:適材適所に掃除道具を収納できるスペースを設ける
適材適所に掃除道具を収納することで、無駄な動きをせずに掃除ができます。
1箇所に掃除道具をまとめていると、必要なものを取りにくいために部屋を行き来しなければなりません。
一方、移動する先々の収納スペースに掃除道具が入っていると、テンポよく家事を進められて時短になります。
例えば土間収納には玄関を掃くためのほうきとちりとり、リビングには掃除機など、動線に適切な掃除道具を収納しておくと効率を高められます。
一周まわれる回遊動線を設けると、さらに効率的に掃除を進められるでしょう。
コツ④:玄関とパントリーを近くに配置する
玄関とパントリーを近づけると、買い物から帰宅後すぐに荷物を片づけられます。
東玄関は日当たりが良く、夏場に買った食材を置きっぱなしにしていたら傷んでしまうため、すぐに収納できるパントリーを配置するのがおすすめです。
また、玄関・パントリー・キッチンをつないだ動線にした場合、帰宅後すぐにキッチンへ向かえるメリットもあります。
買った物を片付けやすい動線づくりも、東玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツです。
パントリーのメリットやデメリットについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】パントリーとは?メリット・デメリットと家事動線の優れた間取り実例を解説
コツ⑤:調理動線を確保する
キッチンカウンターにダイニングテーブルをくっつけることで、調理動線が確保できます。
キッチンと横並びのダイニングスタイルは、配膳と片付けの動線を短くできるため、移動の手間を軽減可能です。
キッチンが隣にあると片付けや配膳がしやすくなり、家族全員で協力し合える環境が整います。
また、キッチンとダイニングテーブルが近ければ、家族とのコミュニケーションがとりやすい点もメリットです。
朝の忙しい時間帯にキッチンとダイニングテーブルをバタバタしなくて良いため、ストレスなく身支度ができます。
東玄関で家事動線の良い間取りにするポイント
すべての動線を確保することは難しいため、優先すべき家事動線を決めたうえで間取りを検討するのがポイントになります。
東玄関で家事動線の良い間取りにするポイントは、以下の通りです。
- 移動距離を短くする間取りを意識する
- 移動しやすい回遊動線を検討する
- 収納の位置と動線の利便性を考える
生活しやすい家事動線を、家族の生活スタイルと照らしあわせて考えると優先するべき動線を見つけやすくなります。
また、実際に物件を見学してご自身に適した家事動線の良い間取りを見極めるのもおすすめです。
アサヒグローバルホームでは、建売住宅の見学予約を実施しています。
気になる建売住宅がありましたら、ぜひお問い合わせください。
家事動線が楽な東玄関の間取り例2選
家事動線が楽な東玄関の間取りは、以下の2つです。
- 水まわりを集約して無駄なく動ける家
- 複数の家事動線を設けた家
各間取りのポイントをチェックしてみましょう。
間取り①:水まわりを集約して無駄なく動ける家
こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。
- 水まわりを集約しており、家事の利便性を高めている
- リビングに掃除道具を収納しやすいスペースを設けている
キッチンや洗面室、トイレなど水まわりを1箇所に集約しているため、家事を同時進行できます。
家事動線にこだわった間取りになっており、短い移動距離で効率よく動けるのが魅力です。
また、リビングには掃除用具を入れやすい縦長の収納スペースを設置しています。
リビングが汚れても、収納スペースから掃除道具をすぐに取り出せるため便利です。
間取り②:複数の家事動線を設けた家
こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。
- ランドリールームとファミリークローゼットの距離を近づけている
- キッチンとダイニングテーブルをくっつけて調理動線を短くしている
ランドリールームとファミリークローゼットを近くに配置し、洗濯の効率化を図っています。
たたんだ衣類はファミリークローゼットにしまえるため、2階へ上がって各部屋に片付けにいく必要がありません。
また、こちらの間取りはキッチンとダイニングテーブルをくっつけて、配膳と片付けの動線を短くしているのが特徴です。
家事動線を重視した間取りになっているため、無駄な動きを減らせるメリットがあり、家事のストレスを軽減できるでしょう。
まとめ:東玄関なら家事動線の良い間取りを実現可能
東玄関は日当たりが良い方角となり、気分良く朝のスタートを切れるのが魅力です。
南側にリビングやダイニングをレイアウトしやすいため、家族団らんスペースが明るくなるのもメリットになります。
東玄関の間取りで家事をスムーズに進めるには、水まわりを集約したり洗濯物動線を短くしたりするのがおすすめです。
優先すべき家事動線や生活スタイルを踏まえたうえで、最適な間取りを選びましょう。
アサヒグローバルホームでは東玄関をはじめ、家事動線の良いさまざまなタイプの建売物件を販売しています。
家事動線の良い東玄関の間取りを知りたい方は「物件を探す」ページからご覧ください。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。