リビングの広さは何畳が理想?ポイント・広く見せるコツ・間取り例を解説
メインルームであるリビングルームは、家の顔とも呼べる重要な部屋の1つです。
ダイニングやキッチンを含めて16~20畳のリビングを採用するのが一般的ですが、「リビングの広さは何畳が理想?」と疑問に感じる方も多いでしょう。
後悔しないためには、家族構成やライフスタイルを踏まえてスペースを検討することが重要です。
そこでこの記事では、リビングの平均的な広さや検討する際のポイントを解説します。
リビングを広く見せるインテリアのコツや間取り実例についても紹介するので、参考にしてください。
目次
新築戸建てのリビングの平均的な広さは?
新築戸建てのリビングの平均的な広さは、建売では16畳、注文住宅では18畳前後です。
ただし、家族構成やライフスタイルによって必要な広さは異なるので、適切なサイズを見極める必要があります。
家族構成によるリビングの大きさの目安は、以下の通りです。
- 夫婦2人:10畳〜
- 家族3人:16畳〜
- 家族4人:18畳〜
- 家族5人:20畳〜
大きなサイズの家具を置きたい場合や、開放感のある空間でゆったりと暮らしたい場合には、20畳のリビングが理想的だといえます。
狭すぎると窮屈で住みづらいのはもちろんですが、広すぎる場合には冷暖房の効率が悪かったり、殺風景になりやすかったりするので注意してください。
また、「ペットと一緒に暮らしたい」「ホームパーティーを開きたい」など希望に応じた広さを選択しましょう。
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リビングの広さを検討する時のポイント3選
リビングの広さを検討する時のポイントは、以下の3つです。
- ライフステージの変化を考慮する
- 置きたい家具の大きさから考える
- リビングの使用目的から考える
ポイントを押さえておけば、入居後のミスマッチを回避できるでしょう。
ポイント①:ライフステージの変化を考慮する
ライフステージの変化によって、最適な広さが異なるので、人生設計に沿ったサイズにすることが大切です。
例えば、家族3人であれば16畳以上が望ましいですが、子どもが家を離れて夫婦2人になった場合には10〜12畳がちょうどいい広さといえます。
スライディングドアなどの仕切りを取り入れて、部屋の間取りを柔軟に変更できる仕様にしておくのがおすすめです。
設計段階から、家族が増えた場合と夫婦2人になった場合の具体的な生活を想定しておくと、失敗しないでしょう。
ポイント②:置きたい家具の大きさから考える
大きな家具を配置したいのであれば、必然的にリビングも広く設定する必要があるので、置きたい家具のサイズからリビングの広さを考えてください。
例えば、「5人掛けのL型ソファを入れて、ゆったり過ごしたい」と考える場合には、18〜20畳のリビングが最適だといえます。
リビングに設置する家具の例は、以下の通りです。
- ダイニングテーブル
- ソファ
- テレビ
その他にも、ペットのゲージやワークスペースを配置したいのであれば、広めに設定するとストレスがないでしょう。
ポイント③:リビングの使用目的から考える
リビングはさまざまな用途を兼ねる場所なので、使用目的から広さを考える必要もあります。
リビングの主な使用目的は、以下の通りです。
- 食事をする
- くつろぐ
- 勉強や仕事をする
- 来客をもてなす
- 子どもの遊び場や運動スペースとして使う
「学習用のスタディーコーナーを設置したい」「親類や友人を呼んでホームパーティーをしたい」と考える場合には、広めのリビングが向いています。
また、リビングの形状には以下の種類があるので、目的に合わせて選択しましょう。
- 直線型
- L字型
- セパレート型
子どもの様子を確認しながら家事をしたい場合には直線型、ゾーン分けをしたい場合にはL字型やセパレート型がおすすめです。
リビングを広く見せるインテリアのコツ3選
リビングを広く見せるインテリアのコツは、以下の3つです。
- 家具の高さを揃える
- 収納を設けてスッキリと片付ける
- 色に統一感をもたせる
コツを掴めば、コンパクトなリビングを採用する場合にもゆとりある印象を与えられるでしょう。
コツ①:家具の高さを揃える
低い位置で家具の高さを揃えると、壁や天井部に余白が増えるため、リビングを広く見せられます。
収納を重視して背の高い棚を設置しがちですが、サイズの大きな家具は圧迫感を生みやすいので注意が必要です。
テレビボードやテーブル程度に家具の高さを揃えれば、空間を広く感じられるでしょう。
家具の上に観葉植物やアート作品を飾って、空間に表情をつけるのもおすすめです。
収納力を高めたい場合には、天井まで届く棚を設置して、壁の一部のように演出する方法もあります。
コツ②:収納を設けてスッキリと片付ける
リビングを広く見せるには、収納を設けてスッキリと片付けることも重要なポイントです。
空間の余白を増やすために収納家具を省くケースも見受けられますが、収納場所がなくなるため、物であふれてしまう可能性があります。
収納場所がないと、急な来客に対応できなかったり、家族それぞれの寝室まで片付ける手間がかかったりするのもネックです。
壁一面の棚や飾り棚など、デザイン性の高い収納を設ければ、おしゃれに整理整頓できます。
コツ③:色に統一感をもたせる
白・ベージュ・パステルカラーなど、淡い色の膨張色で統一すると、空間を広く見せられます。
ダークカラーを利用すれば空間が引き締まって見えますが、広さによっては窮屈さを感じる可能性もあるため慎重に決めましょう。
内装の配色を決める際に気をつけたいポイントは、以下の通りです。
- ベースカラーが70%(天井や壁など)
- メインカラーが25%(テーブルやソファなどの大きな家具)
- アクセントカラーが5%(クッションや小物など)
ベースカラーを含めて、3色でまとめると統一感を感じられる空間を実現できます。
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リビングの広さ別の間取り実例3選
リビングの広さ別の間取り実例として、以下の3つを紹介します。
- 16.5畳のL字型LDKの例
- 18畳のI字型LDKの例
- 21畳のLDKと3畳の畳コーナーを併設した例
どの程度の広さにするか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
実例①:16.5畳のL字型LDKの例
この家では16.5畳のL字型LDKを採用しており、以下の2点がポイントです。
- 食事する場所とくつろぐ場所をゾーン分けできる
- LDKに加えて畳コーナーがあるので広々利用できる
料理をして食事をするスペースと、テレビを見ながらくつろぐスペースをゆるやかにゾーン分けできるL字型LDKなので、空間にメリハリが生まれます。
LDKと隣接して小上がりの畳コーナーが3畳分あるため、広々した空間で生活できるのも魅力です。
畳コーナーには冬にコタツを置くことも可能で、広い用途で利用できるでしょう。
実例②:18畳のI字型LDKの例
この家は18畳のI字型LDKとなっており、以下の2点がポイントです。
- I字型LDKでキッチンからリビングの様子が見える
- 続き間に畳コーナーと収納を設置している
I字型のLDKはリビング・ダイニング・キッチンが一直線に配置されているため、料理をしながらリビングの子どもの様子を見守れます。
また、キッチンからリビングにいる家族に声をかけやすく、コミュニケーション不足になる心配もありません。
リビングの続き間には畳コーナーと収納が配置し、くつろげるのはもちろん、急な来客で物を収納したい場合にも便利です。
実例③:21畳のLDKと3畳の畳コーナーを併設した例
この家では21畳のLDKを採用しており、以下の2点がポイントです。
- 3畳の畳コーナーと合わせて広い空間で生活できる
- LDKカウンター付きでマルチに利用できる
21畳のLDKにプラスして3畳の畳コーナーが配置されており、親類や友人家族などを呼んで大勢でゆったりとした時間を過ごせます。
また、LDKカウンターがあるため、子どもの勉強はもちろん、仕事や家事などマルチに活用できるのも魅力です。
一般的な建売メーカーでは16畳のLDKを提供しているケースが多く、20畳以上のLDKを確保できるケースは珍しいといえるでしょう。
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まとめ:リビングの広さはライフスタイルから逆算して考えよう
リビングの平均的な広さは、建売で16畳、注文住宅で18畳前後です。
家族構成やライフスタイルによって適切な広さが異なるので、逆算して考えることが大切だといえます。
リビングの広さを検討する時のポイントをおさらいしましょう。
- ライフステージの変化を考慮する
- 置きたい家具の大きさから考える
- リビングの使用目的から考える
家具の高さを揃えたり、内装やインテリアの色を統一したりすると、リビングを広く見せられます。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。