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2023年11月21日

ローコスト住宅と建売住宅ならどっち?選ぶときの3つのポイントを解説

外観

注文住宅が理想ではあるものの、できるかぎりコストを抑えたいと考える方も多いでしょう。費用を抑えてある程度好みに合った家を建てられるのが、ローコスト住宅です。

ローコスト住宅の特徴には規格がある程度決まっているほか、設備やオプション追加のしやすさが挙げられます。とはいえ、建売住宅のほうが経済的な場合もあるためしっかり見極めましょう。

この記事では、ローコスト住宅と建売住宅の違いをまとめました。選ぶときのポイントも紹介しますので、マイホームの購入を検討している方は参考にしてください。

ローコスト住宅の特徴

まずはローコスト住宅の魅力について理解していきましょう。ローコスト住宅の特徴は、以下の通りです。

  • コストカットを重視している
  • 規格がある程度決まっている
  • 設備のオプション追加がしやすい

 

ローコスト住宅とは

ローコスト住宅とは、1,000万円台で家を建てられる注文住宅です。注文住宅といっても、セミオーダータイプというのがローコスト住宅の特徴とされています。

ある程度の制限はありますが、コストを抑えつつ家を自由にカスタマイズできるため、理想に近い家を建てられるでしょう。

土地代を含まない注文住宅の建築費用は平均3,715万円と言われているのに対して、ローコスト住宅は1,000万円台で購入できます。したがって、住宅にかかる費用をできるかぎり抑えられるのがローコスト住宅のメリットです。

引用元:住宅金融支援機構 | 令和4年フラット35利用者調査

 

ローコスト住宅の特徴①:コストカットを重視している

リビング

低価格で家を建てられる理由には、コストカットが挙げられます。ローコスト住宅で削減している主な費用は、以下の通りです。

  • 材料を大量購入し、仕入れ価格を抑えている
  • 複雑な作業を極力減らし、人件費をカットしている
  • モデルハウスを建築するなどして宣伝広告費を削減している
  • 仕様や設備をシンプルにして、コストダウンにつなげている
  • 家が完成するまで自社で一括管理し、マージン代を減らしている


材料費や人件費、諸経費といった建築費用を抑えているのが、ローコスト住宅の特徴です。

 

ローコスト住宅の特徴②:規格がある程度決まっている

ローコスト住宅では、間取りや内外観、屋根のデザインなどをいくつかのパターンから選択できます。フルオーダーではないため、ある程度規格が決まっているのもポイントです。自由度はやや低いですが、費用を抑えて好みに合った家が作れます。

注文住宅といっても規格化された住宅プランの中から選ぶ必要があるため、細かい部分にまでこだわりたい方には不向きです。つまり、設備や仕様にこだわりが少ない場合に、ローコスト住宅は適しているでしょう。

 

ローコスト住宅の特徴③:設備のオプション追加がしやすい

ローコスト住宅の標準仕様は工務店などによって異なりますが、設備のオプション追加が可能です。

設備や電気配線、建具といったこだわりたい部分のみカスタマイズできるのも、ローコスト住宅の魅力といってよいでしょう。

「キッチンはアイランドキッチンにしたい」「床暖房を導入したい」といったこだわりも、ローコスト住宅では実現できます。ただし、こだわりを詰め込みすぎると予算オーバーになってしまうので注意してください。

 

建売住宅の特徴

建売住宅の特徴は、以下の通りです。

  • 家が完成していることが大半
  • 入居までの期間を短くできる
  • 土地をセットで購入できる


ローコスト住宅との違いを踏まえながら、建売住宅の魅力を見ていきましょう。

 

 建売住宅とは

建売住宅とは、建築中または完成された住宅を土地とセット購入できるもので「分譲住宅」とも言います。デザインや間取り、設備が決まっているため、一からご自身で選ばなくてよいのが建売住宅の特徴です。

また、入居までの段取りが注文住宅と比べて少ないのも建売住宅の良さとされています。なお、建物や設備などを自由にカスタマイズできないのが、ローコスト住宅との大きな違いです。

 

建売住宅の特徴①:家が完成していることが大半

現物を見てから購入できるのが、建売住宅最大の特徴です。建売住宅では家が完成した状態の場合がほとんどのため、内覧できます。生活をイメージしやすく「思っていたのと違う」といった後悔を回避しやすいでしょう。

また、すでに家が建っているため、メジャーを持参すれば家具を置く位置や窓の大きさを確認できます。カーテンの長さが合わなかったなどのトラブルを避けられるのも、建売住宅の利点です。

【関連記事】建売住宅の賢い選び方!7つのポイントで徹底解説【後悔しない】

 

建売住宅の特徴②:入居までの期間を短くできる

ソファー

建売住宅は、すでに家が完成している場合が大半のため、契約後すぐに入居できます。土地探しからはじまり、間取りなどの仕様を決めて建築する注文住宅に比べると、入居までの期間が短いのもメリットです。

また、不動産の売買契約と住宅ローンだけなので手続きが少なく、何度も打ち合わせする手間がありません。引っ越しの時期が決まっている場合にも、建売住宅はおすすめです。

 

建売住宅の特徴③:土地をセットで購入できる

土地を探す手間がないのも、建売住宅の特徴です。建売住宅は土地をセットで購入できるため、土地を所有していない方にも適しています。

また、土地と建物を合わせた金額が決まっており、資金計画を立てやすい点もメリットです。注文住宅の場合、土地と建物の購入が別々のケースもあるので、マネープランを立てるまでに時間を要します。

そのため、家づくりを効率よく進められる点が建売住宅の魅力といってよいでしょう。当社でも東海3県の建売物件を幅広く紹介しています。

建売住宅の購入を検討している方は、アサヒグローバルホームの建売物件をチェックしてみてください。

 

ローコスト住宅と建売住宅の価格帯の違い

ローコスト住宅と建売住宅の価格帯の違い

ローコスト住宅と建売住宅の価格帯は、それぞれ異なります。ローコスト住宅の平均的な広さは30〜40坪(99.2㎡〜132.2㎡)です。工務店によってさまざまですが、坪単価30万円〜60万円台で1,000万台の家を建てられます。

なお、1,000万台といっても建物本体のみの価格なので注意が必要です。そのほか工事費や諸経費、土地代などが発生することも考慮したうえで検討してください。

一方、建売住宅は土地代が含まれているため、1,000万円〜5,000万円台と価格帯が幅広く設定されています。

さらに居住エリアによって土地代が異なるほか、利便性なども影響して価格に差がでます。そのうえ、手付金や仲人手数料、印紙税といった諸費用もかかるので頭に入れておきましょう。

 

ローコスト住宅か建売住宅を選ぶときのポイント3選

リビング、キッチン

ローコスト住宅と建売住宅を選ぶポイントは、以下の3つです。

  1. 土地を所有しているかどうか
  2. 入居までの期間がどの程度か
  3. デザインや仕様をどこまでこだわりたいか

 

ポイント①:土地を所有しているかどうか

土地の所有によって、選び方は異なります。ローコスト住宅は土地を用意する必要があるのに対して、建売住宅は住宅と土地がセットで販売されているためです。

つまり、相続などで土地を所有している場合はローコスト住宅を建てたほうが経済的負担もかかりにくいでしょう。

土地を持っていない方は、土地とセットで販売している建売住宅を選んだほうが土地探しをする手間なく家を建てられます。

 

ポイント②:入居までの期間がどの程度か

ローコスト住宅の建築期間は、約2〜3ヶ月が目安です。とはいえ施工会社選びや土地探し、打ち合わせといった期間を考慮する必要があるため、入居までに早くても6ヶ月ほどかかります。

一般的な注文住宅に比べると建築期間は短いですが、引っ越しなどで入居時期を決めている場合は逆算してスケジュールを組まなければいけません。

一方、建売住宅はすでに完成されている状態が多いため契約後、即入居が可能です。したがって建売住宅は、入居を急ぐ方に向いています。

 

ポイント③:デザインや仕様をどこまでこだわりたいか

ローコスト住宅はある程度の自由がきくため、デザインや仕様をこだわりたい方向きです。外壁デザインや建具などを選べることから、好みに合った家づくりが実現できます。

さらにカスタマイズすれば、キッチンやお風呂の仕様を変更できる場合もあるでしょう。一方、建売住宅は間取りやデザイン、設計がすべて決まっています。

そのうえ、分譲住宅エリアでしたら同じような家が立ち並ぶケースもあり、オリジナリティを求める方には不向きです。

【関連記事】【建売住宅のデメリット3選】住宅購入に失敗しないためのコツも解説

 

まとめ:ローコスト住宅と建売住宅の違いを理解しよう

リビング

ローコスト住宅とは、1,000万円台で家を建てられるセミオーダータイプの住宅です。ある程度自由に設計できるため、好みに寄ったマイホームを建てられます。

一方、建売住宅は建築中または完成された土地とセットで購入できる住宅です。内覧できるため、生活をイメージしやすい特徴があります。

住宅を選ぶときは、土地の有無や入居期間、デザインのこだわりなどご自身の好みや条件によって選びましょう。ローコスト住宅と建売住宅の違いを理解し、理想に近いマイホームを建てる参考にしてください。

なお、当社ではお気に入りの住まいに出会える家探しのポイントをご紹介しています。マイホーム探しにお悩みの方は「建売物件の探し方」を参考にして、希望条件に合う家を見つけてください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。