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2024年11月26日

平屋で3LDK間取りのポイントは?20坪台のおしゃれな施工事例も紹介

LDK

平屋はコンパクトかつ家族間のコミュニケーションを取りやすい住宅のため、幅広い世帯から注目を集めています。
ゆったりした空間で快適な生活を実現したいという気持ちから、平屋で3LDKの間取りを検討している方もいるのではないでしょうか。

居心地の良い空間となるよう、3LDKの平屋に住むメリットやデメリットを理解したうえで間取りを考えるのが大切です。
この記事では、平屋で3LDKの間取りをつくるときのポイントを解説します。
メリットやデメリット、間取り例も紹介するので、家づくりの参考にしてください。

 

平屋で3LDKの間取りにするメリット・デメリット

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平屋で3LDKの間取りを検討する際は、メリットとデメリットを理解するのが大切です。
入居後に後悔しないよう、特徴を押さえましょう。

 

メリット

平屋で3LDKの間取りにするメリットは、以下の通りです。

  • 自室を設けられるためプライバシーを確保できる
  • 家族とコミュニケーションをとる機会が増える
  • 家事がスムーズになる間取りを設計できる


平屋は1階のみで構成された住宅のため、プライバシーを確保しにくい点がネックといえます。
しかし、3LDKの間取りにすると3人家族であれば1人ずつ自室を確保できることから、共同スペースとプライベートスペースをゾーン分けしやすくなります。

また、3LDKでも平屋は階段を上り下りする必要がないため動線が短く、家事を効率よくできるのがメリットです。

 

デメリット

平屋で3LDKの間取りにするデメリットは、以下の通りです。

  • 生活音が気になりやすい
  • 周辺環境に影響されやすい
  • 年数の経過とともに個室があまりやすい


平屋は周辺環境の影響を受けやすく、日当たりや風通しが悪くなるケースも考えられます。
日当たりが悪ければ光熱費がかかり、各部屋に冷暖房器具を設けている場合は冷暖房費をネックに感じてしまう傾向です。

また、子ども部屋を設けたいと思って3LDKの間取りにした場合、独立時に部屋が余ってしまいます。
子どもが巣立った際、どのように部屋を活用するか検討しておかなければ、デッドスペースとなってしまうのがデメリットです。

 

平屋で3LDKの間取りをつくるポイント5選

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平屋で3LDKの間取りをつくるポイントは、以下の5つです。

  1. 家族構成や生活スタイルに適した広さにする
  2. 寝室の配置を慎重に考慮する
  3. 採光や通風を確保しやすい形状にする
  4. 水回りを近づける
  5. LDKを真ん中に配置する


理想の家づくりを実現できるよう、さっそく見ていきましょう。

 

ポイント①:家族構成や生活スタイルに適した広さにする

平屋で3LDKの間取りをつくるときは、家族構成や生活スタイルに適した広さにするのがポイントです。
家族構成や生活スタイルにあった間取りにしなければ、将来部屋があまったり、居住スペースが手狭になったりする場合もあります。

多様なライフスタイルを想定した場合、3〜4人家族に必要と考えられる住宅面積水準は、以下の通りです。

世帯人数

住宅面積水準

3人

22.7坪(75㎡)~30.3坪(100㎡)

4人

28.7坪(95㎡)~37.8坪(125㎡)


LDKの広さや収納スペースによっても居住空間の大きさは異なりますが、3~4人家族が3LDKの平屋を検討する際は30坪を目安に考えるとよいでしょう。
30坪の建売物件に関する基礎知識を知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】30坪の建売物件は広い?快適に過ごすアイデアや間取り例を解説

引用元:国土交通省|令和3年住生活基本計画(全国計画)

 

ポイント②:寝室の配置を慎重に考慮する

平屋は2階建て住宅と異なり、寝室も1階に配置されるため、間取りを慎重に考慮する必要があります。
寝室がリビングに近いと生活音が気になってしまい、睡眠に影響を及ぼす可能性も少なくありません。

また、プライバシーを確保しやすい場所に寝室が配置されている間取りか確認するのもポイントです。
玄関やリビングから近い位置に寝室があると、来客の際、鉢合わせするケースがあります。
1人ずつ部屋を設けられる3LDKのよさを損ねないよう、各部屋の配置はじっくり検討しましょう。

 

ポイント③:採光や通風を確保しやすい形状にする

採光や通風を確保して、明るく開放的な空間を実現できるよう間取りの形状を考慮するのが重要です。
正方形の間取りよりL字型やコの字型のほうが壁面を増やせるため、光や風を取り入れやすくなります。

形状を変えることで部屋数が多くても、明るい間取りを実現可能です。
また、L字型やコの字型は共同スペースとプライベートスペースをゾーン分けしやすいため、居心地のよい空間をつくれます。

部屋数が多くても自然環境を取り入れた平屋を実現できるよう、形状の種類を把握しておくのがポイントです。

 

ポイント④:水回りを近づける

水回りを近づけることで、家事だけでなく生活の利便性を高められます。
移動距離が短くなり、家事の負担を軽減できるためです。

水回りには、以下の場所が挙げられます。

  • キッチン
  • 浴室
  • 洗面室
  • トイレ
  • ランドリールーム


例えば、
水回りが近ければ料理の合間に洗濯を畳むといった作業を同時に進められます。
家事のストレスを軽減できるため、住み心地のよい家となるでしょう。

アサヒグローバルホームでは家事の負担を減らせるよう、家づくりにこだわっています。
注文住宅と変わらない品質にこだわった建売住宅の特徴を知りたい方は、わたしたちのこだわりをご覧ください。

 

ポイント⑤:LDKを真ん中に配置する

LDKを真ん中に配置すると、各部屋への移動が便利になります。
平屋は1階のみの構造になっており、LDKを家の中心に置くことで家族がどこにいても存在を感じやすくなるためです。

LDKを軸に行き来するため、顔を合わせる機会が増えるメリットもあります。
また、LDKを中心に配置すると洗面室やトイレ、寝室などどこへ行くにも移動距離が短くなります。
家族とのコミュニケーションをとりやすい平屋の魅力を活かしつつ、移動のストレスを軽減できるのがポイントです。

 

3LDKと4LDKの平屋間取りの違い

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平屋で3LDKと4LDKの違いは、以下の通りです。

3LDK

4LDK

  • リビング・ダイニング・キッチン・3つの居室
  • 4人家族で子どもが2人いる場合、子ども2部屋・夫婦1部屋で居室を分けられる
  • 部屋が空いても書斎や収納スペースなど、用途にあわせて使い分けられる
  • 各部屋のスペースを広くとれる
  • リビング・ダイニング・キッチン・4つの居室
  • 4人家族で子どもが2人いても、1人ずつ居室を確保できる
  • 来客用の部屋をつくれる
  • 家族が増えても対応できる


3LDKと4LDKの大きな違いは、居室の数です。
居室が多ければ家族が増えた場合に対応しやすいですが、人数が減った際に空き部屋が増えてしまう可能性が考えられます。

また、30坪の平屋を検討する場合、居室数が多い分4LDKは各部屋が狭くなってしまう傾向です。
部屋の広さを重視すると建築費用がかかるため、家族構成やライフスタイルにあわせて間取りを検討しましょう。

 

【20坪台】平屋で3LDKのおしゃれな間取り例3選

平屋で3LDKのおしゃれな間取り例は、以下の3つです。

  1. 帰宅後無駄なく移動できる動線を設けた平屋【25坪】
  2. 水回りを近づけて家事の効率性を高めた平屋【27坪】
  3. ゾーン分けでプライバシーを確保した平屋【26坪】


コンパクトな平屋を検討している方は、参考にしてください。

 

間取り①:帰宅後無駄なく移動できる動線を設けた平屋【25坪】

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こちらの住宅は帰宅動線を設けた間取りで、注目ポイントは以下の2つです。

  1. 玄関とリビングの間にファミリークローゼットを設けている
  2. ファミリークローゼットと洗面室の距離を近づけて洗濯の効率性を高めている


玄関からファミリークローゼットを経由してリビングへ向かう間取りになっているため、
各々荷物を収納する習慣を身につけられる点がポイントです。
帰宅後、LDKに物が散乱しにくく、常にすっきりした空間をつくれます。

間取り図

また、ファミリークローゼットと洗面室の距離を近づけ、洗濯動線を短くしているのも特徴です。
洗濯〜しまうまでの工程をスムーズにできるため、効率よく家事を進められます。

 

間取り②:水回りを近づけて家事の効率性を高めた平屋【27坪】

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こちらの住宅は家事動線にこだわった間取りになっており、注目ポイントは以下の2つです。

  1. 水回りを一箇所にまとめている
  2. 動線上に収納スペースを設けており、物をリビングに置かない工夫がされている


キッチン・ランドリールーム・トイレ・浴室が一箇所に集まっているため、家事を同時進行しやすいのが特徴です。
水回りに回遊動線を設けており、行き来をスムーズにしているのもポイントといえます。

間取り図

また、こちらの間取りはパントリーやファミリークローゼットなど、動線上に収納スペースを設けているため、適材適所に収納が可能です。
居室にも収納スペースを取り入れており、リビングが散らからずすっきりした印象を与えられます。

 

間取り③:ゾーン分けでプライバシーを確保した平屋【26坪】

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こちらの住宅はプライバシーに配慮した間取りになっており、注目ポイントは以下の2つです。

  1. 共同スペースとプライベートスペースを分けやすい形状になっている
  2. 中庭を取り入れて採光や通風を確保している


L字型の平屋になっており、ゾーン分けしやすい間取りになっているのが特徴です。
寝室とテレビに距離があるため、生活音が気になりにくい点もメリットといえます。

間取り図

また、こちらの間取りでは採光や通風を確保できるよう中庭を設けているのがポイントです。
自然光が差し込むため、家族団らんスペースとなるLDKが明るく開放的な空間になっています。

中庭がある平屋のメリットとデメリットを知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】中庭がある平屋で後悔しないためには?メリットと注意点・間取り例を解説

 

まとめ:3LDK平屋の間取りでゆとりある空間を実現

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平屋で3LDKの間取りにすると居室スペースが3つになるため、プライバシーを確保しやすいメリットがあります。
また、共同空間とプライベート空間を分けやすく、メリハリが生まれて住みやすい家を実現可能です。

寝室の配置や採光の確保などを意識すると、生活に不便さを感じにくくなります。
3LDKのメリットとデメリットを踏まえたうえで、間取りを検討するのが大切です。

アサヒグローバルホームでは、3LDKの平屋以外にも家族構成やライフスタイルにあわせた間取りを提供しています。
理想とする平屋の間取りを見つけたい方は、物件を探すからご覧ください。

【関連記事】シンプルな平屋の魅力とは?おすすめな人の特徴・注意点・間取り例を解説
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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。