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2024年10月24日

パントリーの間取りアイデア5選!理想の広さやおすすめ施工事例も紹介

パントリー

パントリーとはキッチン周辺に設けられる収納を指し、食品庫とも呼ばれます。
キッチン周辺の収納は非常に重要で、パントリーの有無によってキッチンまわりのすっきり加減が左右されます。
しかしパントリーを作るうえで、キッチン周辺の間取りが気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、パントリーを取り入れた間取りアイデアを5つ紹介します。
理想の広さや実際の施工事例もあわせて紹介するので、家づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

 

家事動線が良いパントリーの間取りアイデア

ダイニングキッチン

「家事動線」とは、家事をする際の道筋のことです。
パントリーと家事動線をあわせて考えることで、家事の効率性を高められます。

間取りのアイデアは、以下の5つです。

  1. キッチンの横や背面に配置する
  2. 玄関からつなげる
  3. パントリーに勝手口を設ける
  4. 階段下を有効活用する
  5. 家事室と兼用する


家事動線を意識して、間取りを検討しましょう。
パントリーのメリット・デメリットを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】パントリーとは?メリット・デメリットと家事動線の優れた間取り実例を解説

 

アイデア①:キッチンの横や背面に配置する

キッチンの横や背面にパントリーを配置すると、料理をする際、非常に便利です。
調味料や食品のストックは幅を取りやすく、キッチン上・下の収納を圧迫してしまいます。
収納が圧迫されるとキッチン上に物が増え、料理がしにくくなってしまうでしょう。

キッチン横や背面にパントリーがあれば、調味料などを入れられるため、料理の効率化が図れます。
またキッチン上の物が減るため、すっきりした見た目になるのもメリットです。

  • 調味料や食品ストックが多い方
  • キッチンの見た目をすっきりさせたい方
  • 料理の効率化を図りたい方


上記の方は、キッチンの横や背面にパントリーを配置するのがおすすめです。

 

アイデア②:玄関からつなげる

玄関からつなげた場所にパントリーを配置すると、整理整頓ができます。
帰宅後、キッチンやリビングに荷物を置いてそこから収納へ運ぶのが面倒、という方も多いでしょう。

玄関からパントリーをつなげると、リビングやキッチンを経由せず収納が可能です。
また、物をパントリーにまとめておくことで整理整頓が簡単にできます。

  • 重い荷物を持ちたくない方
  • まとめ買いをする方
  • 整理整頓したい方


上記の方は、玄関からパントリーまでの移動距離が短い間取りを考えるとよいでしょう。
パントリーが玄関からつながる場合、以下の記事を参考にしながら、土間収納もあわせて検討するとより良い間取りになります。

【関連記事】土間収納のメリット・デメリットは?活用アイデアと3つの施工実例も解説

 

アイデア③:パントリーに勝手口を設ける

パントリー内に勝手口を設けると、荷物の出し入れが楽になります。
車から家の中に運ぶのが大変な重い荷物や大きいものがある際、パントリーに勝手口があればそのまま室内に運べるためです。

玄関を経由せず車からパントリーへ移動が可能となり、効率良く片付けができます。
また、パントリー内にゴミ箱を取り入れた場合、玄関を経由せず勝手口から生ゴミを外に出せる点もメリットです。
なお、パントリーに勝手口を設ける際は、駐車場の位置もあわせて検討しましょう。

 

アイデア④:階段下を有効活用する

階段下を有効活用し、パントリーをつくるのも1つの手です。
階段下は狭く、天井も段差になっているため居室などは設けられません。
しかしパントリーにすれば、階段下を有効に活用可能です。

コンパクトな間取りはどうしても収納スペースが不足しますが、このようにデッドスペースを有効活用して収納を確保できます。

  • コンパクトな間取りを希望の方
  • 無駄なスペースをつくりたくない方


上記の方に階段下のパントリーは、おすすめの間取りです。

 

アイデア⑤:家事室と兼用する

家事室と兼用すると、さらにスペースの有効活用ができます。
家事室とは、アイロンや洗濯物をたたむための作業スペースのことです。

家事室とパントリーを兼用すれば、収納だけでなくアイロンや洗濯物を置くスペースも確保できます。
兼用にする場合には通常のパントリーよりも少し広めにする、または作業ができる棚や台を造作するなどの工夫をしましょう。

 

パントリーの主な種類

キッチン

パントリーの種類は、以下の3つです。

  1. 壁付けタイプ
  2. ウォークインタイプ
  3. ウォークスルータイプ


タイプにより、利便性や大きさなどが異なります。
詳しくは、下表をご覧ください。

種類

場所

収納量

通気性

壁付け

キッチン周辺

ウォークイン

どこでも可

ウォークスルー

どこでも可


種類を踏まえたうえで、ご自身のライフスタイルに合うパントリーを選びましょう。

 

種類①:壁付けタイプ

壁付けタイプは、キッチン周辺の壁に収納するタイプのパントリーです。
場所をあまりとらないため、比較的どのようなタイプの間取りにも適用できる汎用性の高さが特徴になります。

壁付けタイプのパントリーは、キッチンの横や背面に収納棚として設置されるのが一般的です。
移動の手間なく取り出せるタイプになっており、スムーズに家事を進めやすいメリットがあります。

ただし、収納量が多くないため、調味料やちょっとした食品のストックに適しています。
扉をつくらなければ通気性は問題ありませんが、設けた場合、湿気が溜まりやすくなる点に注意が必要です。

 

種類②:ウォークインタイプ

ウォークインタイプは、中に人が入れる小部屋になっているパントリーです。
キッチン横や背面だけでなく玄関付近に配置されているタイプで、使い勝手の良さが魅力といえます。

壁付けタイプよりも収納量が多いため、荷物をたくさん置きたい方や買いだめしたい方におすすめです。

ただし、物をたくさん置くことにより臭いや湿気が気になる場合があり、空気清浄機を置いたりこまめに換気したりといった対策が必要になります。
壁付けよりも場所を取るため、本当に必要か考えて配置することが大切です。

 

種類③:ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプはウォークインタイプと類似していますが、出入口が2つあるタイプのパントリーです。

玄関付近やキッチンの背面など、場所があれば比較的どこでも設置できます。
出入口が2つあるため、通気性も良くウォークインタイプより湿気や匂いは気になりにくいでしょう。

またパントリーへのアクセスがしやすいため、物の出し入れや出入りが楽な家事動線の良いタイプです。

 

パントリーの理想的な広さは1畳以上

LDK

一般的なパントリーは、おおよそ1畳以上です。
収納スペースとして活用でき、なおかつ間取りを圧迫しないちょうどいい大きさにしましょう。

1畳は182㎝×91㎝のため、これだけの広さがあれば収納スペースとしては十分です。
なお、「不動産の表示に関する公正競争規約」では畳数を表示する場合、1枚あたり1.6㎡以上の広さがあるという意味で用いられています。
畳のサイズは地域によって異なり、上記の畳数は主に東海地方で使用されている中京間のサイズです。

ただしウォークインやウォークスルーの場合にはもう少し広くとれば、家事室と兼用もできます。

壁付けのタイプは1畳なくても、造作棚を工夫すれば調味料収納庫としても使えるでしょう。
ご自身のライフスタイルにあわせ、生活しやすい間取りを検討することが大切です。

当社では注文住宅と変わらない品質にこだわった分譲住宅を販売しております。
当社の物件に興味のある方は、「わたしたちのこだわり」のページをご覧ください。

引用元:不動産公正取引協議会連合会|令和4年不動産の表示に関する公正競争規約・同施行規則

 

【約30坪】パントリーが使いやすいおすすめ間取り例3選

ダイニングキッチン

パントリーを取り入れた使いやすい間取り例は、以下の3つです。

  1. キッチン横に設けられたパントリー
  2. 荷物をすぐに収納できるよう勝手口を設けたパントリー
  3. 効率的に動ける位置に配置されたパントリー


それぞれの間取りにメリットがあるため、ご自身のライフスタイルと照らし合わせながら検討しましょう。

 

間取り①:キッチン横に設けられたパントリー

外観>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの家は、キッチン横に壁付けのパントリーを取り入れています。
ポイントは、以下の2つです。

  1. キッチン横にパントリーを設け、料理の効率化を重視
  2. 壁付けでキッチンを圧迫しないパントリー


対面キッチンの背面ではなく、横に配置することでリビングやキッチンの広さを圧迫せず、コンパクトに収まったパントリーになっています。
壁付けタイプのため、キッチンまわりをすっきり見せられるのも特徴です。

間取り図

調味料や食品をストックできるため、コンパクトな間取りでもキッチン台が乱雑にならず、整理整頓された状態を維持できます。

 

間取り②:荷物をすぐに収納できるよう勝手口を設けたパントリー

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こちらの家は、パントリーに勝手口を設け、荷物を効率よく収納できるようにしています。
ポイントは、以下の2つです。

  1. 勝手口を設け、外からの荷物の出し入れが可能
  2. キッチン背面に配置し、家事の効率化を重視


パントリー内に勝手口を設けているため、荷物を出し入れできるほか、ゴミを外に出しやすい点もメリットといえます。

間取り図

また、キッチンの背面に収納量の高いパントリーを設けており、食材をストックしやすいだけでなく調理器具などをしまっておける使い勝手の良さが特徴です。

 

間取り③:効率的に動ける位置に配置されたパントリー

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こちらの家は、効率的に家事ができる位置にパントリーを配置しています。
ポイントは、以下の2つです。

  1. 玄関→土間収納→パントリー→キッチンの動線
  2. 土間収納とつながっているパントリー


土間収納とつながっているパントリーは
買い物後の動線が非常に良く、効率的に動ける位置になっています。
またパントリーからキッチンへもつながっているため、リビングを経由せずに物を運べるうえに、キッチン横にある調味料等を置く収納庫としても活躍します。

間取り図

料理の動線だけでなく、買い物後の収納の動線も意識して配置された間取りになっているのが特徴です。

 

まとめ:パントリーを上手く活用するには間取りがポイント

キッチン

パントリーをうまく活用するためには、ご自身のライフスタイルにあったパントリーの位置や広さを検討することが大切です。

そのためには、パントリー以外の間取りも考慮する必要があります。
間取りや実際に物件を見て、生活しやすい理想のパントリーを見つけましょう。

アサヒグローバルホームでは、パントリーを取り入れた家事動線の良い物件を多数用意しています。
パントリーのあるマイホームを検討中の方は「パントリーの物件を探す」ページから気になる物件をご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。