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2025年06月30日

建売住宅におけるキッチンカウンターの種類とは?DIY活用アイデアも紹介

キッチン

建売住宅を検討する際、どのようなキッチンカウンターを選ぶと良いのか悩む方もいるでしょう。
キッチンカウンターはレイアウトによって家事の効率を高めたり、限られた空間を有効に活用できたりと、暮らしを快適にするための重要な設備です。

なかには、カウンター部分の機能性を十分に活かしきれていないケースも少なくありません。
この記事では、建売住宅におけるキッチンカウンターの種類や特徴について解説します。

実用的な活用アイデアも紹介するので、キッチンカウンターを上手に活かして暮らしを充実させたい方や、空間を自分らしく演出したい方は参考にしてください。

 

建売住宅におけるキッチンカウンターの種類

キッチン

建売住宅で採用されるキッチンカウンターの主な種類は、以下の5つです。

種類

メリット

デメリット

I型

  • 直線型でコンパクト
  • 狭い空間でも設置しやすく、動線が短いため一人での作業に適している
  • 複数人での調理には不向き
  • 対面型でない場合はリビングと隔たれやすい

ペニンシュラ型

  • 片側を壁付けにした対面式
  • 開放感があり家族との会話がしやすい
  • アイランド型に比べ回遊性が低い
  • 空間全体に匂いが広がりやすい

セパレート型(Ⅱ型)

  • シンクとコンロを分けて配置
  • 短い動線で効率的に複数人作業が可能
  • 2列分の設置スペースが必要
  • 移動時に熱い鍋などの扱いに注意

L字型

作業動線がまとまりやすいほか、収納も確保できる

コーナー部分がデッドスペースになりやすく、設置には広さが必要になる

アイランド型

四方を囲まず開放感があり、複数人で囲んで調理しやすい

収納が不足しがちで匂いが広がりやすい


各タイプの特徴を具体的に紹介するので、キッチン選びの参考にしてください。
また、建売住宅におけるキッチンの使い勝手の良さについては、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅のキッチンは使い勝手がよい?ポイントやおしゃれな間取り例を紹介

 

種類①:I型キッチン

I型キッチンは、シンクとコンロを一直線に配置した、もっとも基本的なレイアウトです。
動線がシンプルなため省スペースで動きやすく、小規模なキッチンでも無駄なく使える点が特徴といえます。

対面式のI型であればリビングとの視線がつながるため、家族とのコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。
ただし、横並びの作業スペースは一度に使える人数が限られることから、複数人で調理を行う場合にはやや使いにくさを感じる場面もあります。

 

種類②:ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは片側が壁に面しており、半島のように突き出した対面式レイアウトです。
アイランド型ほどの回遊性はないものの、壁側を有効活用できるため、省スペースながら機能性にも優れています。

また、オープンな構造によってリビングと一体感が生まれ、家族との会話が自然に広がりやすい点も魅力です。
ただし、空間の仕切りがない分、調理中の匂いや煙が広がりやすくなるため、換気環境には注意が求められます。

 

種類③:セパレートキッチン

セパレートキッチンは、2列のカウンターを平行に配置し、シンクとコンロを左右に分けて設置するスタイルです。
作業スペースが独立しているため、複数人でもゆとりを持って調理可能で、動線もスムーズになります。

ただし、セパレートキッチンでは両カウンター間を行き来しながら作業する必要があるため、鍋や調理器具を持ち運ぶ際には注意しましょう。
また、2台分のカウンターを設けるためには、ある程度のキッチンスペースと設備費用を確保する必要があります。

 

種類④:L字型キッチン

L字型キッチンはカウンターを壁に沿って直角に配置したL字形のレイアウトで、コンパクトながら効率的な作業がしやすい設計です。
シンクとコンロが分かれて配置されることで、動線が三角形を描きやすくなり、複数人での調理もスムーズに行えます。

収納スペースが確保しやすい点も、L字型キッチンの魅力といえるでしょう。
ただし、カウンターの角部分はデッドスペースになりやすく、レイアウト次第では使いにくく感じる場合があります。
快適に使うためには、キッチンスペースがある程度必要です。

 

種類⑤:アイランドキッチン

アイランドキッチンはカウンターを壁から離して設置し、島のように独立させたレイアウトです。
壁がない構造のため開放感があり、リビングやダイニングとの一体感を演出できるほか、複数人でも調理しやすい点が特長といえます。

ただし、アイランドキッチンは壁面を活用した収納スペースが確保できず、収納力に不安が残るケースもあります。
また、キッチン全体に十分な広さが求められるだけでなく、調理時の匂いや煙が空間全体に広がりやすいため、換気設備の整備も重要です。

 

建売住宅のキッチンカウンターDIY活用アイデア6選

LDK

建売住宅のキッチンカウンターDIY活用アイデアは、以下の6つです。

  1. バーやカフェスペース
  2. ワークスぺース・勉強スペース
  3. 見せる収納スペース
  4. ダイニングスペース
  5. インテリアスペース
  6. 絵本・雑誌スペース


おしゃれなカフェ風の演出から子どもの勉強や在宅ワークに使える実用的なスペースづくりまで、DIYで手軽に実現できる6つの活用アイデアを紹介します。

 

アイデア①:バーやカフェスペース

キッチンカウンターの足元にスツールを置くと、自宅でも手軽にバーやカフェのような雰囲気を楽しめます。
スツールとは座面が高く背もたれのないタイプが多い椅子のことで、省スペースで使いやすい点が特徴です。

インテリアに合わせて木製やスチール製のものを選ぶと、空間全体に統一感が生まれます。
さらに、木目調の素材でカウンターをDIYし、カウンター上にペンダントライトを設置すると本格的なカフェ空間の演出が可能です。

友人を招き、カウンター越しにお茶やワインを振る舞うと、お店で過ごしているような時間を楽しめます。
朝のコーヒータイムから夜のリラックスタイムまで、幅広いシーンで活用できる点も魅力です。

 

アイデア②:ワークスぺース・勉強スペース

キッチンカウンターをワークスペースやお子さんの勉強スペースとして活用するのも、実用的なアイデアの1つです。
近くにコンセントを増設するとノートパソコンが使いやすく、食事のたびに片付ける手間も軽減されます。

キッチンに立ちながら宿題を見守ることができるため、家事と子育てを両立させたい家庭には便利でしょう。
専用の書斎がなくても、リビングの一角に集中できる作業スペースを確保できます。

 

アイデア③:見せる収納スペース

カウンターの下部や背面に収納スペースを設け、あえて「見せる収納」として活用するのも効果的なアイデアです。
オープンラックや壁付けのシェルフを取り付け、食器や調味料、お気に入りのマグカップをディスプレイ収納すると、カフェのような雰囲気が生まれます。

よく使うアイテムを手に取りやすい位置に置けるため、見た目だけでなく実用性にも優れています。
物が雑然と見えないよう色や素材を統一するなどの工夫を施すと、空間がより洗練されて見えるでしょう。

 

アイデア④:ダイニングスペース

キッチンカウンターを、簡易的なダイニングテーブルとして利用するアイデアです。
移動の手間なく配膳が可能なため、家事の時短につながる点がメリットといえます。

ただし、一般的なダイニングテーブルほどの奥行きがないことから、大皿料理や来客時の食事にはやや不向きです。
朝食や軽めのランチなど、日常のカジュアルな食事に取り入れると効率的に活用できます。

 

アイデア⑤:インテリアスペース

キッチンカウンターを、インテリア雑貨の飾り棚として活用する方法もアイデアの1つです。
観葉植物やフォトフレーム、小型のオブジェなどを置くことで、キッチンとダイニングの境界におしゃれなアクセントが生まれます。

また、デザイン性のある家電を並べると、機能性とインテリア性を兼ね備えたスペースとして利用できます。
季節ごとの雑貨や花を取り入れてディスプレイを変えると、空間に変化と華やかさを演出できるでしょう。

 

アイデア⑥:絵本・雑誌スペース

カウンター下の空間にマガジンラックを設置し、絵本や雑誌を収納するアイデアです。
リビングやダイニングの一角に小さな図書スペースを設けることで、家族やゲストが気軽に本を手に取れる空間が生まれます。

備え付けの棚がない場合でも、薄型の収納ラックやスタンド型のラックを活用すると十分に代用可能です。
表紙がおしゃれな本や季節の雑誌をディスプレイすると、インテリアの一部としても楽しめます。

 

多目的に活用できる建売住宅のキッチンカウンター間取り例

外観
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ペニシュラキッチンを採用しているこちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. キッチンからダイニングまでが一直線になっている
  2. 大容量のパントリーが設けられているため、キッチンまわりをすっきり見せられる


キッチンから家族の様子を見ながら作業を進められる間取りになっているため、会話を楽しみながら作業を行えます。
キッチンカウンターをスタディスペースにして、子どもの勉強を見ながら料理をしたい方にもおすすめです。

間取り図

間取り図

また、キッチンの後ろには大容量タイプのパントリーが設けられているため、キッチンカウンターに物を置く必要もありません。
インテリアを飾ったりワークスペースとして利用したりと、幅広い用途でキッチンカウンターが活躍するでしょう。

アサヒグローバルホームでは、家事だけでなくお家時間を楽しめる工夫を凝らした住宅を提供しております。
注文住宅と変わらない品質にこだわった建売住宅の特徴が知りたい方は、「わたしたちのこだわり」ページをご覧ください。

また、キッチンカウンターのメリットやデメリットについては、以下の記事で解説しているのであわせてチェックしましょう。

【関連記事】カウンターキッチンのある家のメリット・デメリット3選と後悔しないコツ

 

まとめ:建売住宅のキッチンカウンターは幅広い用途で活用できる

キッチン

建売住宅のキッチンカウンターには多様な形状があり、それぞれの特徴を理解すると、暮らしに適した使い方を見つけられます。
また、DIYによる工夫を加えれば、幅広い用途でキッチンカウンターを活用可能です。

キッチンとリビングをつなぐカウンターを上手く活用することで、家族のコミュニケーションも自然と深まるでしょう。

アサヒグローバルホームでは、キッチンカウンターを採用した建売住宅を多数提供しています。
キッチンカウンターにこだわった当社の物件情報が知りたい方は「物件を探す」からご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。