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2025年04月30日

使いやすいキッチンレイアウトを考えるコツは?実例や種類別に特徴を解説

キッチン

キッチンのレイアウトを決める際、「どんな形が使いやすいのか」「動線はどう考えればいいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

適切なレイアウトを選ぶと、スムーズな動線を確保できた快適なキッチンを実現できます。

この記事では、使いやすいキッチンレイアウトを考えるコツや、システムキッチンレイアウトのポイントを解説します。
使いやすいカウンターキッチンのレイアウト実例も紹介するので、使い勝手の良いキッチンを実現したい方は参考にしてください。

 

使いやすいキッチンのレイアウトを考えるコツ

キッチン

使いやすいキッチンのレイアウトを考えるコツは、以下の3つです。

  1. シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶ動線を考える
  2. 収納家具や家電の位置を考慮する
  3. 通路幅を確保する


それぞれ見ていきましょう。

 

コツ①:シンク・コンロ・冷蔵庫を結ぶ動線を考える

使いやすいキッチンレイアウトを実現したい方は、「ワークトライアングル」を意識した動線設計を行いましょう。
ワークトライアングルとは、シンク・コンロ・冷蔵庫の位置関係のことで、無駄な動きを減らせるため効率良く調理ができます。

3点の距離が遠すぎたり一箇所に集中しすぎたりすると、スムーズに作業できません。
ワークトライアングルのバランスを取るには、3辺の合計が3.6m〜6.0mの範囲に収まるよう調整するのが理想的です。

 

コツ②:収納家具や家電の位置を考慮する

キッチンの使い勝手を良くするには、収納家具や家電の配置を工夫することも大切です。
収納家具や家電を適切に配置すると、調理中の動線がスムーズになり作業効率が向上します。

収納棚は調理スペースの近い位置に設置すると、調理中に必要なものをすぐに取り出せるため便利です。
また、電子レンジや炊飯器などの家電は、扉の開閉や蒸気の逃げ道などを考慮して配置しましょう。

マイホームの収納アイデアについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】パントリーの間取りアイデア5選!理想の広さやおすすめ施工事例も紹介

 

コツ③:通路幅を確保する

キッチンの使いやすさを高めるためには、適切な通路幅の確保も重要です。
十分な通路幅を設けることで、調理中の動線がスムーズになり作業効率が向上します。

一般的に、1人で作業する場合は80~90cm、2人同時に作業する場合は100~120cmの通路幅が理想とされています。

また、冷蔵庫や引き出しの扉を開閉する際にも、十分なスペースがあると安全で使いやすいキッチンを実現できるでしょう。
ただし、通路幅が広すぎると移動距離が増え、かえって作業効率が低下する可能性があるため注意が必要です。

なお、アサヒグローバルホームでは、暮らしやすさを考えたキッチンレイアウトをご提案しています。

利便性を考慮した当社の家づくりについて知りたい方は、わたしたちのこだわりからご覧ください。

 

【種類別】システムキッチンレイアウトのポイント

キッチン

システムキッチンレイアウトのポイントを種類別に6つ紹介します。

  1. I型キッチン
  2. L型キッチン
  3. U字型(コの字型)キッチン
  4. セパレート型キッチン
  5. アイランド型キッチン
  6. ペニンシュラ型キッチン


各レイアウトの特徴を見ていきましょう。

 

レイアウト①:I型キッチン

I型キッチンは、シンク・コンロ・冷蔵庫が一直線に並ぶシンプルなレイアウトです。
省スペースで設置できるため、キッチン以外のスペースを優先して確保したい場合などに適しています。

また、I型キッチンはスタンダードなキッチンレイアウトで、価格の安さがメリットです。
ただし、I型キッチンは収納スペースが限られている傾向のため、キッチン周りに収納を適切に配置する必要があります。
コンパクトながらも機能的なレイアウトを求める方には、I型キッチンがおすすめです。

 

レイアウト②:L型キッチン

L型キッチンは、シンク・コンロ・ワークトップがL字型に配置されるレイアウトです。
調理スペースを広く確保でき、ワークトライアングルを意識した動線設計がしやすい点が特徴です。

L型キッチンはシンクとコンロの距離を適切に設定すると、無駄な移動を減らし効率的な調理環境を実現できます。

ただし、L型キッチンはコーナー部分がデッドスペースになりやすいため、回転式収納などを上手に取り入れる必要があります。
広さを活かしつつ効率的な動線を確保したい人には、L型キッチンがおすすめです。

 

レイアウト③:U字型(コの字型)キッチン

U字型キッチンはシンク・コンロ・ワークトップがU字型に配置されたレイアウトです。
同じ立ち位置からシンク、コンロ、冷蔵庫へと簡単にアクセスできるため、料理の流れがスムーズになります。

また、収納スペースを豊富に確保できるため、キッチン用品や食材を整理しやすく、見た目がスッキリする点もU字型キッチンの魅力です。

ただし、設置には広いスペースが必要で、十分な通路幅が確保できない場合は作業しにくくなる点に注意が必要です。
U字型キッチンは、作業効率と収納力を重視する方におすすめのレイアウトです。

 

レイアウト④:セパレート型キッチン

セパレート型キッチンは、シンクとコンロを別々のカウンターに分けて配置するレイアウトです。
作業スペースを広く確保しやすく、調理と片付けを効率的に行えるのが特徴です。

また、セパレート型キッチンはシンクとコンロが分かれているため、2人以上での作業を効率的に進められます。

ただし、セパレート型キッチンはシンクとコンロの距離が離れすぎると動線が長くなり、作業効率が低下する可能性があります。
適切な距離を保ちつつも、ワークトライアングルを意識して配置するのが大切です。
セパレート型キッチンは、作業効率とゆとりあるキッチンを求める人に適したレイアウトです。

 

レイアウト⑤:アイランド型キッチン

アイランド型キッチンはキッチンが壁から独立し、島のように配置されているレイアウトです。
開放感があり、家族やゲストとのコミュニケーションが取りやすい点が魅力です。

また、アイランド型キッチンは四方からアクセス可能で、複数人での調理や配膳がスムーズに行えます。

ただし、アイランドキッチンは換気設備をしっかり整えないと、リビングに料理の匂いが広がりやすくなるため注意が必要です。
アイランド型キッチンは、デザイン性と開放感を重視したい方におすすめのレイアウトです。

 

レイアウト⑥:ペニンシュラ型キッチン

ペニンシュラ型キッチンは、片側が壁に接し、もう一方がリビングやダイニングに開かれたレイアウトです。
アイランド型キッチンのように開放感がありながらも、設置スペースを抑えられることが特徴です。

また、壁やオイルガードが料理中の油はねや匂いの広がりを軽減してくれる点も、ペニンシュラ型キッチンの魅力でしょう。

とはいえ、ペニンシュラキッチンは開放的なデザインのため、整理整頓を意識しないとキッチンに生活感が出やすくなります。
収納スペースを確保しながら、片付けやすい環境を整えてください。

ペニンシュラ型キッチンは、開放感と機能性のバランスを求める方に適したレイアウトです。
LDKのレイアウトについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】横並びダイニングのレイアウト5選!間取り例・メリット・デメリットも解説

 

使いやすいカウンターキッチンのレイアウト実例

外観>>お気に入りの建売物件を探す


こちらの家は、家事のしやすさと家族のコミュニケーションを重視したキッチンが特徴で、注目ポイントは以下のとおりです。

  • LDKの中心にカウンターキッチンを配置している
  • キッチン横にパントリーを設けて収納力を確保している
  • キッチン・パントリー・ランドリールームが一直線になっている


カウンターキッチンの正面にダイニングテーブルが配置されているので、
家族との会話を楽しみながら料理ができる点が魅力です。

間取り図

間取り図

パントリーを隣接させることで、食材や調理器具をすっきり収納できるよう工夫されています。
なお、カウンターキッチンのメリットやデメリットについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】カウンターキッチンのある家のメリット・デメリット3選と後悔しないコツ

 

まとめ:ライフスタイルに合ったキッチンレイアウトを選ぼう

キッチン

キッチンのレイアウトは、使い勝手や暮らしの快適さに大きく影響します。
シンク・コンロ・冷蔵庫のワークトライアングルを確認しながら、動線を設計するのが大切です。

また、冷蔵庫や収納を開ける際のことを考えた上で、キッチン周りの通路幅を設定してください。
レイアウトの特徴をそれぞれ理解し、日々の生活や家族構成に適したキッチンを実現しましょう。

なお、アサヒグローバルホームでは、おしゃれで実用的なキッチンレイアウトを取り入れた建売住宅を多数取り扱っています。
当社の物件をチェックしたい方は、物件を探すをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。