カウンターキッチンのある家のメリット・デメリット3選と後悔しないコツ

家づくりを進めるなかで、「カウンターキッチンを採用するか迷っている」という方も多いでしょう。

カウンターキッチンにするとおしゃれで開放感のある空間を演出できるため、近年人気を集めています。

ただし、デメリットを踏まえずに決めると、生活をスタートさせてから「想像と違って暮らしにくい」と後悔を感じる可能性もあるので注意が必要です。

そこでこの記事では、カウンターキッチンのある家のメリット・デメリットを解説します。

後悔しないコツやおしゃれな施工事例についても紹介するので、参考にしてください。

カウンターキッチンとは

カウンターキッチンとは、キッチンとダイニングの間にカウンターを設置したタイプのキッチンのことで、「対面型キッチン」とも呼ばれます。

カウンターキッチンは主に2つに分類でき、以下の通りです。

近年ではLDKを1つの空間としてまとめるのが主流で、空間を完全に仕切らないカウンターキッチンを採用するケースが増えています。

家にカウンターキッチンを取り入れるメリット

家にカウンターキッチンを取り入れるメリットは、以下の3つです。

1. 家族とコミュニケーションが取りやすくなる
2. 食事の準備や片付けがしやすくなる
3. 開放感のある空間を演出できる

カウンターキッチンを採用するなら、メリットを最大限に活かした空間づくりを目指しましょう。

メリット①：家族とコミュニケーションが取りやすくなる

カウンターキッチンはキッチン部分がクローズドな閉ざされた空間ではないため、家族とコミュニケーションが取りやすくなるのが魅力です。

料理や片付けをしながらダイニングやリビングにいる家族と気軽に話ができ、会話量も自然と増えます。

子どもが遊んだり、勉強したりする姿を見守れるので、安心して子育てができるのも嬉しいポイントです。

特に、幼い子どもがいる場合でも、何をしているか様子が確認できることから、危険を回避しやすいでしょう。

また、来客時にもカウンターを挟んでコミュニケーションを取りながら、お茶を楽しむことも可能です。

メリット②：食事の準備や片付けがしやすくなる

カウンターに完成した料理や使い終わった食器を一時的に置けるので、食事の準備や片付けがしやすくなります。

料理の皿でキッチンの作業スペースが減ったり、いつまでもダイニングの上が片付かなかったりするストレスもありません。

また、カウンターにはさまざまな活用方法があり、具体的には以下の通りです。

• 「見せる収納」にしておしゃれに演出する
• カウンター下を収納場所にする
• インテリアのコーナーにする
• スマートフォンなどの電子機器の充電場所にする

家事や生活の効率を上げられるだけではなく、おしゃれにできるのもカウンターキッチンの魅力だといえます。

メリット③：開放感のある空間を演出できる

キッチンとダイニング・リビングの間を完全に仕切らないので、開放感のある空間を演出できます。

キッチンからはリビングや窓から外が見えるなど視界が開けており、気持ちよく家事に取り組めるのも魅力です。

狭小住宅などスペースが限られる場合にも、空間を広く見せられます。

また、カウンターキッチンは人気があることから、さまざまな商品ラインナップがあるのも嬉しいポイントです。

カフェ・モダン・北欧・カントリーなど、内装のテイストに合わせて選べます。

建売住宅をおしゃれにする方法が気になる方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】建売住宅をおしゃれにしたい！インテリアと外観をおしゃれにする3つのコツを解説

家にカウンターキッチンを取り入れるデメリット

家にカウンターキッチンを取り入れるデメリットは、以下の3つです。

1. においが室内に充満しやすい
2. 片付けないと生活感が出でしまう
3. 油や水はねが気になりやすい

後悔を回避するために、デメリットもしっかりチェックしましょう。

デメリット①：においが室内に充満しやすい

カウンターキッチンは空間がつながっているため、においが室内に充満しやすいのがネックです。

カレーなどにおいが強い料理をしたり、生ごみを置いたりすると、リビングやダイニングまでにおいが広がる可能性があります。

さらに、カーテンなどの布類に付着することで、においに長時間悩まされるケースも。

カウンターキッチンのにおい対策は、換気扇の使用・窓の換気・空気清浄機の活用などが有効です。

デメリット②：片付けないと生活感が出でしまう

壁などの仕切りがないフラットのフルオープンタイプの場合には、片付けないと生活感が出やすいのがネックです。

調理器具・調味料・買い物の荷物などを放置すると、ダイニングやキッチンから丸見えになります。

スタイリッシュなデザイン性を活かすためにも、十分な収納を設けて常にすっきり見せましょう。

丸見えになるのが気になる方は、床から腰の高さ位まである腰壁にしたり、セミオープンタイプを検討したりするのがおすすめです。

デメリット③：油や水はねが気になりやすい

生活感が出やすいのと同様に、フラットなフルオープンタイプは、油や水はねで周辺が汚れる可能性があります。

床に飛び散った油や水は放置しやすく、掃除に時間がかかったり、床材が傷んだりするケースもあるので注意が必要です。

油や水はねを予防するためにも、以下のような対策をしましょう。

• オイルガードやレンジガードを設置する
• 床の塗装を油や水に強いタイプにする
• 上昇気流が発生しにくいIHにする

IHは火を使用しないことから上昇気流が発生しにくく、油が遠くに飛びづらい性質を持っています。

入居してから後悔を感じないためにも、実際に物件を見学して情報収集しておくことも大切です。アサヒグローバルホームの物件を見学したい方は、見学予約をご覧ください。

カウンターキッチンで後悔しないためのコツ

カウンターキッチンで後悔しないためのコツは、以下の通りです。

• 掃除や手入れがしやすいタイプを選ぶ
• 適切な収納量を確保する
• キッチンから目が届く範囲を意識する
• 回遊性や生活動線をチェックする

カウンターキッチンは手元などが人目に触れやすく、きれいに保つためにもメンテナンス性や収納力に優れたタイプを選びましょう。

キッチンから目が届く範囲を意識すると、子どもの様子が見守れるため、安心して子育てができます。

キッチンを含めた家全体の動線を確認し、「生活しやすいか」「家事を効率的にこなせるか」などもチェックしてください。

デザインだけではなく、機能性やカウンターキッチンを取り入れる目的を具体的にイメージすることも重要です。

カウンターキッチンを取り入れたおしゃれな施工事例

カウンターキッチンを取り入れたおしゃれな施工事例として、以下の2つを紹介します。

1. パントリーを設けて収納量を確保したカウンターキッチンのある家
2. 洗濯動線も考慮したカウンターキッチンのある家

事例を参考にしながら、イメージを膨らませてみてください。

事例①：パントリーを設けて収納量を確保したカウンターキッチンのある家

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この家ではセミオープンタイプのカウンターキッチンを採用しており、注目ポイントは以下の通りです。

• パントリーを設けて収納量を確保している
• コンロ前には壁があるため油はねが気になりにくい

キッチン奥にパントリーを設置したことで収納量を確保しており、カウンターや調理台の上を片付けやすくなります。

さらに、腰壁で手元を隠せるため、生活感が出にくく、常にすっきりとした印象にできるのも魅力です。

コンロ前は壁となっているのでダイニング側への油はねもなく、手入れがしやすい間取りとなっています。

事例②：洗濯動線も考慮したカウンターキッチンのある家

>>お気に入りの建売物件を探す

この家は家事効率を意識しており、注目ポイントは以下の通りです。

• キッチンをはじめとして水回りを集約している
• ダイニング・リビング・LDKカウンターにいる家族に声をかけやすい

キッチン・洗面室・浴室の水回りを集約しており、料理をしながら洗濯するなど同時進行で家事に取り組みやすく、効率よく暮らせます。

キッチンからはダイニング・リビング・LDKカウンターを見渡せるため、家族とコミュニケーションを取りやすいのもメリットです。

また、LDKカウンターがあることから、子どもの勉強からリモートワークまで、幅広く利用できます。

スタディーコーナーについてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】スタディーコーナーの3つの特徴とは？設置の注意点や間取り例も解説

まとめ：カウンターキッチンのある家で理想の住まいを実現

カウンターキッチンとは、キッチンとダイニングの間にカウンターを設置したタイプのことで、「フルオープン」と「セミオープン」の2種類があります。

開放感を感じられたり、家族とコミュニケーションをとりやすかったりするメリットがある一方で、においが室内に充満しやすいデメリットもあるので注意が必要です。

デザイン性はもちろん、カウンターキッチンを取り入れる目的を明確にしてから採用しましょう。

アサヒグローバルホームでは、カウンターキッチンを含めてさまざまなデザインを取り入れた建売物件を販売しています。

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