平屋をL字型間取りにするメリットは?25坪・35坪の施工事例も紹介
平屋住宅にもさまざまな種類がありますが、中庭と一体感のある形がL字型です。
プライベートガーデンやゾーン分けができるなど、L字型の平屋にはメリットが多数あります。
とはいえ、L字型の場合、リビングの場所など間取りに迷う方も多いのではないでしょうか。
空間を上手く活用しないと利便性の良い間取りにならない場合があるため、考慮のうえ検討することが大切です。
この記事では、L字型の平屋住宅にするメリットとデメリットを紹介します。
実際の施工例を坪数別にも解説しているので、平屋を検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
平屋のL字型間取りとは
L字型の平屋は、名前の通り「L」の形をした家です。
庭をL字型で囲んで、プライベートガーデンや中庭をつくれる点が特徴といえます。
L字型平屋の場合、庭側に掃き出し窓を設けて開放的な空間を演出したり、ウッドデッキをプラスしてアウトドアリビングにしたりと間取りを工夫できます。
また土地の形にもよりますが、長方形や正方形ではない土地に建てやすいのがL字型の間取りです。
旗竿型や三角形の土地にも適応するため、土地の形を選ばないのもL字型間取りの良さといえるでしょう。
ほかにもL字型は通常の平屋と異なり、外観のデザイン幅も広がります。
- 周りから見えない庭でガーデニングをしたい
- 他と違う個性的な家にしたい
- 平屋を建てたいけど変形型の土地で間取り作成が難しい
上記のような方には、L字型の間取りがおすすめです。
弊社アサヒグローバルホームでも、おしゃれな平屋を多数取り扱っております。
平屋のモデルルーム見学をしたい方は、「見学予約・建売物件のお問い合わせ」ページからお気軽にお問い合わせください。
平屋をL字型間取りにする3つのメリット
平屋をL字型の間取りにするメリットは、以下の3つです。
- 間取りをゾーン分けできる
- 外観をおしゃれにできる
- 開放的な空間をつくれる
ご自身の好みやライフスタイルと照らし合わせたL字型間取りを検討しましょう。
メリット①:間取りをゾーン分けできる
L字型の平屋は、ゾーンによって間取りを区別できます。
平屋は、プライベート空間と公共空間を分けにくい点がネックです。
しかし、L字型の場合は角を軸として、リビングやキッチンなどの公共空間と・寝室や趣味部屋といったプライベート空間をゾーン分けできます。
壁を作らずにゾーン分けできるため、音が気にならないゾーンを隣同士にすることがおすすめです。
メリット②:外観をおしゃれにできる
L字型間取りは、一般的な住宅と異なり、外観の形に個性が出ます。
見える部分も多いため、面で色を分けることも可能です。
窓の形を丸にすれば個性的な家になり、色を黒や白のツートンにすると、モダンテイストな家にもなります。
中庭に縁側を作れば和モダンなシックな家にもできるため、デザインの幅が広がるでしょう。
メリット③:開放的な空間をつくれる
開放的な空間も、L字型間取りのメリットです。
ウッドデッキをつくれると、半屋内の空間となり、より開放的な家になります。
庭側に掃き出し窓を設置すると、長方形の空間となり、室内が広く感じられる間取りを実現可能です。
また、庭と反対側に採光窓を取り入れると光や風が入り、過ごしやすい間取りになります。
空間を上手く活用し、開放的な空間に見える工夫をしましょう。
平屋をL字型間取りにする2つのデメリット
L字型間取りのデメリットは、以下の2つです。
- 耐震性が低くなるリスクが生じる
- メンテナンスコストが高くなる可能性もある
デメリットに注意しながら、間取りを検討しましょう。
デメリット①:耐震性が低くなるリスクが生じる
L字型間取りは耐震性が低くなる場合もあるため、リスクの認識が必要です。
一般的に凹凸のない構造の方が、耐震性に優れている傾向にあります。
もちろん建設は建築基準法に沿って行われるため、少しの揺れで問題が生じることはありません。
しかし、揺れが起きた際に、弱い角の部分などにエネルギーが集中してしまう可能性があるのです。
地震に強い家の構造や耐震性を高めるポイントを知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】地震に強い家の構造とは?耐震性を高める家の特徴・機能・間取り例を紹介
デメリット②:メンテナンスコストが高くなる可能性もある
L字型間取りの場合、メンテナンスコストが高くなる可能性もあるため、注意が必要です。
一般的に複雑な形状の家は、建築費用も高くなります。
また前述の耐震性を高めるため、L字型の角に補強を入れる場合もあります。
角に採光用のFIX窓などを設けた場合、窓のメンテナンスなど、通常の家にはないコストがかかる可能性も少なくありません。
※FIX窓とは窓枠にガラスをはめ込むタイプの窓で、開閉ができないもの
建築費用だけでなく、今後のメンテナンスも視野に入れながら、間取りを検討しましょう。
L字型間取りの平屋に取り入れたいアイデア3選
L字型間取りに取り入れたいアイデアは、以下の3つです。
- 中庭を設ける
- 水回りを1箇所にまとめる
- 外観にこだわる
それぞれのアイデアを取り入れると、利便性の高い間取りが実現できます。
ご自身のライフスタイルに合うかどうか検討しながら、間取りを考えましょう。
アイデア①:中庭を設ける
L字型間取りの特徴は、中庭が設けられることです。
土地の形にもよりますが、L字の内側に中庭を設けると開放的な空間となり、土地を活用できます。
お子様がいる家庭であれば、家事をしている最中やリビングでくつろぎながらでも、庭で遊んでいる様子を見られる点がメリットです。
またリビングとつなげた縁側やウッドデッキがあれば、バーベキューをする際も食材や食器の準備をスムーズに進められます。
室内のように使えるプライベートアウトドア空間がほしい方に、おすすめのアイデアです。
アイデア②:水回りを1箇所にまとめる
L字型の場合、水回りをまとめると家事動線が良くなるでしょう。
- キッチン
- 脱衣所
- 浴室
- ランドリールーム
- トイレ
上記の場所をまとめることで、洗濯・掃除などの家事動線がよくなり、家事の時短が図れます。
構造的にも排水設備がシンプルになるため、水回りに関するトラブルが発生した際のメンテナンス費用も抑えられます。
L字型は壁で仕切らずにゾーン分けができるため、水回りも1か所にまとめられやすい間取りです。
開放的でおしゃれ、かつ家事など生活の利便性も高めたい方にはおすすめのアイデアでしょう。
アイデア③:外観にこだわる
L字型間取りの場合、デザインの幅が広がるため、外観にこだわるのもおすすめです。
こだわるポイントは、以下の3つです。
- 屋根や窓の形
- 色合い
- 素材
家の印象を左右するのは、形や色になります。
遊び心をいれたいのであれば、丸やカーブなどの曲線を取り入れるとよいでしょう。
モダンでシックな雰囲気が好きな方は、ツートンの配色がおすすめです。
また壁や屋根の素材までこだわれば、他にはない唯一無二の住宅ができます。
ご自身の好みに合わせた外観にできるよう、統一感をもって検討しましょう。
おしゃれで生活しやすいL字型間取り例2選
お洒落で生活しやすい、L字型の間取り例を2つ紹介します。
- 【約25坪】複数の帰宅動線が設けられた2LDKの平屋
- 【約30坪】外観がおしゃれな3LDKの平屋
いずれも家事動線とデザイン性が考え抜かれたL字型の間取りのため、家づくりの参考にしてください。
間取り例①:【約25坪】複数の帰宅動線が設けられた2LDKの平屋
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- L字型の内側に配置された玄関
- ツートンカラーを採用した外壁
L字型の内側に玄関を配置し、Lの横棒をリビング、縦棒に水回りと居室をまとめています。
回遊できる設計になっており、家事動線を意識した間取りになっている点も特徴です。
また、玄関から洗面室、玄関からリビングと帰宅動線を2つ設け、大きな荷物がある買い物後の動線も考えられています。
外壁には白と茶のツートンカラーを採用し、モダンテイストの家になっています。
外観もスタイリッシュで、おしゃれさも室内の利便性も考慮された住宅です。
間取り例②:【約30坪】外観がおしゃれな3LDKの平屋
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 角にまとまった水回りとファミリークローゼット
- グレーと紺のシックな外観
水回りはL字型の角にまとめ、ファミリークローゼットを隣接させています。
洗濯機のある脱衣室とファミリークローゼットが近いと、洗濯動線が良くなり、家事の効率化が図れます。
また、外観は半分以上を淡いグレーにしており、アクセントとして紺をいれています。
シンプルでまとまりがある、シックな外観もポイントの1つです。
外観にこだわりたい場合、素材にも着目すると良いでしょう。
アサヒグローバルホームの建売住宅で採用されている外壁について選び方を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】建売住宅で使われている外壁の種類は?塗装の時期・選び方・間取り例を紹介
まとめ:L字型間取りの平屋でプライバシーに配慮した間取りを実現
L字型間取りの平屋は、プライベート空間をつくれるため、プライバシーに配慮した家を実現できます。
また開放的な空間とデザイン性の高い外観もつくれるため、個性的な家にしたい方にはおすすめです。
耐震性が低いなどのデメリットも考慮し、間取りを検討しましょう。
アサヒグローバルホームでは、L字型間取りの平屋も建築しております。
おしゃれさと家事動線の良さを兼ね備えたL字型の家を見たい方は、物件を探すからご覧ください。
【関連記事】平屋で北玄関を取り入れた間取り例・メリット・デメリットを解説
【関連記事】30坪の平屋がおすすめな世帯とは?間取り図や取り入れたいアイデアを解説
【関連記事】平屋風二階建ての間取りとは?取り入れたいアイデアや施工事例を解説
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この記事の監修

足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。