ホーム ブログ 新築戸建ての駐車場づくりは慎重に?よくある失敗とサイズを決めるポイントを解説
2023年12月20日

新築戸建ての駐車場づくりは慎重に?よくある失敗とサイズを決めるポイントを解説

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通勤や買い物、お子さまの送り迎えなど、日常生活の中で車を利用するシーンはたくさんあります。

毎日使う車だからこそ、使い勝手のいい駐車場があれば、日々の暮らしもぐんと快適になるはずです。

とはいえ、土地のサイズや形状により、駐車場の仕様はさまざま。完成後の変更ができないため、慎重に決めなければなりません。

この記事では、駐車場のサイズを決めるためのポイントや、駐車場付きの建売物件を選ぶ際の注意点を、利用シーンを交えて解説しています。

当社の実例も紹介しているので、よりイメージが湧きやすいでしょう。

駐車場のある新築戸建てを検討している方は、ぜひ本記事をご覧ください。

 

新築戸建ての駐車場はどのくらいのサイズが必要?

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駐車場に必要なサイズは、停める車種の大きさと台数により異なります。

国土交通省が定める駐車場のサイズは、以下を参考にしてください。

 

全長(mm)

横幅(mm)

軽自動車

3,600

2,000

小型自動車

5,000

2,300

普通自動車

6,000

2,500


引用元:
国土交通省|平成4年駐車場設計・施工指針について


上記はあくまでも、駐車場のサイズを決める最低限の数値です。この基準に加えて、以下も考慮する必要があります。

  • 人が通るスペース
  • ドアを開閉するスペース
  • 荷物を積み下ろすスペース など


駐車場を利用するシーンをイメージしたり、駐車場のレイアウト実例を参考したりして、必要なサイズを検討しましょう。

 

新築戸建ての駐車場のサイズを決める時のポイント

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駐車場を作る際の基準は、車のサイズだけではありません。

後悔しない駐車場づくりを実現するために、以下2つのポイントを押さえましょう。

  1. ライフステージの変化も視野に入れる
  2. 来客の頻度と周辺環境も考慮する

 

ポイント①:ライフステージの変化も視野に入れる

将来的にも後悔のない駐車場を作るには、ライフステージの変化を視野に入れて設計することが大切です。

  • 子どもが成長して自分用の車を持つようになるケース
  • ライフスタイルの変化により車やバイクを増やさなければならなくなるケース


上記などは十分想定され、駐車スペースが足りなければ台数を増やせないどころか、別途駐車場を借りる場合は余計な出費につながることも。

老後の車利用も、駐車場のサイズを決めるうえで見過ごせないポイントです。

体が不自由になると車の乗り降りが負担になるだけでなく、車椅子の使用も考えられるため、ドアを全開できるほどのスペースが確保できていると安心でしょう。

ご自身やお子さまが、10年・20年先にどのような段階にあるのか。ライフステージの変化をきちんと見越して駐車場のサイズを決めましょう。

 

ポイント②:来客の頻度と周辺環境も考慮する

親や友人がよく来る場合は、来客用の駐車スペースを用意することがおすすめです。

敷地内に駐車スペースがなく近くにコインパーキングがない場合、来客が家の周辺に路上駐車してしまう恐れがあるからです。

歩行者や他の車の通行を妨げてしまい、事故を引き起こす可能性もあるでしょう。

家の前の道路幅が狭ければ、来客が路上駐車したことにより隣人が敷地内から車を出せず苦情につながるケースも。

来客頻度が高い場合は、事故や近所トラブルが発生することのないよう、敷地内に専用の駐車スペースを確保できるとベターです。

 

駐車場付き建売物件を選ぶ際の注意点4選

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駐車場付きの建売物件にも、さまざまなタイプが用意されています。

ここでは、駐車場付きの建売物件を選ぶ際に注意したい、4つのポイントについて見ていきましょう。

  1. 駐車場の広さ
  2. 駐車場の形状
  3. 駐車場の方角
  4. 玄関との距離

 

注意点①:駐車場の広さ

駐車場の広さは、普段の生活の質に直結するポイントです。

まず、所持している車の台数分の駐車スペースが確保されているか、来客頻度が高い場合は来客用の駐車スペースも確保できているのかをチェックしてください。

ほかにも、車と車の間に十分なスペースがあると、車の乗り降りや荷物の積み下ろしが楽になるでしょう。ドアを全開にする場合は、最低900mmの幅を確保するのがおすすめです。

駐車場付きの建売物件は、「必要な台数が停められるのか」「十分な通路幅が確保されているのか」など、駐車場の広さに注意して選びましょう。

なお、アサヒグローバルホームでは、3台が駐車できる建売物件を多数用意しております。将来を見越して余裕ある駐車スペースをお探しの方は、当社の物件を探すページをぜひチェックしてみてください。

 

注意点②:駐車場の形状

駐車場の形状により、駐車方法は次の3パターンに分けられます。

  1. 直角駐車
  2. 並列駐車
  3. 縦列駐車


中でも注意が必要なのは、旗竿地でよく見られる「縦列駐車」のパターンです。奥(建物側)に停めた車の出し入れに手間がかかるため、不便に感じることが多いでしょう。

また、前方の駐車スペースに車止めを設置できないため、奥の車にぶつからないよう慎重に駐車する必要があります。

とはいえ、いずれの駐車パターンも、駐車場の間口の広さや家の前の道路幅、使用する車のサイズで駐車のしやすさは異なります。

物件を見学する際に駐車場の形状をしっかり確認して、実際の使用シーンをイメージしておくことが大切です。

 

注意点③:駐車場の方角

意外に見落とされがちなのが、駐車場の方角です。

南や西に面する駐車場には注意が必要。車が日焼けしやすく、外装や内装が劣化する可能性が高まるからです。

車の劣化が気になる方は、駐車場の方角にも気をつけましょう。

なお、駐車場が東や北にあっても露天である限り、天候による劣化被害は免れません。必要に応じて、駐車場に屋根の設置を検討してもよいでしょう。

 

注意点④:玄関との距離

駐車場から玄関までの距離も、建売物件を選ぶ際に注意すべきポイントです。

特に、小さなお子さまがいるご家庭では、できるだけ玄関までの距離が近い方が便利でしょう。

雨天時に傘をさしながら手をつなぐシーンでは、できるだけ雨に濡れずスムーズに乗車したいはずです。

お子さまが一人で玄関に向かう場合でも、距離が近ければ目が届きやすく、道路に飛び出してしまう危険性も少なくなるでしょう。

高齢者のいるご家庭でも同様、距離が近いことで負担が少なくなるはず。

なお、建売物件の場合は玄関アプローチに階段が採用されていることが多いため、バリアフリーの観点ではなく、駐車場と玄関までの距離に着目して選ぶと物件の選択肢が広がります。

【関連記事】建売住宅で後悔しないための内覧時・購入時のチェックポイント13選を解説

 

駐車場付き建売物件の実例

アサヒグローバルホームがご用意する建売物件の中から、駐車場付きの物件を2つ紹介します。

特に、三重県内で3台分の駐車スペースがある住まいをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

  1. グローバルガーデンいなべ市大安町2期 20号地
  2. グローバルガーデン鈴鹿市高岡台 5号地

 

実例①:グローバルガーデンいなべ市大安町2期 20号地

駐車場付き間取り

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こちらの物件は、直角駐車と縦列駐車を組み合わせて3台の駐車が可能です。

1台は建物から近いため、雨天時の乗り降りがスムーズに行えるでしょう。

屋根付きの玄関ポーチは十分な広さが確保されており、買い物帰りなど荷物の多いときでも、楽に運搬できる点がメリットです。

また、駐車スペースが3台あることで、来客時にも対応可能に。空いたスペースを自転車置き場として活用することもできます。

駐車場に面した道路幅は6mあるため、比較的駐車しやすい立地ではないでしょうか。

【関連記事】自転車置き場がない建売住宅(戸建て住宅)でも快適に暮らせる!7つのアイデアとは?

 

実例②:グローバルガーデン鈴鹿市高岡台 5号地

駐車場付き間取り

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つづいて、直角駐車と並列駐車を組み合わせたこちらの物件。

3台の駐車が可能でありながら1台分を並列駐車にしたことで、奥に庭を作れるスペースが生まれました。

横に壁や車がないため、ドアをめいっぱいに開けてもぶつかる心配はありません。

また、縦に停めた2台の車は玄関との距離が近く、雨天時や買い物帰りにもスピーディーに乗り降りできる点がうれしいポイントです。

 

まとめ:新築戸建ての駐車場は将来を見据えて適切なサイズを確保しよう

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駐車場のサイズは停める車種により、最低限の基準が定められています。

それに加えて、ライフステージの変化や来客頻度を考慮することで、使い心地のいい駐車場づくりが実現できるでしょう。

駐車場付きの建売物件を選ぶ際は、次の4つをチェックすることが大切です。

  1. 駐車場の広さ
  2. 駐車場の形状
  3. 駐車場の方角
  4. 玄関との距離


本記事を参考に駐車場に求める条件を明確にして、長く快適に利用できる駐車場を手に入れましょう。

アサヒグローバルホームでは、3台が駐車できる建売物件を多数用意しております。将来を見越して余裕ある駐車スペースをお探しの方は、当社の物件を探すページをぜひチェックしてみてください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。