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2023年08月29日

建売住宅購入までの流れは?かかる期間と3つの注意点を具体的に解説

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建売住宅を購入する方の中には「何から始めればいいのかわからない」と、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
できれば効率よく準備して、手続きや契約業務をスムーズに進めていきたいものです。

住宅を購入する際は全体の流れだけでなく、事前準備や購入までにかかる期間も把握しておく必要があります。
これらを事前に知ることで気持ちの余裕はもちろん、手続きの進行や引っ越しスケジュールの調整がしやすくなるからです。

そこでこの記事では、建売住宅購入までの流れと、かかる期間について詳しく解説します。
建売住宅を購入する際の注意点も紹介しているので、購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

 

目次

建売住宅を購入するまでの流れ6ステップ

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物件探しから建売住宅を購入するまでの手順を、以下の6ステップに分けて詳しく解説します。

  1. 物件の候補をピックアップする
  2. 物件を内覧する
  3. 建売住宅の購入を申し込む
  4. 契約日や条件を調整する
  5. ローンの事前審査を出す
  6. 不動産の売買契約を締結する


なお、物件探しを始める前に、まず資金計画を立てておくことが重要です。
建売住宅の購入では、物件価格以外にも必要な費用が発生するからです。

「現金でいくら必要なのか」「ローン返済に毎月いくら充てられるのか」など、シーンごとに発生する諸費用・ランニングコストを考慮したうえで、綿密な資金計画を立てておきましょう。

建売住宅の諸費用の内訳について知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の諸費用ってどれくらい?内訳と特徴をわかりやすく解説

 

ステップ①:物件の候補をピックアップする

資金計画を立て終えたら、まずは予算に合わせて物件探しを始めます。
物件価格が決められている建売住宅は、予算内で希望の物件を探しやすい点がメリットです。

迷うことなく物件候補を挙げるためにも、住まいに求める優先順位を明確にしておくことをおすすめします。
予算と優先順位に沿って、希望するエリア内で物件の候補を5つ程ピックアップしましょう。

アサヒグローバルホームでは、愛知・岐阜・三重県内にて多くの建売物件を手がけております。
ハイクオリティな設備を揃えたこだわりの住宅を、弊社ホームページ「物件を探す」より、ぜひご覧ください。

 

ステップ②:物件を内覧する

いくつかの物件候補が挙がったら、物件を内覧しましょう。
実際に見学してみると、希望条件に合わない点が見つかることも。

前もって挙げた優先順位を確認しつつ、内覧時に発見した不満点も考慮し、物件を取捨選択することがおすすめです。

内覧を通して気になる点は、遠慮なく担当者に確認しましょう。不明点や気がかりな点をそのままにしておくと、後悔する原因になりかねません。
物件の内覧では、希望条件のすり合わせと不明点の解消に重きをおくことが大切です。

 

ステップ③:建売住宅の購入を申し込む

希望の物件が見つかったら、売主に購入を申し込みましょう。
この時点での支払いは、基本的に発生しません。

しかし、売主によって10万円程の申込金が必要になるケースもあるため、事前に確認するとよいでしょう。
申し込みすること自体に法的な効力はないものの、こちらの購入意思を売主に提示することによって、ほかの方に買われる心配がなくなります。

人気物件や人気エリアではすぐに買主が決まってしまうため、希望物件を見つけた場合は早めに決断して購入を申し込みましょう。
なお、内覧時・購入時のチェックポイントについて知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅で後悔しないための内覧時・購入時のチェックポイント13選を解説

 

ステップ④:契約日や条件を調整する

申し込みの際に、契約日と契約条件の調整を行います。
契約条件の主な調整内容は、以下の通りです。

  • 売買価格
  • 契約日
  • 手付金の金額


手付金とは売買契約を結ぶ際、購入の意思表示として買主が売主に対して支払う金額のことです。
手付金の目安は売買価格の5~10%ほどのため、たとえば3,000万円の物件を購入した際は150万円~300万円になります。

支払った金額は売買取引が成立したあと、買主に返却されます。
なお、手付金は交渉が可能です。
買主と売主がお互いに納得いく金額となるよう、話し合いましょう。

 

ステップ⑤:ローンの事前審査を出す

建売住宅の購入申し込みと同時に、住宅ローンの事前審査を行います。
金融機関が借主の返済能力を判断するために、ローンの本審査を通す前に求められるものです。

一般的に勤務年数や年収を元にした返済負担率のほか、借金の有無、社会的信用力などを基準に判断されます。事前審査に必要な書類は以下の通りです。

  • 身分証明書
  • 健康保険証
  • 収入証明書(源泉徴収票)

 

ステップ⑥:不動産の売買契約を締結する

重要事項と売買契約の説明を受け署名・押印をしたうえで、売買契約が結ばれます。
契約において、多くの場合は認印ではなく実印が求められるので持参しましょう。

この時、「手付金」と「仲介手数料」「契約印紙代」などが発生します。
買主都合で契約を取り消した場合は、手付金が返金されないことも多いので注意が必要です。

また、売買契約においても署名・押印後のキャンセルには違約金が発生する場合も。
重要事項と売買契約の説明時に不明点がある場合は、契約完了前に必ず確認してください。

 

建売住宅を購入してからの流れ4ステップ

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続いて、建売住宅の購入後から入居までを次の4ステップに分けて解説します。

  1. ローンの本審査を出して契約する
  2. 物件の立ち会いをする
  3. 引き渡しを受ける
  4. 入居・引越しする

 

ステップ①:ローンの本審査を出して契約する

売買契約の締結を終えたら、住宅ローンの本審査を行います。
事前審査を行った金融機関に申し込めば、本審査に落ちることはほとんどないでしょう。
ローンを組むには火災保険への加入が必須なため、この段階までに保険会社選びを済ませてください。

住宅ローン本審査にかかる期間は、一般的に7〜10日ほどです。
希望の入居日がある場合は、審査期間を考慮した上で審査を申し込みましょう。

また、住宅ローン本審査には「住宅ローン申込書」をはじめ、「住民票」「源泉徴収票」「登記事項証明書」など多くの書類が必要です。
別途手配しなければならない書類も多いので、漏れのないよう担当者へあらかじめ確認しましょう。

 

ステップ②:物件の立ち会いをする

住宅ローンの契約が完了したら、物件引渡し前の最終確認として立ち合い(内覧会)を行います。
建物に不備や欠陥がないか、隅々まで確認しましょう。

不備が見つかった場合は、この段階で補修を依頼します。
そのため、立ち合いから引き渡しまでの期間は、補修に十分な時間を充てられるよう1~2週間と長めに設定しておくとよいでしょう。

立ち合い時には、建物内の寸法チェックも忘れてはいけません。
家具を配置する場所だけでなく搬入経路の寸法も測っておくと、引っ越しの際に家具が入らなかったという失敗を防げます。

 

ステップ③:引き渡しを受ける

立ち合い、補修工事が終わったらいよいよ物件の引き渡しです。
住宅ローンを借入する金融機関にて、売主と司法書士とともに手続きを進めます。

引き渡し証への署名・押印、残代金と諸費用の支払いを終え、引き渡しは完了です。
なお、新築一戸建てを購入する場合は以下の登記手続きが求められます。

  • 建物表題登記
  • 所有権移転登記
  • 所有権保存登記
  • 抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合のみ)


登記手続きを司法書士へ依頼する際は、依頼料が発生します。
登記の種類や依頼する数により金額が異なるので、事前に確認しましょう。

 

ステップ④:入居・引越しする

引き渡しが終わり次第いつでも入居可能になるため、日程を調整して引っ越しましょう。
家具・家電の購入や引っ越しスケジュールには、余裕を持たせておくことがおすすめです。

家具や家電は、その場で受け取れるとは限りません。
納品日が1か月先になるケースもあるので、入居日に必要なものは余裕を持って揃えられるようにしましょう。

 

建売住宅を購入するまでの期間

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建売住宅の購入までにかかる期間の目安は、物件探しを始めて契約に至るまでが約1年、契約から入居までが約3ヶ月です。
契約さえ終われば、最短1か月で入居できる場合もあります。

物件探しに要する期間にもよりますが、建物と土地をセットで購入できる建売住宅は、短期間で購入・入居が可能です。注文住宅に比べて手続きが簡便な点も嬉しいポイント。

ただし、物件選びに悩みすぎないよう注意しましょう。
魅力的な物件ほどすぐに購入者が決まってしまうからです。

住まいに求める優先順位を明確にすることで、物件探しをスムーズに進められるでしょう。
アサヒグローバルホームでは、愛知・岐阜・三重県内にて多くの建売物件を手がけております。
物件一覧で気になる物件が見つかった時は「お気に入り登録」で保存がおすすめです。

 

建売住宅購入の注意点3選

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注文住宅に比べて安価に購入できる点がメリットの建売住宅ですが、購入を決める際は以下の3点に注意しましょう。

  1. 費用に含まれる内容や項目を確認する
  2. アフターサポートの内容を確認する
  3. 立地や周辺環境も確認する

 

注意点①:費用に含まれる内容や項目を確認する

物件価格に含まれる内容や項目には注意が必要です。
必要な設備が物件価格に含まれておらず、オプション扱いとして追加費用がかかるケースは少なくありません。

たとえば、網戸やカーテンレール、エアコンなどは標準装備されていない可能性があります。
必要な設備を追加したことで、はじめに提示されていた物件価格を大幅にオーバーしてしまうことも。失敗を避けるためにも、購入契約前に見積もりに記載されている項目をしっかり確認しましょう。

 

注意点②:アフターサポートの内容を確認する

アフターサポートの有無とサポート内容を必ず確認してください。
物件の立ち合い時に、建物の不備や欠陥の確認をした場合でも安心はできません。

たとえ新築であっても、長く住み続ける過程で欠陥が見つかることは十分に考えられるからです。
プロによる定期検診があれば、いち早く欠陥箇所に気づけるだけでなく、未然に防げる可能性も高まるでしょう。

また、サポート内容が充実しているほど、メンテナンスにおける金銭的負担も軽減されます。
アフターサポートの内容は工務店によりさまざまです。
長く安心して暮らすためにも、アフターサポートの有無と内容を確認した上で、契約する工務店を決めましょう。

アサヒグローバルホームでは、20年にわたる定期点検を無償で行っております。
また、大切な住まいにて長く安心して暮らしていただくために、最長60年の長期保証もご提供。
そのほかにも各種サポート内容を用意しておりますので、詳しくはアフターサポートをご覧ください。

 

注意点③:立地や周辺環境も確認する

お気に入りの見た目や性能、価格の物件が見つかったからといって、すぐに購入を決めないよう注意しましょう。
建売住宅の購入において、立地や周辺環境を確認することは非常に大切です。

たとえば、以下の点に注目してチェックするとよいでしょう。

  • 通勤・通学ルート
  • 朝と夜の町の雰囲気
  • 治安や災害における安全性


特に、時間帯を変えての周辺チェックがおすすめです。
朝は人通りが多く活気ある雰囲気でも、夜になると街頭が少なく一人で出歩くには安心できない場合も。

建物そのものの価値だけでなく、立地と周辺環境の確認も忘れてはいけません。
住宅購入に失敗しないためのコツを知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。

【関連記事】【建売住宅のデメリット3選】住宅購入に失敗しないためのコツも解説

 

建売住宅を購入する際によくある疑問

パントリー

建売住宅を購入する際によくある質問は、以下の5つです。

  1. オプションを決めるタイミングはいつですか?
  2. 頭金がなくても建売住宅を購入できますか?
  3. 申し込みと契約の違いは何ですか?
  4. 建築中の物件も購入可能ですか?
  5. 建売住宅と注文住宅では購入までの流れに違いはありますか?


それぞれ見ていきましょう。

 

疑問①:オプションを決めるタイミングはいつですか?

オプションは、売主側が指定した期日までに申し込みます。
タイミングは工務店によって異なりますが、一般的には売買契約を済ませたあとに決めるケースがほとんどです。

オプションには照明やカーテンレール、エアコンなど引き渡し後に工事をするものが多いため、引っ越しまでに工事のスケジュールを組むとよいでしょう。
そのため、引っ越しをする1ヶ月〜1ヶ月半前までには工事を開始してもらえるよう計画を立てるのがおすすめです。

 

疑問②:頭金がなくても建売住宅を購入できますか?

頭金がなくても、建売住宅は購入可能です。
頭金がない状態で建売住宅を購入した場合は借入額が増える分、返済負担も大きくなります。

また、住宅ローンを利用時に変動金利を選択した場合、後々返済額が上がる可能性があります。
金利が上がると、返済額が利息部分になってしまうケースも少なくありません。

頭金を入れなかったことで総額の支払額が増えてしまい、返済の負担が大きくなる点を考慮のうえ検討しましょう。
頭金の平均額について知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】マイホームの頭金はいくら必要?平均額と頭金の額を検討するポイントを解説

 

疑問③:申し込みと契約の違いは何ですか?

申し込みとは物件を購入したい意思表示をすることで、正式に決まっている状態ではありません。
売買契約の締結に向けて申込金を支払い、価格や条件を交渉したのち契約合意へ進めていくのが一般的な流れです。

そのため申し込みを撤回しても問題なく、申込金も全額返金されますが、売主に迷惑をかけてしまう点を踏まえて慎重に検討しましょう。

対して、契約は物件を購入する状態です。
工務店より重要事項の説明を受けて、重要事項説明書に署名・押印・手付金を支払ったのち売買契約を締結します。

売買契約後にキャンセルした場合、支払った手付金は戻ってこないため、納得のうえ契約手続きをすることが大切です。

 

疑問④:建築中の物件も購入可能ですか?

建築中の物件は、購入できます。
建築中の物件を購入するメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット

デメリット

  • タイミングや工務店によっては、設備などのカラーを選べる
  • 分譲住宅の場合、好みの区画を選択できる
  • 建築状況を確認できる
  • イメージしていた間取りと異なる可能性がある
  • 入居までに時間がかかる場合がある


建築中の物件は競争率が低いため、ほかの人に先を越される心配がありません。
完成後あっという間に売れてしまう可能性もあることから、気になる物件を見つけた場合は、早めに購入を検討するのもよいでしょう。

 

疑問⑤:建売住宅と注文住宅では購入までの流れに違いはありますか?

建売住宅は物件を選び、代金を支払えばすぐに引き渡しに至ります。
対して注文住宅は申し込み後、打ち合わせをして行政へ申請し、工事を進めていく流れです。

注文住宅の場合、代金を数回に分けて支払う必要があり、打ち合わせ回数が多いだけでなく手続きの手間もかかります。
購入まで手間なく進めていきたい方や、打ち合わせの時間がない方は建売住宅の購入を検討するのがおすすめです。

 

品質にこだわったアサヒグローバルホーム建売住宅の施工事例

外観>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの建売住宅の注目ポイントは、以下の2つです。

  1. LDKを家の中心に配置しているため、各部屋への移動がスムーズ
  2. 家事動線が短くなるよう、水回りをまとめた間取り


約20帖のLDKを家の中心に配置しており、各部屋への移動距離が短くなっています。
家族と顔を合わせやすい間取りになっているため、コミュニケーションをとりたい場合にも最適です。

間取り図

また、キッチンや洗面室、ランドリールームなど水回りを1箇所に集めています。
料理しながら洗濯など、家事を同時に進めやすい家事動線となっている点も特徴です。

なお、アサヒグローバルホームでは、断熱性や耐震性、耐久性など性能に妥協しない建売住宅を提供しています。
快適かつ長く安心して住める家をお探しの方は、5つの基本性能をご覧ください。

 

まとめ:建売住宅購入までの流れを理解して理想の住まいを探そう

LDK

建売住宅を購入するまでの流れを、購入前と購入後のステップに分けて解説しました。
手付金や必要書類など、用意しなければならないものは各段階で異なります。

流れや準備物をあらかじめ知っておくことで、焦ることなく安心して購入契約に臨めるでしょう。
また、建売住宅は注文住宅に比べて、購入から入居までにかかる期間が短い点が嬉しいポイント。入居時期の目安は、売買契約が完了してから3か月ほどです。

なお、建売住宅購入の際は以下の点に注意してください。

  • 費用に含まれる内容や項目を確認する
  • アフターサポートの内容を確認する
  • 立地や周辺環境も確認する


アサヒグローバルホームでは、品質にこだわった建売住宅を提供しています。
注文住宅と変わらない品質の建売住宅を知りたい方は、ぜひ「物件を探す」をご覧ください。

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簡単3ステップであなたのお気に入りの住まいに出会えるかも!

以下のステップで理想の住まいを探しましょう!

ステップ①:希望条件を決める
ステップ②:希望条件に合う物件をリストアップ
ステップ③:実物を見て確認する

物件をお探しの方は「詳しくはこちら」から

この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。