おしゃれな切妻屋根の特徴とは?外観事例・メリット・デメリットも紹介
切妻屋根は、日本の建築物で採用されている屋根の一つです。
シンプルな構造が特徴の切妻屋根を取り入れた住宅を、おしゃれに仕上げたいと考える方もいるでしょう。
外観をおしゃれに見せたい場合は、切妻屋根の特徴を理解しておくことが大切です。
この記事では、おしゃれな切妻屋根の特徴を解説します。
切妻屋根を採用するメリットとデメリットもわかるので、外観にもこだわった理想のマイホームを実現したい方は参考にしてください。
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切妻屋根とは
切妻屋根(きりづまやね)とは三角屋根のことで、2枚の屋根を組み合わた形状です。
家の絵を描く際、多くの人がイメージする典型的な屋根の形が切妻屋根になります。
切妻屋根はシンプルなデザインのため、どのようなテイストにもマッチするのが特徴です。
「フラット35住宅仕様実態調査報告」によると、日本で採用されている屋根の形状は切妻屋根と片流れ屋根の2種類が7割を占めていることがわかっています。
切妻屋根は建売住宅でも取り入られているケースが多く、代表的な屋根の形状といってもよいでしょう。
引用元:住宅金融支援機構|令和6年フラット35住宅仕様実態調査報告
切妻屋根を採用するメリット・デメリット
ここでは、切妻屋根を採用するメリットとデメリットをまとめました。
以下で解説するので、マイホームを検討する際の参考にしてください。
メリット
切妻屋根を採用するメリットは、以下の通りです。
- 雨漏りのリスクが低い
- 通気性が良い
- どのようなデザインにもマッチしやすい
そもそも、雨漏りが起こりやすい部分は、屋根と壁のつなぎ目部分です。
構造が複雑な屋根は、つなぎ目部分が増えるため、雨漏りのリスクが高まります。
対して切妻屋根は、構造がシンプルで、屋根と壁のつなぎ目部分が1か所です。
そのため、雨が当たりにくく雨漏りのリスクは低いといえるでしょう。
また、切妻屋根の場合、屋根裏のスペースを広く確保できるため、熱を外に排出しやすくカビの発生を抑えられます。
デメリット
切妻屋根を採用するデメリットは、以下の通りです。
- デザインが似てしまう
- 妻側の劣化が早い傾向にある
シンプルさが切妻屋根の魅力の一方、個性を出しにくい点が難点です。
前述したように、日本で採用されている屋根は切妻屋根と片流れ屋根が7割ほどを占めています。
そのため、ほかの家とデザインが似てしまうため、オリジナリティを求める方には物足りなさがあるでしょう。
また切妻屋根は妻側となる三角部分が露出しているため、雨風の影響を受けて屋根や外壁、破風板が劣化しやすくなります。
切妻屋根を採用する際は、こまめにメンテナンスする必要がある点に注意が必要です。
おしゃれな切妻屋根の特徴
おしゃれに見える切妻屋根の特徴は、以下の5つです。
- 妻側を正面に見せている
- 桁側を正面に見せている
- 勾配にこだわる
- 窓をバランスよく配置する
- 外観にアクセントを取り入れる
納得いく住まいを実現できるよう、それぞれ見ていきましょう。
特徴①:妻側を正面に見せている
妻側とは、2つの屋根が山の方にあわさった側のことを指します。
つまり、妻側を正面にした場合、絵に描くような三角形の屋根が見える状態です。
妻側を正面に見せると、かわいらしくすっきりした外観になります。
シンプルながらも親しみやすい印象を与えるため、やわらかい雰囲気が良い場合は妻側を正面に見せた切妻屋根の住宅を検討しましょう。
特徴②:桁側を正面に見せている
桁側とは、屋根の一番高い部分となる棟と平行な面を指します。
つまり、妻側を横にした状態で、横に長く屋根の面が良く見える状態です。
桁側を正面に見せると、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の外観になります。
立体感が出るだけでなく、テイストによっては高級感を出せるのが特徴です。
モダンテイストの外観とも相性が良いため、洗練された印象を与えたい場合は桁側を正面に見せた切妻屋根を選びましょう。
特徴③:勾配にこだわる
勾配(こうばい)とは、屋根の傾斜の度合いを指します。
切妻屋根は勾配によって印象が変化するため、イメージにあった傾きの住宅を選ぶのがおすすめです。
例えば、勾配がゆるやかだと、やわらかい雰囲気となります。
かわいらしい外観にしたい場合は、勾配がゆるやかな切妻屋根を採用するとよいでしょう。
また、勾配が急だと、すっきりした印象を与えられます。
スタイリッシュやヨーロッパテイストにしたい場合は、勾配が急な切妻屋根を取り入れるとイメージ通りのマイホームを実現できます。
なお、勾配天井を取り入れるメリットとデメリットを知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】勾配天井とは?新築住宅に取り入れるメリット・デメリットと施工事例を解説
特徴④:窓をバランスよく配置する
切妻屋根の住宅をおしゃれにする際は、窓をバランスよく配置するのがコツです。
シンプルな構造が特徴な一方、切妻屋根はのっぺりした印象になってしまう場合があります。
おしゃれに仕上げたいときは、窓の形とバランスにこだわるのがおすすめです。
例えば、四角の小窓を並べるとかわいい印象の外観になります。
縦長の窓にすると、かっこいい雰囲気となるためモダンテイストの外観と相性が良いでしょう。
切妻屋根の住宅を検討する際は、窓の配置にも注目してみるのがポイントです。
特徴⑤:外観にアクセントを取り入れる
切妻屋根をおしゃれに仕上げたいときは、外観にアクセントを取り入れて変化を出しましょう。
アクセントにより、のっぺりした印象になるのを回避できます。
おすすめのアクセント例は、以下の通りです。
- 外観にアクセントカラーを取り入れる
- 玄関ポーチで立体感を出す
- バルコニーの配色を変える
のっぺりしてしまうと安っぽいイメージになってしまうため、アクセントを取り入れるのがおすすめです。
なお、建売住宅の外観をおしゃれにするコツが知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしてください。
【関連記事】建売住宅をおしゃれにしたい!インテリアと外観をおしゃれにする3つのコツを解説
切妻屋根を取り入れたおしゃれな外観の間取り例3選
切妻屋根を取り入れたおしゃれな外観の間取り例は、以下の3つです。
- 妻側を正面にした切妻屋根の家
- 外観にアクセントを取り入れおしゃれに仕上げた家
- きれいな切妻屋根がかかった家
アサヒグローバルホームの間取り例を参考に、理想のマイホームを実現しましょう。
間取り①:妻側を正面にした切妻屋根の家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 妻側を正面しており、やわらかい印象を与えている
- アクセントを取り入れて、変化を出している
妻側を正面にしているだけでなく、ホワイトとベージュの配色となっており、かわいらしい雰囲気の外観になっています。
シンプルではあるものの、親しみやすいイメージを与えているのが特徴です。
また、のっぺり感をなくすようバルコニーにアクセントカラーを入れています。
アクセントカラーにより、シンプルになりすぎないようにしている点がこちらのまどりの魅力です。
間取り②:外観にアクセントを取り入れおしゃれに仕上げた家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 玄関ポーチで立体感を出している
- スタイリッシュな窓を使い、おしゃれに仕上げている
妻側が正面になっていてシンプルなデザインですが、玄関ポーチで立体感を出していてのっぺりした印象になるのを回避しています。
玄関ポーチにはアクセントカラーを取り入れており、スタイリッシュな雰囲気になっているのが特徴です。
また、縦長の窓をバランス良く配置しているため、切妻屋根でもおしゃれに見えます。
凹凸により見栄えの良い外観になっている点が、こちらの間取りの良さです。
間取り③:きれいな切妻屋根がかかった家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- ゆるやかな勾配になっており、かわいらしい外観になっている
- 四角窓をアクセントとして取り入れている
妻側が正面になっているこちらの間取りは、ホワイトをベースにした外観です。
勾配がゆるいため、絵本に出てくるようなかわいい家に仕上がっています。
また、のっぺりした印象を与えないよう、四角窓をバランスよく配置している点も特徴です。
窓を取り入れることで、シンプルながらもおしゃれなマイホームを実現しています。
アサヒグローバルホームでは、注文住宅のようなおしゃれな住宅にこだわっています。
品質にこだわった当社の建売住宅の特徴を知りたい方は「わたしたちのこだわり」をご覧ください。
まとめ:切妻屋根でおしゃれな外観に仕上げよう
切妻屋根は日本の建築物で採用される屋根の一つで、シンプルな構造が特徴です。
妻側と桁側の見せる向きによって家の雰囲気が変わるため、好みにあった外観を検討するとよいでしょう。
また、切妻屋根はシンプルなためのっぺりした印象を与えてしまいます。
窓やアクセントカラーなどでアクセントを取り入れることで、おしゃれに仕上がるでしょう。
アサヒグローバルホームでは、切妻屋根を採用した建売住宅を多数提供しています。
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以下のステップで理想の住まいを探しましょう!
ステップ①:希望条件を決める
ステップ②:希望条件に合う物件をリストアップ
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この記事の監修

足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。