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2024年04月25日

家の玄関にスマートキーを導入するメリット・デメリット・選び方を解説

外観

家の玄関に設置する「スマートキー」とは、暗証番号やスマートフォンのアプリなどを使って施錠・解錠できるシステムのことです。

「家にスマートキーは導入すべき?」と疑問を持っている方も多いでしょう。スマートキーは鍵穴がないことから防犯性にも優れており、採用する住宅が増えています。

しかし、便利なイメージだけでスマートキーを設置すると、「電池切れで家に入れなくて困った」など後悔を感じる可能性があるので注意が必要です。

そこでこの記事では、家の玄関にスマートキーを導入するメリット・デメリットを解説します。

スマートキーの選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

家にスマートキーは導入すべき?

玄関

玄関に取り付けるスマートキーとは、デバイスなどを使ってドアを簡単に施錠・解錠できるシステムのことです。

リモコンからスマートフォンのアプリまで、デバイスにはさまざまな種類があります。家にスマートキーを導入すべきかは、スマートキーの性能やメリット・デメリットを比較したうえで判断しましょう。

また、スマートキーは後付けできるため、設置に迷う場合には無理に取り付ける必要はありません。スマートキーの後付けについては、次章で詳しく解説します。

 

スマートキーは後付けできる

家の玄関に設置するスマートキーは後付けが可能ですが、ドアの種類によっては導入できないため注意しましょう。

スマートキーが後付けできないドアは、以下の通りです。

  • 取り付け部分に十分なスペースが確保できない
  • 引き戸
  • 握り玉タイプのドアノブ
  • ドアの内側の金具(サムターン)が特殊


後付けする可能性があれば、設計段階から工務店に意向を伝えておくと「後付けできない」と後悔するリスクを回避できます。

また、後付け作業はDIYでもできますが、アフターサポートや万が一のことを考えて専門業者に依頼するのがおすすめです。

 

家に導入できるスマートキーの種類

スマートフォン

家に導入できるスマートキーの種類は、下表の通りです。

種類

特徴

暗証番号

設定した番号を入力して施錠・解錠する

カードキー

ICカードの読み取り部分に接触させて施錠・解錠する

リモコン

玄関にリモコンを近づけたり、ボタンを押したりして施錠・解錠する

スマートフォン

玄関にスマートフォンを近づけたり、アプリを使用したりして施錠・解錠する

指紋認証

センサーで指紋を読み取って施錠・解錠する


家族全員にとって使い勝手のよいスマートキーを選ぶ必要があるのはもちろん、次章で説明する災害時を踏まえてベストなタイプを取り付けましょう。

 

災害時にスマートキーは稼働するのか

災害時にスマートキーが稼働するのかは、スマートキーの電源タイプによって異なります。

電池式のスマートキーであれば停電が起きた際も影響は受けないので、災害時などでも利用可能です。

一方で、電気式(AC100V)の場合は、停電中は非常用電源などがなければ基本的に使えません。

また、スマートフォン・暗証番号・カードタイプは本体と直接通信したり、本体に記憶したりするタイプについては利用できます。

スマートキーにプラスして、シリンダーに鍵を差し込む非常用キーを併設しているタイプを選べば、災害や停電時も安心です。

 

スマートキーを家に導入する3つのメリット

玄関

スマートキーを家に導入するメリットは、以下の3つです。

  1. 鍵を持ち歩く必要がなくなる
  2. 防犯性を高められる
  3. 鍵の締め忘れがなくなる


メリットを最大限に活用しながら、スマートキーで快適な生活を送りましょう。

 

メリット①:鍵を持ち歩く必要がなくなる

スマートキーはスマートフォンやICカードが鍵代わりとなるため、鍵を持ち歩く必要がなくなるのが魅力です。

指紋認証や暗証番号のスマートキーにすれば、デバイスの携帯も不要になります。

また、荷物の中から鍵を探す時間を省けるのはもちろん、鍵が曲がったり折れたりして使えなくなる心配もありません。

大きな荷物を抱えている場合にも、スムーズに自宅に出入りできるでしょう。

 

メリット②:防犯性を高められる

スマートキーの種類によっては鍵穴がそもそもなくなることから、ピッキングによる部外者の侵入を防げるのもメリットです。

万が一非常用キーのカバーを開けられた場合には、2か所あるうち1か所のみ解錠しても数十秒後には自動的に締まるシステムなので安心できます。

解施錠をスマートフォンに通知する機能を持ったスマートキーもあり、不審な解錠も把握可能です。

また、従来の鍵を紛失した場合には、防犯面から鍵一式を交換するのが一般的ですが、スマートキーの場合には電子設定の変更で済むので費用負担を軽くできます。

 

メリット③:鍵の締め忘れがなくなる

スマートキーはホテルのドア同様にオートロック機能付きのタイプが多く、締め忘れがなくなるのもポイントです。

鍵のかけ忘れによる空き巣被害を防げるだけではなく、外出してから「施錠し忘れたかもしれない」という不安もなく、家族全員が毎日安心して生活できます。

二世帯で住むなど家族の人数が多く、家の出入りが頻繁な家庭にもスマートキーがおすすめです。

建売住宅について理解を深めたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】建売とは?注文住宅との違いやメリットデメリット3つをわかりやすく解説

 

スマートキーを家に導入する3つのデメリット

スマートハウスの外観

スマートキーを家に導入するデメリットは、以下の3つです。

  1. 締め出されることがある
  2. 電池式の場合に電源が切れる可能性がある
  3. 追加で費用がかかる


導入してから後悔しないためにも、デメリットもチェックしておきましょう。

 

デメリット①:締め出されることがある

便利なスマートキーですが、締め出される場合があるので注意が必要となります。

締め出される原因は、以下の通りです。

  • スマートフォンやリモコンなどデバイスの不携帯
  • 本体やデバイスの故障
  • 本体やデバイスの電池・充電切れ


締め出しのトラブルに遭わないためには、
複数の方法で解錠できるスマートキーを採用したり、デバイスを携帯する習慣付けをしたりして対策を講じましょう。

 

デメリット②:電池式の場合に電源が切れる可能性がある

電池式のスマートキーの場合には、電源が切れて利用できなくなる可能性があります。

万が一外出中にスマートキー本体の電池が切れると、締め出されたまま入れなくなるので気をつけましょう。

電池が切れた際には、非常用キーを使ったり、専門業者を呼んだりして解錠する必要があり、手間や費用が発生する可能性があります。

電池交換日を忘れないか心配な方は、アラート機能付きのスマートキーがおすすめです。

 

デメリット③:追加で費用がかかる

新築でも後付けでもスマートキーを設置する際には、費用がかかるのがネックです。

費用相場は新築の場合に3〜15万円、後付けの場合に2〜20万円であり、スマートキーの機能や性能によって異なります。

後付けよりも新築時に導入するほうが安く済む傾向にあるので、新築時にはぜひ検討してみてください。

また、DIYでの後付けは簡単に取り外せて防犯面に不安があったり、製品保証を受けられなかったりする場合もあるため、避けるのが無難です。

建売住宅で後悔したくないという方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の賢い選び方!7つのポイントで徹底解説【後悔しない】

 

スマートキーを家に導入する際の選び方

玄関

スマートキーを家に導入する際の選び方のポイントは、以下の通りです。

  • 施錠・解錠方法と安全性の高さ
  • 操作性や使い勝手の良さ(複数の施錠・解錠方法があるか)
  • 耐久性の高さ(長期的に使えるか)
  • 予算
  • アフターフォロー・保証期間


値段のみでスマートキーを選定すると、耐久性や防犯性が低い可能性があるので、
機能・性能・予算のバランスを考慮して購入してください。

トラブルや故障する場合もあることから、アフターフォローや保証期間もチェックして決めましょう。

 

アサヒグローバルホームの建売住宅はスマートキーが標準搭載

アサヒグローバルホームの建売住宅はスマートキーを標準搭載しており、後付けする手間や費用がかかりません。

防犯性に優れた建売住宅を求めている方やスマートキー付き住宅を探している方は、物件を探すをご覧ください。

スマートキー以外にも、ファミリークローゼットやパントリーがある住宅も数多く用意しているので、理想に合った家を見つけられるでしょう。

 

まとめ:スマートキーを家に導入するかは慎重に判断しよう

外観

家の玄関に取り付けるスマートキーは、デバイスなどを利用してドアを施錠・解錠できるシステムです。スマートキーには、暗証番号・リモコン・スマートフォンなどのさまざまな種類があります。

鍵を持ち歩く必要がなくなる一方で、締め出しなどのデメリットもあり、導入するかは慎重に判断しましょう。

アサヒグローバルホームでは、ハイクオリティながらお値打ち価格を実現した建売住宅を提供しています。当社の特徴や家づくりが気になる方は、特徴ページをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。