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2024年04月16日

家にシャッターは必要?メリット・デメリット・価格・後付けできるかを解説

外観

家にシャッターをつけようか検討しているものの、実際のところ、シャッターの役割がどれほど重要なのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

防犯性が高まることはもちろん、暴風時の雨風や飛来物から窓を守ってくれたり採光調整ができたりと、普段の生活においても活躍シーンが多くあります。

とはいえ、設置費用は決して安くないため、導入する目的と資金計画についてご家族と話し合って決めることが大切です。

この記事では、シャッターのメリットとデメリット、価格相場、後付けする際の注意点について解説します。

当社がおすすめするシャッター付き物件も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

新築の家にシャッターをつける必要性

シャッター

日本家屋では古くより、窓からの雨水の侵入や飛来物による衝撃、不審者の侵入防止策として「雨戸」がつけられていました。

今ではアルミ製のものも流通していますが、当初は木製が主流で、左右にスライドさせて開閉する手動タイプが一般的でした。

しかし、近年の新築住宅では同じ役割をもつものの、上下に開閉させてコンパクトに収納できる「シャッター」の取り付けが増えています。

鉄やステンレスといった金属製のものが充実しており、高い防犯性をはじめ、遮光・防音・防火効果に優れている点が特徴です。

お子さまのいるご家庭はもちろん、台風などの自然災害が懸念される地域では、「万が一」に備えた対策が欠かせません。

家にシャッターをつけることで、住宅の安全性を高められるうえ、安心して暮らせる快適な住環境づくりを実現しやすくなるのです。

 

家にシャッターをつける3つのメリット

外観

家にシャッターをつけることで得られるメリットは、以下の3つです。

  1. 高い防犯効果が期待できる
  2. 外の明かりが気にならなくなる
  3. 暴風時の被害を抑えられる

 

メリット①:高い防犯効果が期待できる

家の防犯効果を高めるには、シャッターの取り付けがおすすめです。

警視庁のデータでは、一戸建てにおける侵入窃盗の侵入経路は、窓からが53.5%であると発表されています。侵入手口としては、戸締りされていない窓からが大半ですが、ガラスを割っての侵入も全体の30%を占めている現状です。

このデータを見る限り、きちんと施錠していても安心できないことがお分かりいただけるのではないでしょうか。

そのため、窓からの侵入を防ぐには、シャッターの取り付けが有効です。実際に、警視庁からも防犯対策の1つとして、強度の高いシャッターや面格子の設置が呼びかけられています。

また、シャッターがあることで外からの視線も遮断できるため、プライバシー確保にも効果的といえるでしょう。

引用元:

 

メリット②:外の明かりが気にならなくなる

ベッドルーム

街灯が明るい地域や、車のヘッドライトが室内に届きやすい立地では、外の明かりが気になり睡眠を妨げてしまう要因になりかねません。

日中の日差しが強すぎることで、カーテンを閉めずにはいられなかったり、冷房の効きが悪かったりする場合もあるでしょう。

シャッターの中には、採光を調整できるブラインドやスリットタイプのものがあるため、状況に合わせて使い分けることがおすすめです。

また、光だけでなく遮音効果を期待できるのもメリットの1つ。外の騒音が気になる場合はもちろんですが、お子さまが遊ぶ声で苦情がきてしまうような夜には、シャッターを閉めることで、ある程度の音漏れを軽減できます。

 

メリット③:暴風時の被害を抑えられる

台風や暴風の際に懸念されるのが、飛来物による窓割れです。

傘のような突起物やベランダにある植木鉢、ときには道路に置いてある看板など大型のものが飛んでくるケースにも備えなくてはなりません。

また、軽く小さなものでも速いスピードで飛んでくることで、窓が割れたりひびが入ったりするケースもあるでしょう。

シャッターを設置することで、物理的な衝撃を防げます。結果的に、窓が割れて怪我することもなければ、修理費用が発生する心配もありません。

 

家にシャッターをつける3つのデメリット

シャッター

家にシャッターをつけることで生じるデメリットは、以下の3つです。

  1. 設置費用がかかる
  2. 窓のデザインが限られる
  3. 開閉音が気になる場合がある

 

デメリット①:設置費用がかかる

手動か電動かで価格は異なるものの、シャッターにかかる費用は決して安くありません。

後ほど詳しく解説しますが、手動式に比べて電動式のほうが割高になる傾向があります。設置場所やサイズによっては手動でも問題ないこともあるため、数や仕様を慎重に選ぶことが大切です。

当然、設置する窓の数が増えるほど費用もかさむことに。どこに何の目的で設置するのか十分検討してから判断することで、取り付け後の後悔も減らせるでしょう。

 

デメリット②:窓のデザインが限られる

全ての窓がシャッター仕様に対応しているわけではないため、窓のデザインが限られてしまう点に気をつけてください。

また、窓の上部にシャッターを収納するためのシャッターボックスを設置しなければならず、イメージしていた窓周りのデザインに仕上がらない可能性もあります。

雨戸に比べると外観に影響する範囲はごくわずかですが、設置後の後悔を減らすためにも、シャッター自体のデザインや外観とのバランスをあらかじめ確認したほうがよいでしょう。

以下の記事では、建売住宅をおしゃれに見せるコツを解説しているので、インテリア・外観をより素敵に仕上げるヒントとしてぜひ参考にしてください。

【関連記事】建売住宅をおしゃれにしたい!インテリアと外観をおしゃれにする3つのコツを解説

 

デメリット③:開閉音が気になる場合も

シャッターの開閉時に生じる音が気になる場合もあるようです。

特に、手動式は大きな音が鳴りやすく、近所迷惑にならないかと心配になるかもしれません。

音が響きやすい閑静な住宅街や、近隣との距離が近い立地では、比較的音が静かな電動式を選ぶことも選択の1つです。

防犯や窓割れ防止などは、シャッターにこだわらずとも解決できる方法が他にもあるはずです。ご自身の住まいに適した対策は何なのか、目的に合わせて考えていきましょう。

今まさに住まい探しをしている方は、マンションと一戸建ての特徴を理解して選択の幅を広げることも大切です。ぜひ、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】マンションと一軒家は結局どっちが正解?住み心地や費用などを比較して解説

 

家にシャッターをつけた場合の価格相場

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先ほども触れたように、シャッターの価格は「手動式」か「電動式」かで大きく異なります。

工務店により価格帯もさまざまですが、設置計画を立てる際の費用目安として相場を押さえておきましょう。

 

価格相場

価格帯

手動式

10〜15万円

6~20万円

電動式

30万円前後

10~48万円


「開閉方式」に加えて、形状や素材、サイズも価格に影響する要素の1つです。

電動の場合は、1か所につき30万円以上することも往々にしてあるため、設置する目的や使い勝手を踏まえて入念に計画しましょう。

上記はあくまでも一例として参考にしていただき、詳細は工務店に見積もり依頼することをおすすめします。

 

家のシャッターは後付けできるのか

結論として、シャッターの後付けは可能です。

ただし、足場の設置費用や輸送の手間がかかるため、新築時より割高になりがちな点に留意しなければなりません。

すでに取り付けられている雨戸を撤去する場合は、先ほどのシャッター価格に加えて撤去費用もプラスされます。

なお、後付けするにはいくつかの注意点があるため、次で詳しく解説します。

 

家にシャッターをつける際の注意点

家にシャッターをつける際は、以下3点に注意しましょう。

  1. 設置スペースの確保
  2. 建物の骨組みの確認
  3. 窓の形状


まず、窓枠の周囲に十分な設置スペースが必要です。上部にシャッターボックスを設置できる余裕がなかったり換気口が近すぎたりすると、取り付けられない場合があります。

また、木造か鉄筋コンクリート造の建物でなければ取り付けられないうえに、外装材にもよります。

特殊な形の窓や外に開くタイプの窓には対応していないこともあるので、事前確認が欠かせません。

いずれもご自身での判断がむずかしい場合は、工務店に確認・相談するとよいでしょう。

 

アサヒグローバルホームの建売住宅なら電動シャッターが標準装備

当社の建売住宅には、家事ラク動線や大容量収納スペースなど、暮らしやすさを叶えるさまざまな工夫・アイデアが詰まっています。

なかでも、三重県で展開している「Buddy」という商品は、標準装備された電動シャッターがおすすめポイント。

  • 静かな動作音
  • 遠隔操作可能なリモコン式
  • ワンタッチで開閉できる手軽さ


スイッチひとつで開け閉めできるので、家事や育児に忙しいパパ・ママの時間を奪いません。夜には電気を消すと同時にシャッターを閉めて、家の安全もしっかり確保できます。

ほかにも、食洗器付きキッチンや浴室乾燥できるお風呂場など、充実した標準仕様が魅力の「Buddy」。詳しく知りたい方は、標準仕様ページをぜひご覧ください。

 

まとめ:家のシャッターの必要性を理解しよう

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家族団らんの時間やお子さまがのびのびと遊べる空間を守るためには、まず、家の安全を確保することが大切です。

不審者の侵入や飛来物による破損など、万が一に備えた対策として、シャッターの存在は心強く感じられるでしょう。

取り付ける際のポイントは、開閉方式によって価格が大きく異なることや、いくつかの条件を満たす必要があることです。

本記事を参考にシャッターのメリットとデメリットをしっかり押さえて、新築への導入や後付けを検討してみてはいかがでしょうか。

当社は、三重・愛知・岐阜県にて数多くの物件を用意しているので、興味のある方は物件を探すページをぜひご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。