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2024年08月29日

30坪の建売物件は広い?快適に過ごすアイデアや間取り例を解説

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30坪の建売物件が注目されているものの、どれくらいの広さかわからない方も多いのではないでしょうか。
コンパクトながらも快適に過ごせる30坪の間取りは、幅広い世帯のニーズに対応しています。

より住み心地のよい空間にするためには、開放感を持てるよう工夫するのが大切です。
この記事では、30坪の建売物件の広さや世帯目安についてまとめました。

明るい生活スペースを確保できるよう取り入れたいアイデアや間取り例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

30坪の建売物件とは

リビングダイニング

30坪の建売物件とはどのような広さか、まずは基礎知識を解説します。

  • 建売物件としては平均的な広さ
  • 地域によっては平均より広い
  • 4人以下の世帯に適した間取り


それぞれ見ていきましょう。

 

建売物件としては平均的な広さ

建売物件において30坪は、平均的な広さといえます。
「2022年度フラット35利用者調査」によると、建売物件を含めた各物件の住宅面積の全国平均は、下表の通りです。

物件

住宅面積

建売物件

30.8坪(101.9㎡)

注文住宅物件(土地あり)

33.7坪(111.5㎡)

注文住宅物件(土地なし)

37.2坪(122.7㎡)

中古戸建物件

34.6坪(114.2㎡)


建売物件の住宅面積は30.8坪であることから、平均的な広さだとわかります。
一方、注文住宅物件の平均に比べると30坪はやや狭いですが、住宅面積は縮小傾向です。

建売物件の住宅面積は前年度に比べて横ばいのため、マイホームを検討する際、30坪の住宅面積を理想とする世帯が多いことがわかります。

引用元:住宅金融支援機構|令和5年2022年度フラット35利用者調査

 

地域によっては平均より広い

建売物件における住宅面積の全国平均は30坪ほどですが、地域によっては広いほうに分類されます。
各地域の建売物件における住宅面積の平均は、下表の通りです。

地域

住宅面積

首都圏

29.7坪(98.3㎡)

近畿圏

33.4坪(110.4㎡)

東海圏

32.0坪(10.5.7㎡)

その他地域

32.0坪(105.9㎡)


首都圏で30坪の建売物件を購入した場合、平均よりやや広いことがわかります。
30坪は平均的な広さではありますが、地域によって広狭が異なる点についても押さえておきましょう。

引用元:住宅金融支援機構|令和5年2022年度フラット35利用者調査

 

4人以下の世帯に適した間取り

30坪の建売住宅は4人以下に適した間取りのため、幅広い世帯のニーズに対応できます。
「住生活基本計画における居住面積水準」によると、各世帯人数の居住面積水準は下表の通りです。

世帯人数

居住面積水準

1人

12.1坪~16.6坪(40㎡~55㎡)

2人

16.6坪~22.7坪(55㎡~75㎡)

3人

22.7坪~30.3坪(75㎡~100㎡)

4人

28.7坪~37.8坪(95㎡~125㎡)


上記の居住面積水準は、誘導居住面積水準に基づいて作成しています。
誘導居住面積水準はゆとりある住生活を実現するために必要な面積水準となっているため、30坪の建売住宅は4人以下の世帯が住むのに適した広さといえるでしょう。

引用元:国土交通省|令和3年住生活基本計画(全国計画)

 

30坪の建売物件で快適に暮らすアイデア5選

土間リビング

30坪の建売物件で快適に暮らすアイデアは、以下の5つです。

  1. 土間リビングを取り入れる
  2. 吹き抜けを活用する
  3. 収納スペースを広めに設ける
  4. 中二階を作る
  5. バルコニーや中庭を設置する


居心地のよい住まいを実現したい方は、参考にしてください。

 

アイデア①:土間リビングを取り入れる

土間とリビングが一体化した土間リビングを取り入れると、開放的な空間を作れます。
土間の床素材を変えることでリビング部分と明確な境界線ができるため、奥行きが生まれ部屋を広く見せられるのが特徴です。

また、子どもの遊び場や趣味の部屋など多目的に使える理由から、ライフイベントの変化にも柔軟に対応できます。
開放感を求める場合に、土間リビングは有効です。

土間リビングについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

【関連記事】土間リビングの魅力とは?後悔しないためのポイントや間取り例を解説

 

アイデア②:吹き抜けを活用する

リビングや玄関の上などに吹き抜けを活用すると、明るく広々とした住まいを手に入れられます。
吹き抜けを取り入れるメリットは、以下の通りです。

  • 視覚的に広く見せられる
  • 家族の存在を感じやすい環境となる
  • 採光を確保できる


リビングに吹き抜けを設けると、明るい空間で家族だんらんを楽しめるでしょう。
家族のコミュニケーションをとりやすい間取りを実現したい方にも、吹き抜けはおすすめです。

なお、吹き抜けについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】吹き抜けのある家で後悔しない!メリット・デメリット・施工事例を解説

 

アイデア③:収納スペースを広めに設ける

収納スペースを広めに設けることで、快適な暮らしが実現できます。
30坪の建売住宅を検討する際、居室スペースに意識をとられやすいですが、住んだあとに収納が足りなければ生活感のある家になってしまいがちです。

あらかじめ広めの収納スペースを確保しておくと、年数が経過しても整理整頓ができる空間を目指せます。
30坪の建売住宅に取り入れたい収納スペース例は、以下の通りです。

  • 土間収納
  • ウォークインクローゼット
  • パントリー
  • ファミリークローゼット
  • 天井裏収納


物であふれてしまい窮屈に感じる家にならないよう、収納スペースの確保も大切です。

 

アイデア④:中二階を作る

中二階とは1階と2階の間に設けられる半階のことで、スキップフロアや1.5階とも呼ばれています。
空間にメリハリがつくため、ゆとりあるスペースを確保できるのが特徴です。

また、中二階は多目的スペースとしても活用可能で、プライベート空間として設けるのにも適しています。
30坪の間取りによっては、家族内のプライバシーが気になってしまう場合もあるでしょう。

中二階を個人の部屋や寝室などにすると、共有ゾーンとプライベートゾーンにゾーン分けできます。
なお、中二階の特徴について知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】平屋に中二階を取り入れるメリット・デメリットは?間取り例も解説

 

アイデア⑤:バルコニーや中庭を設置する

30坪の建売住宅でより快適に暮らしたいときは、バルコニーや中庭が設置されている間取りを検討しましょう。
バルコニーや中庭を取り入れるメリットは、以下の通りです。

  • 採光や通風性を高められる
  • 家族の気配を感じやすくなる
  • おしゃれな空間を実現できる


採光や通風性を高められるため、開放的で明るい日差しが部屋に差し込むようになります。
バルコニーや中庭はおしゃれさだけでなく、機能面でもメリットを得られるのが特徴です。

 

30坪の建売物件間取り例3選

約30坪の建売物件の間取り例は、以下の3つです。

  1. コンパクトながらもプライベート空間を確保した家
  2. 収納にこだわりすっきりした空間を実現できる家
  3. 吹き抜けを取り入れた開放感のある家


家づくりの参考として、間取りを見ていきましょう。

なお、アサヒグローバルホームでは、品質にこだわった建売住宅を提供しています。
どのような点にこだわっているのか知りたい方は、「アサヒグローバルホームの建売の特徴」をご覧ください。

 

間取り①:コンパクトながらもプライベート空間を確保した家

外観
>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 2階に寝室や趣味部屋を設けプライバシーに配慮している
  2. 2WAY動線のため用途にあわせて使い分けられる


約30坪とコンパクトな間取りながらも、2階には寝室や趣味部屋を取り入れ、
家族全員がプライベートタイムを満喫できるようにしています。

間取り図

間取り図

また、玄関からリビングに一直線の動線と土間収納からパントリー、キッチンへつながる2つの動線を作っているのも特徴です。
リビングを通らず荷物を運べるため、来客中でも生活感を出さないのが魅力といえます。

 

間取り②:収納にこだわりすっきりした空間を実現できる家

外観
>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 動線上に収納スペースを設けておりスムーズに片付けができる
  2. 効率良く家事を進められる動線が設計されている


土間収納やファミリークローゼットなど、
玄関から洗面室までの動線上に収納スペースを設けており、家族全員が片付けしやすい環境になっています。

間取り図

間取り図

また、ファミリークローゼットとランドリールームが近くに配置されており、洗濯の一連の作業を効率良く完結できるのが特徴です。
無駄なく動けるため、家事の負担が軽減されるでしょう。

 

間取り③:吹き抜けを取り入れた開放感のある家

外観
>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 吹き抜けを取り入れ明るいリビングを実現している
  2. ウッドデッキやバルコニーを設置し採光を確保している


リビングに吹き抜けを取り入れているだけでなく、
大きな窓を設置しており開放的な空間になっています。

間取り図

間取り図

また、ウッドデッキやバルコニーを設けており、30坪でも広々としたおしゃれな家を演出できているのが魅力です。
2階と1階どちらからでも日光を取り込める間取りになっているため、家中明るい生活スペースを確保できているのが特徴になります。

 

まとめ:30坪の建売物件でも工夫次第で広々空間を実現可能

LDK

30坪は建売住宅としては平均的な広さで、4人以下の世帯に適した住まいといえます。
より快適に暮らすアイデアとして、中二階や吹き抜けなどを取り入れるのがおすすめです。

また、家族間のプライバシーを配慮できるよう、プライベート空間を設けるのもよいでしょう。
アサヒグローバルホームでは、さまざまなタイプの建売物件を提供しています。

本記事で紹介した30坪の間取り以外の物件を確認したい方は、「物件を探す」をご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。