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2024年10月03日

建売住宅のリビングは狭い?購入前のチェックポイントや間取り例を紹介

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建売住宅を検討する際、リビングが狭いのか気になる方も多いでしょう。
リビングは家族団らんで過ごしたり、趣味を楽しんだりするスペースになるため、くつろぎやすい空間にしたいものです。

快適に過ごせるサイズを見つけるためには、リビングの一般的な広さを理解しておくのがポイントといえます。

この記事では、建売住宅のリビングは狭いのか、一般的な広さや注意点をまとめました。
購入前にチェックすべき点や、狭いと感じさせない工夫をこらしたリビングの間取り例も紹介するので、理想のマイホームを建てたい方は参考にしてください。

 

建売住宅のリビングは狭い?一般的な広さを解説

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建売住宅のリビングは狭いのか、疑問を感じる方に向けて、以下の基礎知識を解説します。

  • 一般的なリビングの広さ
  • 表記によって広さが異なることも


それぞれ見ていきましょう。

 

一般的なリビングの広さ

建売住宅の一般的なリビングの広さは、16~20帖ほどです。
16〜20帖ほどのリビングは4人家族を想定しているため、家族構成やライフスタイルにあわせて適切なサイズを検討する必要があります。

4人家族で暮らす場合、広さの目安は以下の通りです。

リビングの広さ

特徴

16帖

最低限の広さになり、大きめの家具を選ぶと窮屈感を感じやすい

18帖

大きめの家具を置いてもゆとりある広さで、動線を確保しやすい

20帖

家具の自由度が高く、居住人数が多くても快適にくつろげるがレイアウトが難しい


狭すぎても広すぎても不便さを感じてしまうため、ご自身や家族に最適なサイズを考えるのが大切です。
リビングの広さを何帖にするべきか知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】リビングの広さは何畳が理想?ポイント・広く見せるコツ・間取り例を解説

 

表記によって広さが異なることも

リビングのサイズをチェックする際、表記を確認しておく必要があります。
間取り図に記載されているLDKやLDといった表記によって、リビングの広さは異なるためです。

表記の違いは、下表の通りになります。

LDK

L(リビング)+D(ダイニング)+K(キッチン)

LD

L(リビング)+D(ダイニング)


例えばキッチンが4帖、ダイニングが5帖だった場合、18帖表記のリビングの広さ目安は以下の通りです。

  • Lのみ:18帖
  • LD:13帖
  • LDK:9帖


したがって間取り図に記載されているリビングの畳数には、キッチンやダイニングが含まれている場合もあり、広さが異なる点も押さえておきましょう。

 

建売住宅の購入前にチェックすべきリビングのポイント

ダイニングキッチン

建売住宅の購入前にチェックすべきリビングのポイントは、以下の5つです。

  1. リビングの形状
  2. キッチンのタイプ
  3. 収納の量と位置
  4. 窓の大きさ
  5. 天井の高さ


ポイントを押さえて、快適なリビングを実現しましょう。

 

ポイント①:リビングの形状

同じサイズでもリビングは、形状によって視覚的な広さが異なります。
建売住宅の主なリビングの形状は、以下の通りです。

  1. I字型
  2. L字型
  3. セパレート型


例えば、I字型はリビングからキッチンまでが一直線になっているため、一体感が生まれてリビング全体を広く見せられます。
L字型やセパレート型は空間を区分しやすいため、リビングとダイニングをゾーン分けできる一方、I字型に比べて狭く感じるでしょう。

リビングの目的にあわせてリビングの形状を検討すると、快適にくつろげる居住スペースを実現できます。

 

ポイント②:キッチンのタイプ

リビングの広さを考えるときは、キッチンのタイプをあわせて検討する必要があります。
キッチンのタイプによっては、リビングスペースが狭くなるためです。

建売住宅のキッチンには、以下の種類があります。

  • I型キッチン
  • L型キッチン
  • ペニンシュラ型キッチン
  • アイランド型キッチン


I型キッチンのサイズは、奥行き60~65cm、横幅180~300cmが一般的です。
対して、独立タイプとなるアイランド型キッチンのサイズは、奥行き75~100cm、横幅240~270cmほどになります。

奥行きや横幅は異なるため、採用するキッチン次第ではリビングのスペースを狭める可能性があります。
したがって、アイランド型キッチンを取り入れると、リビングが狭いと感じる場合もあるでしょう。

なお、アサヒグローバルホームではキッチンや床材をはじめ、快適な暮らしを実現できるよう高品質な設備が備わっています。
注文住宅と変わらない品質を提供している当社の新築建売住宅の特徴について知りたい方は、わたしたちのこだわりをご覧ください。

 

ポイント③:収納の量と位置

リビングが狭いと感じないようにするためには、収納の量と位置のチェックが大切です。
収納スペースがリビングになければ、物が散乱する原因につながります。

物でごちゃごちゃすると狭く感じるだけでなく、生活感が出て見栄えもよくありません。
リビングをすっきりした印象にできるよう、適切な位置に収納スペースを設ける必要があります。

収納スペースを検討する際は、何をしまうのか明確にしたうえでサイズを決めると快適かつ広いリビングをつくれます。

 

ポイント④:窓の大きさ

リビングの間取りを決めるときは、窓の大きさにも注目しましょう。
リビングの窓には採光を確保する目的があり、広さを左右する要素になります。

大きな窓を設けた場合、自然光を取り入れられるため明るく開放的な空間となり、リビングを視覚的に広く見せられるのが特徴です。

採光は広さに大きな影響を与える要素で、窓から自然光が差し込まなければ狭いと感じてしまいます。
間取りをチェックする際は、窓の位置も重要です。

 

ポイント⑤:天井の高さ

リビングの広さは、天井の高さによって異なります。
天井が高ければ縦に空間が広がるため、開放的なリビングを演出可能です。

勾配天井やスキップフロアなど、スペースにメリハリができるとリビング全体の印象が変わります。
また、窓を高い場所に配置できるため、自然光がリビング全体に差し込み明るい空間になるのもメリットです。

狭いと感じないリビングづくりとして、天井の高さもポイントといえます。
新築一戸建ての一般的な天井高について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】天井が高い家は何センチ?一般的な天井高・メリット・デメリットを解説

 

狭いと後悔しないリビングのつくり方

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入居後狭いと後悔しないリビングをつくるときのポイントは、以下の通りです。

  • リビングの形状にあわせた間取りを考える
  • ソファとテレビの距離を意識する
  • 生活感が出ないよう収納スペースを設ける
  • 生活動線が良いレイアウトにする
  • リビングの広さに適した家具のサイズを選ぶ


テレビとソファの最適な距離は
フルHDの場合、「画面の高さ×3」が目安といわれています。
近すぎると目が疲れてしまい、遠ければ画面が見えにくくストレスを感じやすいため、快適にくつろげるよう距離を意識するのが重要です。

また、大人1人が通路を通るには60cmの幅が必要になります。
移動の利便性を高められるよう、通路の幅を意識しながら家具の配置を考えましょう。

 

狭いと感じさせない工夫をこらしたリビング間取り例

狭いと感じさせない工夫をこらしたリビングの間取り例は、以下の3つです。

  1. 大きな窓が設けられた横長リビング
  2. 畳コーナーと一体化したリビング
  3. 生活動線を確保したリビング


リビングを検討する際の参考にしてください。

 

間取り①:大きな窓が設けられた横長リビング

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こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。

  1. 大きな窓が複数設置されており自然光を取り入れられる
  2. 中庭を設けているため視覚的効果が期待できる


横長リビングは大きな窓を設けることで、採光を確保しやすいメリットがあり、自然光により明るく広々とした空間を実現可能です。

間取り

また、中庭により屋外とのつながりが生まれ、実際の広さよりリビングを広く見せられる視覚的効果が期待できるのも特徴といえます。
眺望を楽しみつつ、ゆったりくつろげるスペースが魅力の間取りです。

 

間取り②:畳コーナーと一体化したリビング

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こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。

  1. 畳コーナーとの一体感により広く見える
  2. L字型のためメリハリのある空間をつくれる


畳コーナーを隣接し、
つながりを設けることで視覚的に広く見える間取りになっています。
2つの空間をあわせると20帖以上の空間になるため、狭いと感じず過ごせるでしょう。

間取り図

間取り図

また、こちらの間取りはL字型になっており、リビングとダイニングをゾーン分けできるのが特徴です。
リビングを独立させたレイアウトにすると、プライベート空間として快適に過ごせるスペースがつくれます。

 

間取り③:生活動線を確保したリビング

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こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。

  1. 生活動線を確保しており、移動に便利な配置になっている
  2. 大きな開口部を設けてリビング全体が明るい空間になっている


リビングを家の中心に配置しているため、
自室や浴室、玄関などあらゆる場所への移動が便利な間取りになっています。
キッチンからはリビング全体が見渡せることから、家族とコミュニケーションをとりやすいのも魅力です。

間取り図

また、こちらの間取りは横長リビングになっており、リビング全体に日が差し込む大きな窓を設けています。
採光によりリビングが明るいため、気分よく過ごしやすい空間を実現しています。

 

まとめ:狭いと感じさせないリビングを建売住宅で実現しよう

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建売住宅におけるリビングの一般的な広さは16~20帖といわれていますが、家族構成やライフスタイルにあわせて最適なサイズを検討するのが大切です。

リビングやキッチンの形状、窓の大きさなどによっても、リビングの雰囲気は変わり、狭くも広くもなります。
生活動線や家具の配置を意識すると、狭さを感じさせないリビングを作れるでしょう。

アサヒグローバルホームでは、I字型やL字型などさまざまなタイプのリビングを設けた物件を提供しています。
ご自身や家族に最適な広さのリビングを見つけたい方は「物件を探す」からご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。