ホーム ブログ 平屋では南玄関がおすすめな理由とは?28坪・35坪の間取り例を解説
2024年08月07日

平屋では南玄関がおすすめな理由とは?28坪・35坪の間取り例を解説

外観

家づくりを進める中で、「平屋に南玄関が最適といわれる理由を知りたい」と考える方も多いでしょう。

南玄関は日当たりが確保しやすく、気持ちの良い空間を実現しやすいため、平屋においても人気を集めています。
しかし、ポイントを押さえず南玄関を取り入れると、ミスマッチを感じる可能性もあるので注意が必要です。

そこでこの記事では、平屋で南玄関の間取りがおすすめな理由と建てる際のコツを解説します。
平屋で南玄関3LDKの間取り例も紹介するので、参考にしてください。

 

平屋では南玄関の間取りがおすすめな理由

玄関

平屋で南玄関の間取りがおすすめな理由は、以下の3つです。

  1. 風水的に良い
  2. 玄関が明るくなる
  3. おしゃれな玄関アプローチが作れる


それぞれについて解説します。

 

理由①:風水的に良いから

太陽の光が差し込みやすい南玄関は、プラスのエネルギーを持つ「陽」の気を取り込みやすく風水的に良いとされています。
風水に用いられる陰陽(おんみょう)思想は、マイナスの「陰」とプラスの「陽」で成り立っており、南は「陽」に該当する方角です。

南向きに玄関を配置した場合、風水上では金運が上昇したり、社会的な成功が得られたりするといわれており、平屋での生活でも運気アップが見込めるでしょう。

 

理由②:玄関が明るくなるから

南玄関は採光性に優れているため、平屋の玄関を明るく気持ちの良い空間にできるのが魅力です。
光が差し込むことから湿気がこもりにくく、においやカビの発生を防げます。

家の顔ともいえる玄関が明るいことで、家族が爽やかな気持ちで生活できるのはもちろん、来客がある場合にも良い印象を与えることが可能です。

また、冬場でも玄関が暖かく、住宅の入口まわりに降った雪が溶けやすいメリットもあります。

 

理由③:おしゃれな玄関アプローチが作れるから

南玄関は日当たりが良好で植物栽培に適しており、緑にあふれたおしゃれな玄関アプローチを実現できます。
加えて南玄関は日照時間が長いので、植物が育ちやすいのも嬉しいポイントです。

南側に道路があった場合には、庭木が目隠しとして役立つのはもちろん、フェンスと植物を組み合わせて洗練された雰囲気にもできます。
「緑あふれる平屋にしたい」「ナチュラルでおしゃれな玄関アプローチにしたい」と考えるなら、南玄関がおすすめです。

平屋自体のメリット・デメリットが気になる方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】平屋のメリットとデメリットは?2階建ての特徴と間取り例も解説

 

南玄関の間取りを取り入れた平屋を建てるコツ

外観

南玄関の間取りを取り入れた平屋を建てるコツは、以下の7つです。

  1. 駐車場のスペースを考慮する
  2. 横長の特性を活かしたプライバシー対策をする
  3. 通風を確保するアイデアを取り入れる
  4. リビングに接した中庭を作る
  5. 勾配天井や高窓を設けて開放感を演出する
  6. 玄関が暑くなるデメリットを踏まえて間取りを検討する
  7. 効率の良い生活動線を設計する


コツを押さえて家づくりに取り組めば、入居後のミスマッチを回避できるでしょう。

 

コツ①:駐車場のスペースを考慮する

南玄関は駐車スペースを玄関前に設置する傾向にあり、最も日当たりの良い部分が玄関ではなく駐車場になる可能性があります。
特に間口の狭い平屋は奥に光が届きにくいため、駐車場の位置を工夫することが重要です。

また、周辺が二階建てなど高い建物に囲まれている場合にも玄関の採光を確保しづらくなります。

「南玄関」「日当たりが良い」といった言葉のみで判断すると、明るい玄関を実現できないケースもあるため、周辺環境や駐車場の位置も必ずチェックしましょう。
駐車場づくりについてもっと知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】新築戸建ての駐車場づくりは慎重に?よくある失敗とサイズを決めるポイントを解説

 

コツ②:横長の特性を活かしたプライバシー対策をする

平屋はすべての部屋がワンフロアにまとまっているため、場合によってはプライバシーの確保が難しくなります。

横長の平屋であればその形状を活かし、LDKなどの共有スペースとプライベートスペースを区分けしてプライバシーを確保しましょう。
例えば、L字型の平屋の場合には横の空間を共有スペース、縦の空間をプライベートスペースに分けるとメリハリのある間取りにできます。

子どもが思春期を迎えたり、集中して勉強に取り組んだりする場合にも、住宅内のプライバシー確保が重要です。

 

コツ③:通風を確保するアイデアを取り入れる

平屋は周囲に建物に囲まれていると風通しが悪くなるため、通風を確保するアイデアを取り入れましょう。

通風を確保するアイデアは、以下の通りです。

  • 高い位置に窓を配置する
  • 1つの部屋に窓を2箇所設置する
  • 中庭を設ける


高い位置に窓があると、暖かい空気が窓から自然に流れていくので、換気効率が良くなります。
1つの部屋に窓を2箇所設置して、風の逃げ道を確保するのも有効です。

また、中庭を設けると窓が増えることから、風通しが良くなります。

 

コツ④:リビングに接した中庭を作る

コの字型などの平屋でリビングに面した場所に中庭を設けると、開口部が増えて屋外に目線が抜けるため空間が広く感じられます。

コの字の奥にリビングを配置したり、庭木を植えたりすれば、外部からの視線が気になりにくくプライバシーを確保しやすいのもメリットです。
三方向に窓を設けることも可能で、日当たりや風通しが良い快適な住まいで生活できます。

また、コの字型などの平屋は見た目もおしゃれで、デザイン性の高い住宅を目指せるでしょう。

 

コツ⑤:勾配天井や高窓を設けて開放感を演出する

勾配天井で天井を高くしたり、高窓で光を取り込んだりすることで、開放感のある空間でゆったりと生活できます。
勾配天井とは屋根に合わせて斜めに仕上げた天井のことで、高さを生み出せるのはもちろん、ロフトを設置しやすく空間を有効活用できるのが特徴です。

採光性に優れた高窓を設置すれば、部屋の奥まで光を届けられるため空間全体を明るくできます。
加えて、窓が高い位置にあり、外部からの視線を気にする必要がないのも嬉しいポイントです。

 

コツ⑥:玄関が暑くなるデメリットを踏まえて間取りを検討する

南玄関は日当たりのよさから明るい空間にできる一方で、夏場など日差しの強い時期は熱がこもって暑くなるデメリットがあります。

買い物の荷物を玄関に放置すると食品が痛むので、すぐに収納できるよう買い物動線を確保することが重要です。
例えば、キッチンに勝手口を設置したり、玄関に比較的近い位置にパントリーやキッチンを配置したりする方法があります。

また、玄関の暑さを回避するには、玄関のドアや周辺の窓に断熱性や採風性が高いタイプを採用する方法も効果的です。

 

コツ⑦:効率の良い生活動線を設計する

形状が横長の平屋は動線が長くなる可能性があるので、効率の良い生活動線を設計する必要があります。

生活動線と家事動線の両方に優れた間取りにするなら、回遊性の高い間取りを検討しましょう。
回遊性の高い間取りは、行き止まりがなくさまざまなルートで住宅内を移動できるため、ストレスなく暮らせます。

また、実生活に沿った暮らしやすい住まいを目指すためには、ご自身のライフスタイルを踏まえて間取りを検討することが重要です。

 

平屋で南玄関3LDKの間取り例2選

平屋で南玄関3LDKの間取り例として、以下の2つを紹介します。

  1. ゾーン分けしてプライベート空間を確保した家
  2. 採光を取り入れ明るい空間を実現した家


間取りでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

 

ゾーン分けしてプライベート空間を確保した家【約28坪】

外観>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの家ではゾーン分けしてプライベート空間を確保しているのが特徴で、注目ポイントは以下の通りです。

  • 玄関近くにキッチンを配置している
  • 玄関前に目隠しを設置している


玄関近くにキッチンやパントリーを設置した買い物動線に優れた間取りで、帰宅後すぐに食品を収納できます。
玄関に熱がこもりやすい時期に荷物を置きっぱなしにせず、すぐに片づけられるのがメリットです。

また、玄関から土間収納を経由してパントリーに移動できることから、効率よく収納できます。

間取り図

玄関前に目隠しを設置しているため、直射日光でドアが劣化したり、玄関内が暑くなったりするのを防ぐことが可能です。

 

採光を取り入れ明るい空間を実現した家【約35坪】

外観>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの家は平屋と二階建てのメリットをあわせ持った「平屋風二階建て」で、注目ポイントは以下の通りです。

  • 収納が住宅内のさまざまな場所に設けられている
  • 南向きにLDKを配置している


玄関に土間収納を配置しているなどさまざまな場所に収納があり、
生活や家事をしながらアイテムを取り出しやすいため、コンパクトな動線で生活できます。
収納が充実していることから居室を整理しやすく、シンプルな暮らしができるのも魅力です。

間取り図


間取り図

南向きにLDKを配置しているので採光しやすく、
明るく気持ちの良い空間で家族の時間を過ごせます。

アサヒグローバルホームでは、注文住宅と変わらない品質にこだわった分譲住宅を販売しています。
当社の特徴についてもっと知りたい方は、アサヒグローバルホームの特徴をご覧ください。

 

まとめ:南玄関間取りの平屋で明るい住まいを実現

外観

南玄関の平屋は日当たりを確保しやすく、取り入れることで明るく爽やかな住まいを実現できます。

リビングに接した中庭を作ったり、生活動線を踏まえて間取りを設計したりするなどコツを押さえて家づくりを進めれば、入居してからの後悔を回避できます。
また、南玄関は夏場に暑くなりやすく、買ってきた荷物を放置するのは危ないため、買い物動線もしっかり検討しましょう。

アサヒグローバルホームでは、南玄関をはじめとしてさまざまなタイプの建売住宅を販売しています。
当社の物件をもっと見たいという方は、物件を探すをご覧ください。

【関連記事】家の玄関にスマートキーを導入するメリット・デメリット・選び方を解説
【関連記事】建売の外構はどこまで含む?費用や依頼の流れ・おしゃれにするコツを解説
【関連記事】建売住宅の注意点8選を購入・契約・引渡しの流れ別でわかりやすく解説

簡単3ステップであなたのお気に入りの住まいに出会えるかも!

以下のステップで理想の住まいを探しましょう!

ステップ①:希望条件を決める
ステップ②:希望条件に合う物件をリストアップ
ステップ③:実物を見て確認する

物件をお探しの方は「詳しくはこちら」から

この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。