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2024年09月24日

新築一戸建て建売住宅の相場は?エリア別・年収別・諸費用の目安を解説

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マイホームを購入するうえで、気になる点が費用です。
新築一戸建て建売住宅を検討するにあたり、どのくらい費用がかかるのか相場を知りたい方は多いでしょう。

無理のない返済計画を立てられるよう、事前に相場を確認しておくことが大切です。
この記事では、新築一戸建て建売住宅の相場をエリア別・年収別にまとめました。

各費用の相場や建売住宅を選ぶポイント、間取り例も紹介するので、理想のマイホームを建てたい方は参考にしてください。

 

新築一戸建て建売住宅の相場

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まずは、新築一戸建て建売住宅に関する相場について、以下の2点を解説します。

  1. エリア別の相場
  2. 年収別の相場

 

エリア別の相場

「2022年度フラット35利用者調査」をもとにした新築一戸建て建売住宅のエリア別平均購入価格は、下表の通りです。

エリア

平均購入価格

首都圏

4,342.9万円

東海圏

3,151.1万円

近畿圏

3,713.0万円

その他地域

2,947.5万円


全国平均は3,7190.0万円となっており、とくに地価の高い首都圏では相場が高い傾向です。
エリア別の相場を見てもわかるように、新築一戸建て建売住宅の相場は住んでいる地域によって違いがあります。

引用元:独立行政法人住宅金融支援機構│令和4年フラット35利用者調査

 

年収別の相場

「2022年度フラット35の利用者調査」をもとにした新築一戸建て建売住宅購入者のエリア別平均年収は、下表の通りです。

エリア

世帯年収平均

首都圏

650.6万円

東海圏

556.4万円

近畿圏

578.3万円

その他地域

524.2万円


エリア別の世帯年収を見ると、
世帯年収500万円以上で新築一戸建て建売住宅を購入していることがわかります。
なお、首都圏では世帯年収650万円ほどで新築一戸建て建売住宅を購入している傾向です。

引用元:独立行政法人住宅金融支援機構│令和4年フラット35利用者調査

 

注文住宅との相場を比較

「2022年度フラット35の利用者調査」をもとにした新築一戸建て建売住宅と注文住宅のエリア別価格相場は、下表の通りです。

エリア

注文住宅

土地付き注文住宅

建売住宅

首都圏

4,015.9万円

5,406.1万円

4,342.9万円

東海圏

3,788.0万円

4,379.2万円

3,151.1万円

近畿圏

3,990.5万円

4,893.8万円

3,713.0万円

その他地域

3,502.3万円

4,151.0万円

2,947.5万円


土地をすでに持っている場合、エリアによっては新築一戸建て建売住宅より注文住宅のほうが安い傾向です。

一方、土地代を含めて注文住宅を購入する場合、建売住宅と1,000万円ほどの差が生じます。
したがって、土地を持っていない場合は建売住宅のほうが住宅購入費用を抑えられるでしょう。
注文住宅との違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】建売とは?注文住宅との違いやメリットデメリット3つをわかりやすく解説

引用元:独立行政法人住宅金融支援機構│令和4年フラット35利用者調査

 

建売住宅を購入するときにかかる各費用の相場

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建売住宅を購入するときには、どのような費用がいくらかかるのか、相場を把握しておくことも重要です。
建売住宅を購入するときにかかる各費用は、以下の4つです。

  1. 頭金
  2. 諸費用
  3. オプション
  4. 維持費

 

頭金

頭金は購入価格の10%ほどを用意するのが一般的です。
下表は「2022年度フラット35の利用者調査」をもとにした、新築一戸建て建売住宅購入時における頭金のエリア別平均金額になります。

エリア

頭金(購入価格に対しての割合)

首都圏

397.3万円(9.1%)

東海圏

191.7万円(6.1%)

近畿圏

327.8万円(8.8%)

その他地域

240.3万円(8.2%)


エリア別の頭金平均金額からもわかるように、
頭金の相場は住宅購入価格に対して6〜10%ほどです。
ただし、建売住宅を購入する際は、頭金だけでなく諸費用も考慮のうえ金額を検討しましょう。

引用元:独立行政法人住宅金融支援機構│令和4年フラット35利用者調査

 

諸費用

諸費用の目安は購入価格や契約内容によっても異なりますが、購入価格の5〜10%ほどといわれています。
建売住宅を購入する際にかかる主な諸費用は、以下の通りです。

  • 手付金
  • 仲介手数料
  • 印紙税
  • 不動産取得税
  • 登録免許税
  • 司法書士への報酬
  • 住宅ローン関連費用


例えば、3,000万円の新築一戸建て建売住宅を購入する際は、150万円〜300万円ほどが諸費用として発生します。

また、諸費用は購入前後と住宅ローン利用時に発生するため、どのようなタイミングで各費用がかかるのかあわせて覚えておくとよいでしょう。
諸費用の内訳や相場について詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の諸費用ってどれくらい?3,000万円の建売住宅の費用シミュレーションも紹介

 

オプション

住宅購入価格とは別で選べるオプションの相場は、50万円〜100万円ほどです。
工務店によって設備は異なりますが、オプションで追加しないと付いていないものもあるため、事前に確認しておきましょう。

主なオプションは、以下の通りです。

  • 照明
  • カーテンレール
  • エアコン
  • 網戸
  • 室内干し
  • シャッター
  • テレビアンテナ
  • 食洗機
  • カップボード
  • 表札


予算オーバーしないよう、あらかじめオプションの費用を決めておくのがポイントです。

アサヒグローバルホームでは、見学予約を随時受付けています。
どのようなオプションが必要か実際に物件を見ながら確認したい方は、お気軽にお問い合わせください。

また、建売住宅のオプション相場や選び方のポイントが知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしましょう。

【関連記事】建売のおすすめオプション10選!相場と選び方のポイントを解説

 

維持費

新築一戸建て建売住宅を建てた場合にかかる年間の維持費の相場は、30万円〜50万円ほどです。
下表は、住宅ローンとあわせてかかる維持費相場の内訳になります。

維持費の主な内訳

年間の費用相場

算出方法

固定資産税

10万~20万円

固定資産税評価額×1.4%(標準税率)

都市計画税


固定資産税評価額×0.3%(制限税率)

保険料

10万前後

 


築10年以上経過すると外壁や排水管などの修繕も必要になるため、メンテナンス費用の準備も必要です。
メンテナンス費用は補修内容によって異なりますが、新築から築30年で600万円ほどかかるといわれています。

したがって、メンテナンス費用として年間10〜20万円ほどは積み立てておく必要があることから、維持費には年間30万円〜50万円ほどかかると考えておきましょう。

 

建売住宅を選ぶときのポイント

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建売住宅を選ぶ際は、返済負担率を目安に物件価格を検討することが重要です。
返済負担率とは、住宅ローンの年収に対する年間返済額の割合をいいます。

無理なく返済していくには、返済率が25%以下になるよう住宅ローンを組むのが理想的です。
実際に、住宅金融支援機構の調査によると返済率を15%〜25%で組んでいる割合が多い傾向といえます。

なお、返済負担率は「年間返済額 ÷ 手取年収 × 100」で計算できます。
例えば、年収500万円の場合、手取り年収は400万円前後です。

理想とされる返済率で計算した場合、「400万円 × 20~25% = 80万〜100万円」が年間の理想的な返済額になります。
つまり、35年間返済を続けるとすれば2,800万円〜3,500万円が物件価格の目安です。
返済率を参考に、無理のない範囲で返済計画を立てましょう。

 

東海エリアの建売住宅相場を踏まえた施工事例2選

「2022年度フラット35利用者調査」によると、東海圏の平均購入価格は3,151.1万円です。
東海エリアの建売住宅相場を踏まえた間取り事例として、以下の2つを紹介します。

  1. 全居室に収納が設置された2階建ての家
  2. 効率よく移動できる動線が確保された平屋


引用元:
独立行政法人住宅金融支援機構│令和4年フラット35利用者調査

 

事例①:全居室に収納が設置された2階建ての家

外観>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 土間収納など収納スペースが充実している
  2. キッチン近くに脱衣場、バスルームを設置している


家のあらゆる部分に収納スペースを設けており、適材適所に物を片づけられます。
隠せる収納が可能なため、常に部屋をすっきり見せられるのが魅力です。

間取り図

間取り図


また、
キッチンの近くに水まわりを配置しており、家事を同時進行できます。
無駄な移動をすることなく家事を進められるため、効率性を高められる間取りを実現しました。

 

事例②:効率よく移動できる動線が確保された平屋

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 家事動線が短く快適な暮らしを実現している
  2. L字型タイプのため、プライベート空間を確保している


平屋のためワンフロアで家事が完結するだけでなく、効率良く移動できるよう家事動線にこだわっています。
帰宅後すぐにファミリークローゼットで荷物を片付けて、ランドリールームへ移動できる帰宅動線が確保されており、リビングが散らからないのも魅力です。

間取り図

また、L字型タイプの平屋のため、公共の空間とプライベート空間を分けやすい間取りになっています。
来客があっても、視線を感じず快適にプライベートの時間を過ごせるでしょう。

 

まとめ:建売住宅の相場をもとに返済計画を立てよう

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家は大きな買い物の1つで、無理のない返済計画を立てるのが重要です。
相場をもとにどのくらい費用が必要か確認したうえで、マイホーム購入を検討しましょう。

返済率などから世帯年収に適した購入価格を出すのもおすすめです。
アサヒグローバルホームの「物件を探す」ページには、愛知・三重・岐阜の物件情報が多数掲載されています。
購入価格や間取りを参考にしながら、理想のマイホームをつくりましょう。

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ステップ①:希望条件を決める
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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。