自転車置き場がない建売住宅(戸建て住宅)でも快適に暮らせる!7つの工夫とは?
建売住宅の購入時に見落としがちな自転車置き場。駐車場の広さや停められる台数は確認するものの、自転車置き場を確認し忘れて自転車を置く場所がない…なんてこともよくあります。
自転車は外に放置しておくと劣化が早まってしまったり、盗難にあったりしてしまうため、置き場がなくて困る方は多いのではないでしょうか。
本記事では、自転車置き場がない建売住宅の暮らし方と、快適に暮らすための7つのアイデアを紹介しています。
自転車置き場がなくて困っている方は参考にしてください。
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目次
建売住宅に自転車置き場がないとどうなる?3つのリスクを解説
自転車置き場がない建売住宅は意外に多いもの。それでは、自転車置き場がないとどういったリスクがあるのでしょうか。
考えられるリスクは以下の3つです。
- 自転車の傷みが早くなる
- 盗難されるリスクが高まる
- 強風による転倒で故障するリスクも高まる
上記のように、外に放置しておくと自転車は想像以上にダメージを受けます。3つのリスクを理解し、適切な方法で自転車を保管しましょう。
リスク①:自転車の傷みが早くなる
自転車置き場がない場合、自転車は外に放置され、雨や風、雪や紫外線など天気の影響を直に受けてしまいます。
自転車は様々な素材からできています。素材には錆びやすい鉄や劣化が早いゴム等も含まれるため、紫外線や雨などは自転車が錆びて動かなくなったり、ゴムがちぎれて乗れなくなってしまったりと、自転車が傷む大きな要因となることも。
雨や風にさらされ、劣化した自転車に乗れば事故を起こしてしまう可能性があり、注意が必要です。
リスク②:盗難されるリスクが高まる
2つ目のリスクは、盗難される危険性があること。自転車は人の手で持ち運べるため、車よりも盗難されるリスクがあるのに加え、外に放置しておくことで、さらに盗難されるリスクは高まります。
鍵をつけておいても、ニッパー等でちぎられ盗難される事例も。盗難されないためには、外に放置せず適切な対策が必要です。
【関連記事】【建売住宅のデメリット3選】住宅購入に失敗しないためのコツも解説
リスク③:強風による転倒で故障するリスクも高まる
自転車はスタンドを出して立たせなければ自立しない、不安定な形をしています。そのため、外に放置しておくと風により転倒することもしばしば。
転倒したことによる自転車の故障リスクに加え、転倒した自転車が近くの車や住宅の壁を破損してしまうこともあります。
外に自転車を放置しただけで、自転車と車の修理代がかかってしまった…なんてことにならないよう、きちんとした対策をしましょう。
建売住宅に自転車置き場がないときの工夫7選
それでは、実際に建売住宅に自転車置き場がない場合はどのような対策が必要なのでしょうか。先ほど説明した、自転車置き場がない場合のデメリットをカバーできる工夫は以下の7つです。
- 自転車カバーをかける
- 倉庫・物置で保管する
- 軒下のスペースを活用する
- 玄関に入れる
- サイクルスタンドを設置する
- 外壁に簡易的な屋根・庇を設置する
- サイクルポートを設置する
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工夫①:自転車カバーをかける
自転車を雨や風などの外的要因から守りたい場合、自転車カバーをかけるとよいでしょう。雨や風、紫外線などから自転車を守り、劣化を防げます。
ただし自転車カバーを選ぶ際は、自転車の大きさにぴったり合うものを選びましょう。大きすぎると風を受けてより転倒しやすくなったり、小さすぎると雨や紫外線を防げなかったりします。
自転車の購入先や同じ販売元で専用のカバーを販売している可能性もあるので、店員さんに聞いてみることをおすすめします。
工夫②:倉庫・物置で保管する
自転車置き場がない場合、外用の倉庫・物置があるときはそこで自転車を保管することも対策の1つです。倉庫内に自転車を保管すれば、雨風、紫外線等による劣化はほとんど心配せずに済みます。
また倉庫の種類によっては施錠できるタイプもあるので、盗難防止にも。
ただし、自転車を保管する場合には倉庫の大きさがないと難しいので確認が必要です。
対処法③:軒下のスペースを活用する
建売住宅に軒下がある物件は、軒下のスペースを活用できます。壁に囲まれていない軒下は、雨が吹き込む可能性もあります。
その場合は、自転車カバーも合わせた保管方法にするとよいでしょう。
軒下がある弊社の施工事例はこちら。
工夫④:玄関に入れる
自転車置き場や外用倉庫がない建売住宅の場合、玄関先に自転車を入れるという方法もあります。雨風はほぼ確実にしのげ、盗難に関しても不安なく置けるのが玄関です。
ただし出し入れが億劫になることもあるので、出し入れしやすいように動線を確保した上で玄関に収納しましょう。
工夫⑤:サイクルスタンドを設置する
サイクルスタンドとは、自転車が倒れないようにするためのスタンドを指します。スーパーや施設の自転車置き場に設置されているもので、家庭用に購入も可能です。
建売住宅の駐車場の角や玄関のそばにスタンドを設置することで、転倒防止対策になります。
ただ雨や風は凌げないため、自転車カバーをつけて保管するとよいでしょう。
工夫⑥:外壁に簡易的な屋根・庇を設置する
どうしても自転車置き場がない場合は、住宅の外壁に簡易的な屋根や庇を設置する方法もあります。
DIYでつけることもできますが、強度や費用が心配な方は住宅を購入したハウスメーカーに相談することをおすすめします。
工夫⑦:サイクルポートを設置する
サイクルポートとは、簡易的な自転車専用置き場のこと。建売住宅の外のスペースに後付けできるもので、屋根だけのサイクルポート、小部屋のようなサイクルガレージなどさまざまな種類があります。
自転車の台数や使う頻度によってタイプを選びましょう。後付けの場合はスペースがないとサイクルポートやサイクルガレージは取り付けられません。
きちんと採寸して、自転車やガレージの大きさを確認しておきましょう。
【関連記事】建売のおすすめオプション10選!相場と選び方のポイントを解説
建売住宅を購入した後に自転車の保管場所を設置するときのポイント
自転車の保管場所を設置する時は、以下の3つを意識することが大切です。
- 直射日光と雨風をどのようにしのぐか
- 防犯面
- 出し入れのしやすさ
直射日光と雨風は屋根があったとしてもすべてを防げない場合があります。そういった時には自転車カバーも使用した保管をおすすめします。
また、自転車を外に置く場合は屋根や庇があっても盗難防止にはなりません。可能であれば玄関や倉庫に保管すると安心ですが、難しい場合はきちんと鍵を施錠しましょう。建物の一部と自転車をつなぐようなロックがあるとより安心です。
自転車を使う頻度が多い場合には出し入れのしやすさも考慮し、動線を確保しておきましょう。
【関連記事】建売とは?注文住宅との違いやメリットデメリット3つをわかりやすく解説
自転車置き場がない建売住宅を購入する前に考えるべき3つのこと
自転車置き場がない建売住宅を購入する場合は、以下の3つのポイントを事前に確認しましょう。
- 自転車の利用頻度・いつまで使うのか
- 公共交通機関との兼ね合い
- 自転車置き場を設置する際の場所
事前に確認しておくことで、購入後に自転車の置き場に困ったり、悩んだりせずに済みます。
自転車の利用頻度・いつまで使うのか
まずは家族や自分の自転車の利用頻度を確認しましょう。通勤・通学で毎日使う場合はもちろん自転車置き場は必要になる上に、出し入れしやすい保管場所が必要です。
一方で一時期しか使わない、1か月に数回しか使用しないという場合には自転車置き場ではなく、玄関先にスペースを作る、庭の倉庫に入れておくことで事足りる可能性も。
利用頻度や使用期間などと照らし合わせ、適切な対策をしましょう。
公共交通機関との兼ね合い
建売住宅を購入する場合、周辺の公共交通機関が分からない人も多いのではないでしょうか。購入する建売住宅の周辺環境をリサーチすれば、自転車ではなくバス・車・電車等でも生活できる可能性もあります。
あらかじめ周辺の公共交通機関を確認し、自転車が必須かどうか検討しましょう。
自転車置き場を設置する際の場所
どうしても自転車置き場が必要な場合、住宅購入前に自転車置き場を設置する場所を確認しましょう。
玄関に置く場合は、自転車を置けるスペースがあるかどうか、サイクルガレージや倉庫を設置する場合はスペースの確保、設置が可能かどうかを確認しておきます。
そうすることで、住宅購入後にスムーズに自転車置き場を設置でき、盗難や破損の可能性をなくせるでしょう。
まとめ:建売住宅に自転車置き場がなくても対策はとれます!
建売住宅を購入し、自転車置き場がない場合でも、対策や工夫によって自転車置き場の悩みは解決できます。
自転車置き場がない場合のアイデアには以下の7つが挙げられます。
- 自転車カバーをかける
- 倉庫・物置で保管する
- 軒下のスペースを活用する
- 玄関に入れる
- サイクルスタンドを設置する
- 外壁に簡易的な屋根・庇を設置する
- サイクルポートを設置する
これらのアイデアと自身の生活や予算を踏まえて、対策を練ることが大切です。
また自転車置き場がない建売住宅を購入する場合には、以下の3つのポイントを事前に確認しておくと、購入後にスムーズに自転車を使用できます。
- 自転車の利用頻度・いつまで使うのか
- 公共交通機関との兼ね合い
- 自転車置き場を設置する際の場所
自転車置き場が必要かどうか、必要な場合はどこに設置するかなどを検討しておくとよいでしょう。
弊社では自転車置き場がある建売住宅も販売しております。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。