庭がない建売住宅が多い理由は?おしゃれな庭づくりアイデア例も紹介

マイホームを購入する際、庭付きを検討する方もいるのではないでしょうか。
庭があると、バーベキューやガーデニングが自宅で楽しめます。
しかし、新築住宅は増え続けているものの、広々とした庭がついている住宅は少なくなりつつあります。
建売住宅も例外ではなく、庭がない物件も珍しくありません。
そこで、この記事では庭がない建売住宅が増えている理由について解説します。
庭を設けるメリット・デメリットに加えて、おしゃれな庭づくりアイデアも紹介するので、理想の家づくりを実現したい方は参考にしてください。
目次
庭なしの建売住宅が多い理由

庭なしの建売住宅が増えている理由は、以下の2つです。
- 分譲地に建てられている
- 庭の利用頻度が少なくなっている
現代の傾向を踏まえたうえで、庭付きの住宅にするか検討しましょう。
理由①:分譲地に建てられている
近年では、建設業者が大きな土地を購入して分譲し販売する方法が主流になっています。
そのため建売住宅は分譲地に建てられるケースが多いことが、庭なしの物件が増えた理由です。
分譲地はあまり大きなスペースを取らず、コストパフォーマンスが良い点が特徴です。
居住スペースを削れば室内が狭くなってしまうため、必然的に庭が削られてしまいます。
分譲住宅は庭が小さい場合やないケースがほとんどで、代わりにバルコニーやベランダの広く設ける建売物件も増えています。
そのため、バルコニーと庭、どちらが良いか内覧時に確認しましょう。
なお、建売住宅と分譲住宅の違いについて、おさらいしたい方は以下の記事をあわせてご覧ください。
【関連記事】建売住宅と分譲住宅の違いを検証!選ぶポイントや間取り例も紹介
理由②:庭の利用頻度が少なくなっている
庭の利用頻度が少なくなっている点も、理由の1つです。
庭に憧れを持つものの、実際は庭に出ることや近所の人との交流が面倒に感じる人が多い、というのが現実です。
「分譲住宅における庭の形式と利用実態に関する研究」によると、平日庭に出る回数は1〜2回、時間も30分以内が平均となっています。
隣の家や通行人と接触があることを面倒だと感じ、庭に出ない方も多い印象です。
庭は利用頻度の少なさから家を建てるうえでの優先順位が低いため、建売住宅でも設けていないケースが増えています。
引用元:東新住建株式会社経営研究所|平成19年分譲住宅における庭の形式と利用実態に関する研究
建売住宅に庭を設ける3つのメリット

庭付き建売住宅のメリットは、以下の3つです。
- 隣の家との間にスペースが確保できる
- 家族とのコミュニケーションを育む場となる
- 資産価値が高まる
メリットを踏まえたうえで、庭付きの建売住宅の購入を検討しましょう。
なお、アサヒグローバルホームでは庭付きの建売住宅を多数提供しております。
当社のこだわりがつまった庭付き物件の詳細について詳しく知りたい方は、物件を探すからご覧ください。
メリット①:隣の家との間にスペースが確保できる
庭があることで、隣の家との距離が保たれます。
庭がない建売住宅の場合、密着度が高くなるため音や気配を感じやすく、ストレスを抱くケースも珍しくありません。
家と家の間に庭を設けることでスペースが確保可能となり、視線や生活音が気になりにくいメリットがあります。
また、住宅同士の距離があるため、採光の問題も解決されます。
隣の家からの視線や日当たりなどが気になる方に、庭付き住宅はおすすめです。
メリット②:家族とのコミュニケーションを育む場となる
庭を設けるメリットは、家族とのコミュニケーションを育める点です。
マイホームに庭を採用することで、お子様の遊び場やバーベキューができるため、家族団らんの場所になります。
また庭では、ピクニック気分で庭でおやつを食べたり家庭菜園をしたりさまざまな活用方法があり、お子様の情操教育の場としてもうってつけです。
マイホームを建てるうえで、家族と過ごす空間が欲しい方は庭付きの建売住宅を検討するとよいでしょう。
メリット③:資産価値が高まる
資産価値が高まることも、庭付き建売住宅のメリットになります。
建売住宅を購入する場合、土地と建物の所有権を得られます。
建物は経年によって劣化し、いずれはなくなりますが、土地はなくなりません。
庭がある分、土地は広くなり、庭なしの建売住宅よりも資産として残るものが多い傾向です。
将来的に価値が上がりそうな場所であれば、資産としてお子様に残せます。
また、売却する場合、庭がきれいな物件は不動産価値が高まり、高値で売却されることもあります。
なお、建売住宅の土地代の目安を知る計算方法や地価平均が知りたい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。
【関連記事】建売住宅の価格に土地代は含まれる?目安を知る計算方法や地価平均を紹介
建売住宅に庭を設ける3つのデメリット

庭を設けるデメリットは、以下の3つです。
- こまめなメンテナンスが必要になる
- 価格が高くなる
- 虫が発生しやすくなる
メリットだけでなく、デメリットも理解し、庭付きにするか検討しましょう。
デメリット①:こまめなメンテナンスが必要になる
庭に植物を植える場合、こまめなメンテナンスが必要です。
荒れた庭は見栄えも悪く、家自体の印象を下げかねません。
特に夏場は、雑草を放置しているとあっという間に荒れてしまう可能性があるため、定期的に雑草を刈ったり、植栽をきれいにしたりする手間がかかります。
隣の家に草木が侵入しトラブルになることもあるため、定期的にメンテナンスし、きれいな状態を保つことが大切です。
デメリット②:価格が高くなる
庭付きの建売住宅を検討する際は、価格が高くなる点がネックといえます。
エリアにもよりますが、一般的には庭なしに比べて土地面積が広くなるためです。
マイホームを購入する際、できる限りコストを抑えたい方にとって庭付きはデメリットになります。
土地が広くなると、固定資産税や維持管理の負担も大きくなるため、ご自身や家族のライフスタイルを考慮しながら検討しましょう。
デメリット③:虫が発生しやすくなる
庭付き住宅のデメリットには、虫が発生しやすくなる点が挙げられます。
虫は花などの植物が多い場所に集まるため、庭がある住宅は防虫対策が必要です。
シロアリなど建物に危害を加える虫や、ハチなど刺されると危ない虫もいます。
特にシロアリは、柔らかく湿気を含んだ草木を好みます。
庭に枯れた草木を放置すると増殖の原因になるため、注意しましょう。
アサヒグローバルホームでは、引き渡し後の定期的なメンテナンスや無償点検などを実施しています。
安心して長く住める家を提供できるための、アフターサービスも充実しています。
当社のアフターサポートについて、さらに詳しく知りたい方は当社ホームページ「わたしたちのこだわり」をご覧ください。
おしゃれな庭づくりアイデアを取り入れた建売住宅の間取り例2選
おしゃれな庭づくりを取り入れた建売住宅の間取りを2つ紹介します。
- 目隠しが設けられた庭付きの家
- アレンジしやすい広さの庭を設けた家
庭付き住宅の購入を迷われている方は、ぜひ今後の参考にしてください。
間取り例①:目隠しが設けられた庭付きの家
こちらの間取りでは目隠し付きの中庭が採用されており、注目ポイントは以下のとおりです。
- 外からの視線が気にならない
- リビングの延長線上にある
こちらの間取りの庭では外からの視線を遮る目隠しがあるため、お家プールやバーベキューなどをまわりの視線を気にせず楽しめます。
また、リビングの延長線上に庭があるため、掃き出し窓を開ければ開放的な空間を実現可能です。
部屋が明るい雰囲気になるだけでなく、リビングから庭の様子が確認できます。
そのため、小さなお子様が庭で遊んでいる間、家事をすることも可能です。
間取り例②:アレンジしやすい広さの庭を設けた家
こちらの家では広々とした庭を設けており、注目ポイントは以下の通りです。
- 使い方を工夫できる広さ
- リビングの掃き出し窓とつながっている庭
駐車場の延長にある広々とした庭は、ライフスタイルにあわせて使い方を工夫できます。
お子様が小さいうちは遊べる場所、成長し自転車を使うようになったら駐輪場、というように使えます。
リビングの掃き出し窓ともつながっているため、バーベキューの際は開放してリビングの延長としても使用可能です。
庭の広さと場所が良いため、使い方に幅ができて自由度が高まります。
家族のスタイルに合わせ、汎用性の高い庭を実現した間取り例です。
まとめ:暮らしを豊かにしたい方は庭付きの建売住宅がおすすめ

庭なしの建売住宅が増えていますが、暮らしを豊かにしたい方には庭付き建売住宅がおすすめです。
庭付きの建売住宅は資産価値が高まるだけでなく、家族団らんの場所としても使用できます。
ただし、適切な防虫対策が必要になるため、庭付き建売住宅を検討している方は注意しましょう。
アサヒグローバルホームでは、さまざまなタイプの庭がついている建売住宅を取り扱っています。
ご自身やご家族のライフスタイルにあわせた庭付き建売住宅を探したい方は「物件を探す」ページからご覧ください。
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簡単3ステップであなたのお気に入りの住まいに出会えるかも!

以下のステップで理想の住まいを探しましょう!
ステップ①:希望条件を決める
ステップ②:希望条件に合う物件をリストアップ
ステップ③:実物を見て確認する
物件をお探しの方は「詳しくはこちら」から
この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。

