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2024年07月24日

南玄関の間取りでスムーズな家事動線を作るアイデアとは?間取り例も解説

外観

南玄関を検討する際、「スムーズな家事動線を作るアイデアを知りたい」と考える人も多いでしょう。
玄関を南向きに設置すると日当たりを確保しやすく、明るく気持ちのよい空間を実現できるため、南玄関は人気を集めています。

快適な玄関を最大限に活かしながら、家事のしやすい間取りを実現するには、動線を十分に検討するのが重要です。

そこでこの記事では、南玄関の間取りでスムーズな家事動線を作るアイデアを紹介します。
南玄関の間取りにするメリットやデメリットなども紹介するので、参考にしてください。

 

南玄関の間取りでスムーズな家事動線を作るアイデア

LDK

南玄関の間取りでスムーズな家事動線を作るアイデアを、以下の5つに分けて紹介します。

  1. 洗濯動線
  2. 料理動線
  3. 掃除・収納動線
  4. 買い物・ゴミ出し動線
  5. 回遊動線


各動線の特徴やアイデアをチェックして、家事効率のよい間取りを目指しましょう。

 

アイデア①:洗濯動線

洗濯動線はランドリールームを設置するなど、洗濯の各工程を集約できる間取りがおすすめです。

洗濯動線の流れを、改めてチェックしましょう。

  • 洗う
  • 干す
  • 取り込む
  • たたむ
  • 収納する


南玄関の間取りでは、干す場所を玄関横やベランダなどに設置しがちですが、生活感が出たり動線が長くなったりするため注意が必要です。
「洗う」から「収納する」までの一連の流れをワンルームでできるランドリールームを設置すれば、最短の動線で洗濯をこなせます。

また、収納場所を別にしたい場合、ランドリールームとクローゼットの距離が近い間取りにするとスムーズな収納が可能です。

ランドリールームについてもっと知りたい人は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】ランドリールームは何畳がベスト?検討するポイントと間取り例を解説

 

アイデア②:料理動線

料理動線をスムーズにするポイントは、以下の通りです。

  • 調理台・シンク・冷蔵庫を三角形に配置する
  • キッチンとダイニングテーブルの距離を近くする
  • 通路幅を十分に確保する
  • パントリーを設置する


調理台・シンク・冷蔵庫を三角形に配置することで、
調理・片付け・保存の流れが効率よく進みます。
スムーズに料理の配膳や片付けをするためには、キッチンとダイニングテーブルの距離を近くすることが大切です。

通路幅を十分に確保しておくと、作業中に家族が通ってもストレスがありません。
調理に関する収納場所を複数設けると往復する手間がかかるので、パントリーを取り入れて動線をすっきりさせましょう。

 

アイデア③:掃除・収納動線

掃除道具をまとめて収納できるスペースを複数設けると、家全体の掃除がしやすくなります。
特に、生活の中心となるリビング付近や各水回りにスペースを確保するのがおすすめです。

掃除機など電源を必要とする掃除用具を利用する場合には、効率よく利用できる位置にコンセントを配置しましょう。

また、住まいのなかで収納スペースを設置しておきたい場所は、以下の通りです。

場所

収納例

玄関

土間収納・シューズボックス

キッチン

パントリー

ランドリールーム付近

ファミリークローゼット


家族が頻繁に通る場所に収納を設置する
と、スムーズにアクセスできます。

 

アイデア④:買い物・ゴミ出し動線

荷物をキッチンまで移動する「買い物動線」をコンパクトにするアイデアは、以下の通りです。

  • キッチン・パントリーと玄関の距離を短くする
  • キッチン・パントリー近くに勝手口を設ける
  • 駐車場と玄関・勝手口を近くに配置する


日当たりのよい南玄関は熱がこもりやすく、
購入した食材を玄関に放置すると傷むため、すぐにキッチンに運びましょう。

また、各部屋のゴミを集めて収集場まで持って行く「ゴミ出し動線」は、ゴミ箱の数を必要最低限にしたり、動線上に配置したりすると効率化できます。
特に夏場はゴミの嫌なにおいが助長されるので、熱がこもりやすい南玄関をゴミの一時置き場にするのは避けるのが無難です。

 

アイデア⑤:回遊動線

行き止まりがなく、ぐるりと回れる「回遊動線」の間取りを採用すると住宅内をさまざまなルートで移動できるため、効率よく暮らせます。
回遊動線は家事を同時進行しやすく、時短につながるのが魅力です。

例えば、キッチン・パントリー・ランドリールーム・クローゼットを回遊できる間取りにした場合、料理と洗濯を同時に取り組めます。
回遊動線には空間を広く見せたり、動線の混雑を解消できたりするなどメリットが多く、世帯に関係なく人気の間取りです。

 

南玄関の間取りにするメリット・デメリット

外観

南玄関の間取りにするメリットとデメリットを紹介します。

後悔しないよう、メリットだけではなくデメリットも踏まえて検討しましょう。

 

南玄関の間取りにするメリット

南玄関の間取りにするメリットは、以下の通りです。

  • 季節を問わず日当たりを確保しやすい
  • 明るい印象を与えやすい
  • 植物を育てやすい


季節問わず日当たりを確保しやすく、
明るい空間にできるのはもちろん、湿気がこもりにくいためカビの発生を予防できます。

また、来客時に明るい印象を与えられるのも魅力です。南玄関前は植物を育てやすいので、ガーデニングにこだわりたい人にも向いています。

 

南玄関の間取りにするデメリット

南玄関の間取りにするデメリットは、以下の通りです。

  • 夏場は玄関に熱がこもりやすくなる
  • 道路からの視線が気になる
  • 南側を最大限に活用できない場合がある


日当たりを確保しやすい反面、
夏場は玄関に熱がこもり、外出前や帰宅後に不快感を抱く可能性があります。

また、南側が道路に面している場合には、南に面する玄関をはじめとしてリビングや居室も視線が気になりやすい点がネックです。
南向きであっても玄関の間口が狭いと、玄関前の駐車場に日が当たってしまうため、南側を最大限に活用できない場合があります。

駐車場づくりについてもっと知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】新築戸建ての駐車場づくりは慎重に?よくある失敗とサイズを決めるポイントを解説

 

南玄関の間取りで家事動線を考えるポイント

畳コーナー

南玄関の間取りで家事動線を考えるポイントは、以下の通りです。

  • 各動線の流れを意識する
  • 回遊動線を取り入れる
  • 収納の位置を検討する


料理や洗濯など各動線の流れを意識して、それぞれの作業が
開始から終了まで効率よく取り組める間取りにしましょう。
家事の効率化を重視する場合には、同時進行しやすい回遊動線がおすすめです。

特に、生活感の出やすい「洗濯動線」や、夏場ににおいが発生しやすい「買い物・ゴミ出し動線」には注意してください。
適切な場所に収納が設置されていないと動線が乱れてしまうため、各動線に合ったスペースに収納を配置する必要があります。

 

家事動線にこだわった南玄関の間取り例3選

家事動線にこだわった南玄関の間取りとして、以下の3つを紹介します。

  1. 家事動線上に収納を設置した間取り
  2. 家事の効率性を高めた間取り
  3. 複数の回遊動線を作った間取り


南玄関の間取りでお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。

 

間取り例①:家事動線上に収納を設置した間取り【約36坪】

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この家では家事動線上に収納を設置した間取りを採用しており、注目ポイントは以下の通りです。

  • 土間収納や階段下収納など収納スペースが充実している
  • キッチンの隣にランドリールームを設置している


玄関・階段・寝室・キッチン周辺に収納を設けているので、出し入れのたびに遠い収納スペースまで往復する手間もありません。

間取り図

間取り図

キッチンの隣にランドリールームを設置しているため、家事を同時進行しやすいのも特徴です。
また、ランドリールームがあることから、人目を気にせずに洗濯物を干せます。

 

間取り例②:家事の効率性を高めた間取り【約33坪】

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この家では家事効率を意識した間取りを実現しており、注目ポイントは以下の通りです。

  • キッチン内にパントリーを設けている
  • ランドリールームにカウンターを設置している


キッチン内にパントリーを設けたり、キッチンとダイニングテーブルの位置を近くしたりするなど、
料理動線をコンパクトにしています。
ランドリールームにカウンターを設置しているため、干した洗濯物をその場でたためるのも魅力です。

間取り図

間取り図

また、ウォークインクローゼットをはじめとして、各居室にクローゼットがあるので、収納不足で困る心配もありません。

 

間取り例③:複数の回遊動線を作った間取り【約35坪】

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この家では複数の回遊動線を取り入れた間取りを実現しており、注目ポイントは以下の通りです。

  • キッチンから駐車場をつなぐ勝手口を設置している
  • 洗濯機と干す場所を近くに配置している


キッチンに荷物をすぐに運べるよう、駐車場から勝手口までの動線を確保しています。玄関を通る手間なくゴミを出せるのも魅力です。
また、洗面室の隣にランドリールームを設けており、「洗う」から「収納」まで一直線でできる間取りを配置しています。

上記のほかにも、当社ではさまざまな工夫をこらし、生活しやすい動線を取り入れた家づくりを実現してきました。
当社の家づくりが気になる人は、アサヒグローバルホームの特徴をご覧ください。

 

まとめ:南玄関の間取りの特徴を踏まえ家事動線を最適化

外観

南玄関の間取りでスムーズな家事動線を作るには、洗濯・料理・掃除など各動線にこだわって間取りを決めることが重要です。
南玄関には季節を問わず日当たりを確保しやすいなどのメリットがある一方で、道路からの視線が気になるデメリットもあるので注意しましょう。

家事動線にこだわりたい場合は、作業を同時進行しやすい回遊動線を取り入れるのもおすすめです。アサヒグローバルホームでは、家事動線に優れた建売住宅を多数取り扱っています。
もっと物件を知りたい方は、物件を探すをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。