建売住宅の賢い選び方!7つのポイントで徹底解説【後悔しない】
注文住宅よりも時間やコストがかからず、魅力が多い建売住宅。近年おしゃれな建売住宅や、他と被らない仕様の建売住宅も登場しており、ますます人気が高まっています。
しかしやはり間取りや立地など、建売住宅を購入して後悔したという人も少なくありません。
本記事では建売住宅の賢い選び方を詳しく解説しています。人生でも何度とない大きな買い物となる住宅購入を後悔しないためにも、ポイントをしっかりと押さえ、失敗しないようにしましょう。
建売住宅購入を検討している方は今後の参考にしてください。
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目次
建売の賢い選び方とは?事前に洗い出したい3つのポイント
住宅を購入する前に、内覧やライフプランの検討など、確認するポイントは多くあります。その際、特に注意して確認したいポイントは以下の3つです。
- 建売住宅に求める機能などの優先順位
- 工務店の過去の建築事例
- 工務店の標準仕様
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイント①:建売住宅に求める機能などの優先順位
1つ目のポイントは、建売住宅に求める機能などの優先順位を決めることです。家庭やライフスタイルによって、重視する点は異なります。絶対に譲れない条件や、最低でも満たしたい条件などをきちんと決めておくと良いでしょう。
建売住宅は購入者が設備仕様や立地を変えることはできませんが、後付けできる設備やオプションで賄える部分もあります。立地条件や家の大きさ、キッチン等設備仕様や間取りなど、優先順位を家族で話し合って決めましょう。
以下のようなポイントに優先順位をつけると、家族でも話し合いがしやすくなります。
- 立地条件(会社、学校、駅、バス停までの距離、日当たり等)
- 間取り(部屋や収納の数、家事動線を考慮)
- 近隣環境(スーパーやコンビニまでの距離、車どおりの多さ)
- 室内の設備仕様(食洗器や物干し場、トイレ、風呂場の機能等)
特に立地や近隣環境は、後付けや工夫でどうにかなるものではありません。立地条件や近隣環境の中でも更に何を重要視するかなど細かい部分まできちんと話し合い、希望を明確にすることが大切です。
ポイント②:工務店の過去の建築事例
2つ目のポイントとして、工務店の過去の建築事例を確認することが挙げられます。
建売住宅を購入する上で、住宅だけでなく販売している工務店のサービスや対応も重視し、比較検討しましょう。特に住宅は10年単位で長く住む場所になるため、工務店のアフターフォローや保証などが重要です。
工務店の過去の建築事例をホームページ等で確認し、どのような家を作っている工務店なのか、保証やサービス内容、口コミなどを確認すると良いでしょう。
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ポイント③:工務店の標準仕様
内覧する際に、住宅の標準仕様を頭に入れておくとスムーズに内覧が進みます。また、仕様でわからないことがあれば担当者に確認し、なにが標準仕様でオプションにする場合にはどれだけの金額がかかるかなど、疑問に感じたことはすべて確認しましょう。
工務店の標準仕様を頭に入れておき、実際に内覧で確認して標準仕様のままで良いのか、オプションを付けた方が良いのかを検討しながら見ると、より内容の充実した内覧になります。
建売を選んだ人にありがちなトラブルや後悔
建売住宅を購入し、後悔やトラブルを抱える人は少なくありません。新しい住宅に住むイメージができていないと以下のような後悔やトラブルを抱えてしまいます。
- ライフスタイルに合わない立地だった
- 間取りが使いづらかった
- 住んでみたら思った以上に狭かった
- 収納の数や大きさが足りない
現在の生活と新しい生活を比較し、より明確に生活をイメージできればこのような後悔はなくせるはずです。現在の生活を見つめ直し、家族のライフスタイルも考慮しながら建売住宅を選びましょう。
また、下調べが不足していると下記のような後悔やトラブルが起こりがちです。
- 日当たりが悪く、湿気やカビが気になる
- 近隣からの騒音や臭いが気になり、ストレス
間取りや収納は内覧で事前に確認できますが、日当たりや近隣環境は一度内覧して確認するだけでは気づけないこともあります。時間を変え、周辺環境を確認することも1つの手です。
マイホームを手に入れたにもかかわらずストレスがある生活にならないよう、下調べをきちんと行いましょう。
【関連記事】【建売住宅のデメリット3選】住宅購入に失敗しないためのコツも解説
建売を賢く選ぶためのチェックポイント5選
それでは実際に建売住宅を賢く選ぶためのポイントを紹介します。チェックポイントは以下の5つです。
- スムーズな生活動線と適切な収納量があるか
- 季節と時間帯による日当たりや近隣環境の変化
- 通勤通学手段や公共交通機関の有無などの立地条件
- 理想のライフスタイルをイメージできるか
- 工務店のアフターフォローが充実しているか
それぞれ詳しく解説します。
ポイント①:スムーズな生活動線と適切な収納量があるか
生活動線とは、生活する上でどのように動くかを示す移動経路のことです。
生活動線がスムーズだと家の中を動くのも億劫にならず、快適な暮らしができます。家事動線も生活動線の一種で、近年では家事動線を楽にする間取りや住宅が人気です。
キッチンでの料理や配膳などの動線が良いか、洗濯などの水回りと干し場、収納の動線は最短で確保できているかなど、実際に住んでいるようにイメージをしながら内覧すると良いでしょう。
また収納量は意外にネックになる部分です。「引っ越しの際に物を捨てるから収納は少なくても良い」という人も多いですが、住んでいると物はどんどんと増えます。お子さまがいる家庭では、お子さまが大きくなるにつれて物が増え、収納に収まりきらないということも。
将来のことも視野に入れながら、余裕を持った収納量かどうかを確認しましょう。
ポイント②:季節と時間帯による日当たりや近隣環境の変化
時間帯や季節によって変化するのが、日当たりや近隣環境です。
まず日当たりですが、図面や写真では日当たりが良さそうに見えても、実際に住んでみたら日が当たらず一日中暗いということもあります。内覧する際にどの部屋がどの時間帯に日当たりが良いか、採光はきちんととれているかなどを確認しましょう。
また、日当たりは季節や時間帯によっても大きく変化するものです。1日中内覧することは難しいため、隣の家がどこに洗濯物を干しているか、住宅周辺の地面や壁にコケなどが生えていないかを見ると日当たりの良し悪しを確認できます。
近隣環境も同様で、時間帯によって、車どおりの多さや騒がしさなどが変化するものです。時間帯を変え、1日のうち、朝、昼、夕方、夜などでどう変化するかを確認しましょう。
ポイント③:通勤通学手段や公共交通機関の有無などの立地条件
3つ目のポイントは、通勤通学手段や公共交通機関の有無など、立地条件を確認すること。
現在の通勤通学手段はもちろんですが、お子さまがいる家庭はいずれ進学することも考慮に入れ、検討しましょう。
自転車や徒歩で通勤通学する場合は、駅やバス停までの距離やそこまでの道のりに坂がないか、夜道は暗くないかなどを確認できるとより安心できます。
また、購入直後ではありませんが、いずれ売却することも考慮し立地条件を見定めると良いでしょう。売却価値があがるのは、公共交通機関から遠くても徒歩15分程度。購入前に売却することは考えにくいものですが、将来のために検討しておくことが大切です。
ポイント④:理想のライフスタイルをイメージできるか
建売住宅購入で後悔しないためには、理想のライフスタイルを明確にイメージできるかどうかが鍵になります。
誰しも住宅を購入する際には、引っ越したらこんな生活がしたい、という理想を持ちます。そのイメージをより具体的にすることで、内覧している物件の何が良くて何が悪いかを判断できるようになるのです。
家族で理想のライフスタイルを話し合い、言語化することも必要です。誰と何年どのような生活をしていきたいか、将来のことも見据えながら明確にイメージしましょう。
ポイント⑤:工務店のアフターフォローが充実しているか
5つ目のポイントは、工務店のアフターフォローが充実しているかを確認することです。
建売住宅は既に完成している物件を購入するため、建築途中の基礎や建築前の土地を見ることはできません。そのため、元々の土地がどのようなもので、建築はきちんとされているか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで購入後のアフターフォローが充実している工務店であれば、何かあっても気軽に修繕を頼めたり、無駄なコストをかけずに改修できたりします。
住宅自体の良さや立地条件なども重要ですが、工務店のサービスや接客態度等にも注意しながら住宅選びをしましょう。
まとめ:建売住宅を賢く選んで後悔しない住まいを手に入れよう
建売住宅を購入した人でも後悔やトラブルを抱える人は少なくありません。賢く購入するためには、事前に以下の3つのポイントを洗い出す必要があります。
- 建売住宅に求める機能などの優先順位
- 工務店の過去の建築事例
- 工務店の標準仕様
住宅自体を内覧することも大切ですが、工務店の過去の建築事例や標準仕様を頭に入れておくことで、よりスムーズに内覧や購入を検討できます。
実際に賢く建売住宅を選ぶポイントは以下の5つです。
- スムーズな生活動線と適切な収納量があるか
- 季節と時間帯による日当たりや近隣環境の変化
- 通勤通学手段や公共交通機関の有無などの立地条件
- 理想のライフスタイルをイメージできるか
- 工務店のアフターフォローが充実しているか
チェックポイントをきちんと把握し、事前に下調べや理想のライフスタイルを明確にしておくことで購入後の後悔やトラブルを減らせます。
アサヒグローバルホームでは、三重県・愛知県・岐阜県で家事が楽になる建売住宅や、建売とは思えない建売住宅を販売しています。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。