建売住宅のポストを変えたいと思う問題点は?変更するメリットや方法を紹介

家の顔となる玄関ですが、門柱やポストによってイメージががらりと変わります。
建売住宅の場合はポストが設置されているケースがほとんどで、まわりとデザインが似てしまいがちです。
ポストは特に目を引く場所で玄関のアクセントにもなるため、変えたいと思う方もいるでしょう。
この記事では、建売住宅のポストを変えたいと思う理由や機能門柱を設置する際の問題点について紹介します。
ポストの変え方やメリットもあわせて解説するので、建売住宅の購入を検討されている方やポストを変えたい方は今後の参考にしてください。
目次
建売住宅でポストを変えたいと思う理由

建売住宅でポストを変えたいと思う理由は、工務店が採用した機能門柱が設置されているためです。
機能門柱とは、複数の機能を備えた製品で、主に以下の機能が組み込まれています。
- 表札
- インターホン
- ライト
- ポスト
- 宅配ボックス
ネット通販の普及にともない、近年では宅配ボックスが設置可能な機能門柱も増えています。
建売住宅ではコストパフォーマンスの良い機能門柱が採用されていますが、注文住宅と異なり、ポストをオーダーメイドのものにはできません。
好みやニーズに合わないことから、なかには建売住宅を購入するにあたってポストを変えたいと思う方もいるのです。
なお、建売住宅の購入を検討している方で、探し方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
【関連記事】建売住宅の探し方6選!理想の家を探すための事前準備やポイントを紹介
機能門柱を設置する3つの問題点

機能門柱を設置する際の問題点は、以下の3つです。
- 郵便物を確認する手間がかかる
- 防犯面が懸念される
- 雨風にさらされる
後悔しないためにも、建売住宅で一般的に備え付けられている機能門柱のデメリットを見ていきましょう。
問題点①:郵便物を確認する手間がかかる
機能門柱が設置される位置は住宅によって異なりますが、玄関から離れている場合がほとんどです。
そのため、郵便物を確認する際に、玄関から少し歩いて取りに行く必要があります。
一度家の中に入った後に確認するとなると、再度玄関から出る必要があるため、手間がかかります。
便利だからといって宅配ボックスや大きいポストを設けている機能門柱もありますが、玄関からの距離が遠ければ取りに行く手間がかかる点を理解しておきましょう。
問題点②:防犯面が懸念される
機能門柱の設置場所によっては、盗難被害を受ける可能性もゼロではありません。
機能門柱を採用する際、ポスト単体に鍵をつけることは少なく、ダイヤル錠かプッシュ錠が主流です。
ダイヤル錠やプッシュ錠は施錠し忘れたり暗証番号を控えられたりすると簡単に開けられてしまうため、セキュリティ面が懸念されます。
建売住宅の場合、機能門柱がすでに設置されているため、投函口のタイプやポストのサイズなどを指定できない点がデメリットです。
ライフスタイルに合ったポストでなければ、郵便物がはみ出てしまいセキュリティリスクが懸念される点に注意しましょう。
問題点③:雨風にさらされる
機能門柱は屋根がない場所につけられている傾向のため、雨風にさらされ、サビや劣化などのリスクが生じます。
機能門柱が劣化した場合、建て付けが悪くなり、隙間から水が入り込む浸水リスクも示唆されます。
また雨が降っていると玄関からの距離があるため、ポストを確認する際に濡れてしまう点がデメリットです。
機能門柱の設置場所によっては、雨風にさらされる点を踏まえたうえで対策方法を検討しましょう。
住宅におけるポストの種類
住宅における主なポストの種類は、以下の3つです。
- 独立タイプ
- 壁付けタイプ
- 埋め込みタイプ
それぞれメリット・デメリットがあるため、ライフスタイルや好みに合わせて検討しましょう。
種類①:独立タイプ
独立タイプは、機能門柱が住宅とは別になっているポストです。
玄関から離れており、浸水リスクや取りに行く手間がありますが、種類が豊富でオリジナリティを出せます。
独立タイプは、宅配ボックスなどを設けられる点がメリットです。
また、郵便物を投函するときに、玄関前にまで人が来ない仕組みになっています。
機能門柱ではなく、ポストのみが玄関先に出るタイプもあります。
その場合、住宅の外観と合わせてアクセントにもできるため、オリジナリティを出したい方にはおすすめです。
種類②:壁付けタイプ
アサヒグローバルホーム注文住宅の施工事例となるこちらの住宅では、壁付けタイプのポストを採用しています。
壁付けタイプのポストは、機能門柱とは異なり、ポストのみが住宅の外壁に取り付けられています。
玄関から出て、すぐに郵便物を確認できる点がメリットです。
また雨風にさらされる心配や盗難リスクも低いため、劣化や防犯面が気になる方にはおすすめです。
壁付けタイプのポストは上から投函するタイプが多く、厚みがでないため、宅配ボックスはつけられません。
宅配ボックスをつけたい方は、ポストとは別でつけると良いでしょう。
壁付けタイプのポストは住宅の外壁と色を合わせるなど、外構のアクセントとしても取り入れられます。
おしゃれな外観にしたい方にはおすすめです。
住宅の外観について、センスの良い施工事例を見たい方は以下の記事をご覧ください。
【関連記事】センスのいい平屋の外観例6選!モダン・ホテルライクなどデザインを紹介
種類③:埋め込みタイプ
アサヒグローバルホーム注文住宅の施工事例となるこちらの住宅では、埋め込みタイプのポストを採用しています。
埋め込みタイプは、壁付けと似ていますが、ポスト自体が壁内部に埋め込まれている点が特徴です。
そのため、郵便物は玄関から出ずとも確認ができます。
ポストが外に出ないため、住宅の外観もすっきりと見せることが可能です。
また雨風にさらされる心配もなく、メンテナンスもほかのタイプより簡単です。
ただし、埋め込みタイプのポストは機能門柱などと比べてコストがかかりやすい可能性があるため、事前に予算と合わせて相談しましょう。
ポストを前面に出したくない方や郵便物確認のために外に出たくない方におすすめのタイプです。
建売住宅のポストを変えるメリット

建売住宅のポストを変えるメリットは、以下の2つです。
- ライフスタイルに合わせた利便性の向上
- 外観とマッチするおしゃれな見た目
ポストは多くて1日に1回、少なくとも3日に1回程度は確認するため、確認する度に不便だと感じればストレスがかかります。
ご自身やご家族のライフスタイルに合っているものを選ぶことで、ストレスなく快適に生活できます。
また、建売住宅でもポストを変えるとアクセントになり、オリジナリティのあるおしゃれな外観を実現可能です。
住宅の雰囲気と合わせたポストを選べば、おしゃれな見た目にもなります。
ポスト1つで家の雰囲気を変えられるため、実用性とおしゃれさ両方を兼ね備えたポストを見つけましょう。
アサヒグローバルホームでは注文住宅と変わらない品質の建売住宅を、多数提供しております。
弊社の物件を見たい方は、物件を探すからご覧ください。
建売住宅で好みのポストに変更する方法

建売住宅で、好みのポストに変更する方法は、以下の3つです。
- 入居前に相談する
- リフォームする
- DIYをする
コストや必要性を考えながら、どの方法が良いか検討しましょう。
方法①:入居前に相談する
ポストは入居前に担当者に相談することで、変更できる場合があります。
建売住宅で完成前に購入するケースで、ポストがまだ取り付けられていなければ相談が可能です。
しかし、設備や仕様が統一されている建売住宅は、施工前でも変更できないケースも少なくありません。
また、ポストを変更できたとしてもオプションとして追加料金が発生することもあるため、まずは担当者に確認しましょう。
方法②:リフォームする
ポストは、リフォームで変更できる場合があります。
リフォームの場合は、好みやニーズに合ったポストを選択できるだけでなく、設置場所も自由に選べる点がメリットです。
建売住宅で主に備え付けられている機能門柱は、インターホンなどの電気配線が組まれており、変更が複雑になる可能性が考えられます。
また、ポストをリフォームする際は、以下の費用が発生します。
- 新設するポスト代
- 設置費用
- 既存ポストの撤去費用 など
リフォームを検討する際は、予算と相談しながら検討することが大切です。
方法③:DIYをする
ポストはリフォーム業者に依頼せず、DIYでも変更可能です。
特に壁付けタイプは、ネジで壁に取り付けられていれば簡単に変えられます。
機能門柱など電気配線があるものは難しい可能性がありますが、ポストのみの場合は傾倒に注意しながら取り付けられます。
ただし、DIYは外壁の破損や落下のリスクが生じる点に注意が必要です。
ポストを設置する際は専門知識が必要になるだけでなく、地面を掘ったり穴を開けたりする必要があります。
長く暮らす住宅を傷つけないためにも、ポストのDIYを検討する際は専門の業者に相談するのがおすすめです。
まとめ:建売住宅でポストを変えたい場合は工務店に相談しよう

建売住宅は、元から設置されているポストを変更できます。
ポストには種類があり、それぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身のライフスタイルにあわせて、利便性の良いものを選びましょう。
また、ポストは外観のアクセントにもなります。
お洒落な見た目やオリジナリティを追及したい方にも、ポストの変更はおすすめです。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。


