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2024年09月10日

建売住宅の玄関は狭い?一般的な広さや狭くても快適に過ごせる工夫を紹介

玄関

玄関は家の顔ともいわれており、住まいの第一印象を決める重要なスペースです。
建売住宅を検討する際、「狭い玄関にはしたくない」と考える方も多いのではないでしょうか。

玄関が狭いという理由から不便さを感じて後悔しないためにも、一般的な広さを理解しておくのが大切です。

この記事では、建売住宅の一般的な広さと目安について解説します。
狭くても快適に過ごせる工夫や間取り例も紹介するので、玄関で後悔したくない方は参考にしてください。

 

建売住宅の玄関は狭い?一般的な広さと目安を解説

玄関

建売住宅の玄関に関する基礎知識として、以下の2つを解説します。

  1. 一般的な玄関の広さ
  2. 玄関の広さを決めるときの目安


それぞれ見ていきましょう。

 

一般的な玄関の広さ

建売住宅の一般的な玄関の広さは約3帖で、以下のスペースに分けられます。

  • 土間
  • ホール
  • 収納


玄関の間口は1.35m以上、奥行きは1.2m以上あると狭さを感じにくい傾向です。
1帖は、一般的に縦182cm、横91cmといわれています。

3帖の分け方は間取りによって異なりますが、各スペース1帖ずつあれば玄関に不便さを感じにくいでしょう。
したがって、建売住宅の玄関は生活するうえで狭いとは感じにくい広さといえます。

 

玄関の広さを決めるときの目安

一般的に建売住宅の玄関の広さは約3帖ですが、世帯人数によっては狭いと感じる場合もあります。
玄関の広さを決めるときの目安は、下表の通りです。

世帯人数

家のサイズ(居住面積水準)

玄関の広さ目安

2〜3人

22.7坪~30.3坪(70.0㎡~100.2㎡)

3〜4畳

3〜5人

30.3坪〜45.4坪(100.1㎡~150.1㎡)

3.5〜5畳

4人以上

37.8坪(125㎡)~

4.5畳〜


世帯人数や家のサイズだけでなく、ベビーカーや自転車など
何を置きたいかを考慮のうえ広さを決めるのが狭さを感じさせないポイントです。

引用元:国土交通省|令和3年住生活基本計画(全国計画)

 

建売住宅を建てる際に玄関が狭いことで起こる後悔

玄関

建売住宅を建てる際に玄関が狭いことで起こる後悔として、以下の可能性が考えられます。

  • 玄関前で渋滞が起こりやすい
  • 生活感が出やすい
  • 荷物の出し入れがしにくい


玄関で後悔しないように、注意点を押さえておきましょう。

 

後悔①:玄関前で渋滞が起こりやすい

建売住宅の玄関が狭いと、出入りする際に渋滞してしまう可能性が考えられます。
狭い玄関では、1人ずつしかスペースを利用できないためです。

例えば、通勤や通学の時間が被ってしまうとすぐに家を出られません。
朝はとくに忙しいタイミングのため、玄関の狭さによりストレスを感じやすくなります。
狭いと家を出入りするのに時間がかかるため、玄関の広さを後悔する場合があるでしょう。

 

後悔②:生活感が出やすい

建売住宅の玄関が狭い場合、生活感が出やすくなります。
収納スペースが確保できなければ、玄関に荷物を置く必要が出てくるためです。

土間部分に靴やベビーカーなどが置いてありごちゃごちゃしていれば生活感が出て、見栄えもよくありません。

清潔感がないようにも見えるため、来客にもよくない印象を与えてしまいます。
家の顔となる玄関はすっきり見せられるよう、世帯人数にあった広さと収納スペースが必要です。

 

後悔③:荷物の出し入れがしにくい

建売住宅の玄関が狭ければ、荷物の出し入れがしにくいという理由から後悔する場合があります。
玄関は外と家を行き来するスペースのため、スムーズな移動ができなければストレスを感じやすくなるでしょう。

例えば大きな荷物を持って帰ってきた際、玄関が狭いと置き場がなく、部屋まで運ぶ必要があります。
荷物の出し入れでストレスを感じないためにも、玄関の広さは適切なサイズを検討するのが大切です。

 

玄関が狭くても快適に過ごせる5つの工夫

玄関ホール

玄関が狭くても快適に過ごせる工夫は、以下の5つです。

  1. 鏡を設置する
  2. 吹き抜けで開放感を演出する
  3. ダウンライトを取り入れる
  4. 収納を広くする
  5. 整理整頓できる動線を設計する


玄関を広く見せたい方は、参考にしてください。

 

工夫①:鏡を設置する

鏡を設置することで、狭い玄関が広く見えます。
鏡の反射効果により奥行きを感じさせやすく、玄関が広く見えるためです。

床と照明が見える縦方向に長い鏡を選ぶと、視覚的効果により玄関に広がりが生まれます。
さらに鏡に照明が映ることで明るさが増すため、より開放感のある空間を演出可能です。

玄関に鏡がない場合は、壁に貼り付けるタイプのものを選ぶと玄関のスペースを無駄にせず広く見せられます。

 

工夫②:吹き抜けで開放感を演出する

狭い玄関を快適にしたい場合、吹き抜けにするのもおすすめです。
吹き抜けを取り入れると縦方向に空間が広がるため、広く見えるだけでなく開放感を得られます。

高い位置からの採光を確保可能なので、自然光が玄関に入るようになります。
照明機器をつけなくても自然の明かりが玄関に差し込み、視覚的な広さを感じやすくなるのも吹き抜けを取り入れるメリットです。

また、吹き抜けに小窓を設置するなど通風性を考慮すると換気もできるため、玄関のにおいや湿気対策ができます。
吹き抜けのメリットとデメリットについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】吹き抜けのある家で後悔しない!メリット・デメリット・施工事例を解説

 

工夫③:ダウンライトを取り入れる

狭いと感じる玄関には、ダウンライトを取り入れると広い空間を演出できます。
ダウンライトとは、天井に埋め込むタイプの照明器具のことです。

ダウンライトの多くは凹凸のないシンプルなデザインになっており、天井の面積を広く見せられるため、玄関がすっきりした印象になります。

なお、視線が上に集まりやすいデザイン性の高い照明器具を取り入れるのも広く見せる方法ですが、玄関をすっきり見せたい場合はダウンライトがおすすめです。

 

工夫④:収納を広くする

玄関を狭いと感じさせない工夫として、収納を広くする方法があります。
収納を広くすることで玄関まわりを圧迫しなくなり、すっきりした印象を与えられるためです。

シューズインクローゼットや土間収納を設けると使わないものをしまえるため、玄関に生活感が出にくくなります。

さらに、ベビーカーや車いすなどの大きいものも室内で保管可能です。
玄関に必要最低限のものしか置いていなければ、狭くても快適に過ごせる玄関となるでしょう。
土間収納のメリットやデメリットについて知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】土間収納のメリット・デメリットは?活用アイデアと3つの施工実例も解説

 

工夫⑤:整理整頓できる動線を設計する

狭い玄関を快適にするには、物を置きっぱなしにしないよう整理整頓できる帰宅動線を設計するのもポイントです。
帰宅動線では、玄関・ファミリークローゼット・脱衣室といったように帰宅の流れをつくれます。

動線を設けることで無駄なく動けるため、家族全員が自然に片付けする習慣を身につけられるのがメリットです。

また、パントリーやキッチンへ直接行ける動線を確保すると、玄関に買った物を置きっぱなしにしなくて済みます。
帰宅動線の良さを意識すると、整理整頓できる状態が維持されて玄関がすっきりするでしょう。

 

狭い玄関を広く見せる動線を確保した間取り例

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 玄関に収納スペースを設けて広々とした空間を実現している
  2. 帰宅動線により整理整頓の習慣を身につけられる


玄関に土間収納を取り入れており、
靴だけでなくベビーカーやゴルフバッグといった大きい荷物を収納できます。
玄関をすっきり見せられるため、狭さを感じさせない空間となっているのが魅力です。

間取り図

また、玄関・ファミリークローゼット・ランドリールーム・浴室の動線が確保されているのが特徴で、移動しながらコートやカバンなどを片づけられます。
玄関に荷物を置きっぱなしにしない動線がつくられているため、広さを気にせず快適に過ごせるでしょう。

アサヒグローバルホームでは、注文住宅と変わらない品質にこだわった建売住宅を提供しています。
当社の家づくりが気になる方は、アサヒグローバルホームの特徴をご覧ください。

 

まとめ:玄関が狭いと感じさせない住まいを建売住宅で実現

玄関ホール

建売住宅の一般的な玄関の広さは3帖ですが、世帯人数や家のサイズによっても異なります。
玄関が狭いと渋滞が発生したり生活感がでたりするため、後悔する可能性もあるでしょう。

狭い玄関でも快適に過ごすためには、吹き抜けや収納スペースの確保といった工夫をするのがおすすめです。
アサヒグローバルホームでは、狭さを感じさせない玄関を設けた建売住宅を提供しています。
当社の物件情報を知りたい方は、物件を探すからご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。