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2024年10月08日

建売住宅で使われている外壁の種類は?塗装の時期・選び方・間取り例を紹介

外観

建売住宅を購入するうえで、外壁にもこだわりたいと考える方もいるでしょう。
外壁は定期的なメンテナンスが必要になるため、使用されている外壁材の特徴を理解しておくのが大切です。

デザインにこだわるのはもちろん、外壁に関する知識を持っておくと資金計画を立てる参考になります。
この記事では、建売住宅で使われている外壁の種類を解説します。

塗装の時期や選び方、間取り例も紹介するので、長く暮らすのに適したおしゃれな外観のマイホームを建てたい方は参考にしてください。

 

建売住宅で使われている外壁の種類

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建売住宅で使われている外壁の種類は、以下の3つです。

  1. サイディング
  2. ガルバリウム
  3. モルタル


各外壁材のメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

種類①:サイディング

サイディングは、日本でもっとも使用されている外壁材のことです。
種類は以下の4つで、なかでも窯業系サイディングが外壁材として多く使われています。

  1. 窯業系サイディング
  2. 金属系サイディング
  3. 木質系サイディング
  4. 樹脂系サイディング


窯業系サイディングのメリットとデメリットは、下表の通りです。

メリット

デメリット

  • デザインの種類が多い
  • 施工期間が短い
  • 耐震性や耐火性など機能性が高い
  • 経年劣化により防水性が低下する可能性がある
  • こまめなメンテナンスが必要になる


機能性やデザイン性のほか、コストパフォーマンスにも優れており、一般的に建売住宅の外壁には窯業系サイディングが使われています。
建売住宅をおしゃれにするコツが知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅をおしゃれにしたい!インテリアと外観をおしゃれにする3つのコツを解説

 

種類②:ガルバリウム

ガルバリウムとは、以下のメッキ加工を施した銅板のことです。

  • アルミニウム:55%
  • 亜鉛:43.4%
  • シリコン:1.6%


ガルバリウムは
扱いやすい素材で、屋根材や外壁材に使用されています。
ガルバリウムのメリットとデメリットは、下表の通りです。

メリット

デメリット

  • 耐久性に優れている
  • スタイリッシュな印象になる
  • 軽量のため耐震性がある
  • コストがかかりやすい
  • デザインのバリエーションが少ない
  • 断熱性・遮音性は低い


ガルバリウムも日本で使用されている外壁材のため、サイディングと悩む方も少なくありません。
シンプルですっきりした外観にしたい場合に、ガルバリウムはおすすめです。

 

種類③:モルタル

モルタルはセメントと砂、水を混ぜてつくられる素材で、かつて日本で主流だった外壁材です。
種類は以下の5つで、それぞれ異なる仕上がりになるのがモルタルの魅力といえます。

  1. リシン
  2. スタッコ
  3. 吹き付けタイル
  4. 左官仕上げ
  5. ローラー仕上げ


モルタルのメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット

デメリット

  • 仕上がりが美しい
  • 遮熱性や耐火性が高い
  • 劣化しづらい
  • 職人によって仕上がりにムラが出やすい
  • ひび割れしやすい
  • 汚れやカビが発生しやすい


デザインの味わい深さが魅力の一方、均一な仕上がりにするのは難易度が高く、職人によって品質に差が生じやすくなります。
外観にこだわりたい場合は、モルタルを検討するのもよいでしょう。

 

建売住宅で外壁塗装をするタイミングと費用の目安

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建売住宅で外壁塗装をするタイミングと費用の目安を解説します。
資金計画を立てられるよう、覚えておきましょう。

 

外壁を塗り替える時期の目安

外壁を塗り替える時期は外壁材の種類によって異なりますが、10年程度を目安にメンテナンスする必要があります。
一般的に、建売住宅は外壁に窯業系サイディングを使用しているためです。

窯業系サイディングを使用している場合、建物の隙間を塞ぐシーリング材が経年劣化し、雨漏りなどの影響を与える可能性があります。

放置していると外壁塗装だけではカバーできないリスクもあるため、10年ほどしたらメンテナンスしましょう。
なお、建売住宅の寿命について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の寿命は?注文住宅との違い・長寿命化のポイント・選ぶコツを解説

 

外壁の塗り替えにかかる費用の目安

塗装面積や外壁材の種類によって、費用は異なります。
坪数別の費用相場は、下表の通りです。

坪数

費用相場

20坪(66.1㎡)

約40~100万円

30坪(99.2㎡)

約60~120万円

40坪(132.2㎡)

約80~140万円

50坪(165.3㎡)

約100~160万円


外壁状況や条件、塗料によっても費用は異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
なお、外壁の塗り替えを検討する際は、複数の業者に見積りをとるのが大切です。

 

建売住宅の外壁を選ぶときのポイント

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建売住宅の外壁を選ぶときのポイントは、以下の通りです。

  • 外壁材
  • 機能性


一般的に建売住宅では窯業系サイディングを使用した外壁が大半ですが、スタイリッシュな印象にしたい場合はガルバリウムの家を探すとよいでしょう。
また、家の外観は色によっても見た目や機能性が変わります。

例えば、ホワイト系であればやわらかい雰囲気になるだけでなく、熱を吸収しにくいメリットがあります。
一方、ブラック系はシックな印象を与えるものの、外壁が熱を吸収しやすいためふれるとやけどする可能性もあるでしょう。

建売住宅の外壁も種類が幅広く、見た目が異なるデザインの物件が多数販売されています。
外観のデザインだけでなく、外壁材の特徴や機能を考慮のうえ外壁を選びましょう。

アサヒグローバルホームでは、多種多様なデザインの建売住宅を提供しています。
注文住宅と変わらない品質にこだわった建売住宅について詳しく知りたい方は、物件を探すからご覧ください。

 

建売住宅の外壁塗装で人気の色を取り入れた間取り例3選

建売住宅の外壁塗装で人気の色を取り入れた間取り例は、以下の3つです。

  1. ホワイト系の外壁でやわらかい雰囲気の家
  2. ブラック系の外壁でシックな印象の家
  3. グレー系の外壁で落ち着いた佇まいの家


外壁を検討する際の参考にしてください。

 

間取り①:ホワイト系の外壁でやわらかい雰囲気の家

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こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。

  1. ホワイト系の外壁で洗練された印象
  2. 玄関側に窓が少なくモダンな雰囲気の外観


シンプルかつ清潔感のあるホワイト系の外観になっており、
やわらかい雰囲気の印象を与えるのが特徴です。
周辺の環境に馴染みやすいため、ホワイト系は長く住むのにも適したカラーといえます。

間取り図

間取り図


また、こちらの間取りは玄関側に窓が少なく、モダンでおしゃれな外観を演出できるのが魅力です。
シンプルながらもデザイン性が高く、窓が小さいためプライバシーを確保しやすい家を実現しています。

 

間取り②:ブラック系の外壁でシックな印象の家

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こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。

  1. 重圧感のあるブラック系の外壁で高級感を演出
  2. オリジナリティのある家を実現


ブラック系の外壁は、
モダンでかっこいい雰囲気になりおしゃれな見た目になるのが特徴といえます。
落ち着いた印象を与えるため、外観にもこだわりたい場合におすすめです。

間取り図

間取り図


また、ブラック系は木目調などほかの素材との相性も抜群で、アクセントとして加えやすい魅力があります。
ほかの住宅とかぶりにくいデザインになるため、オリジナル性の高い建売住宅に住みたいときにブラック系は最適なカラーです。

 

間取り③:グレー系の外壁で落ち着いた佇まいの家

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  1. 周辺環境と馴染みやすい落ち着いた雰囲気の家を実現
  2. シンプルながらも上品さがあるデザイン


グレー系の外壁はまわりの家に馴染みやすく、ナチュラルな印象を与えます。
こちらの間取りではワンポイントにホワイトを入れて、おしゃれな雰囲気を演出しているのが特徴です。
グレー系はほかの色と組み合わせやすい点も、メリットといえます。

間取り図

間取り図

また、グレー系は汚れが目立ちにくい利点があり、長く住むのに適したカラーです。
外壁の汚れが気になりやすい場合は、グレー系の外壁を選ぶとよいでしょう。

 

まとめ:外壁の特徴を理解して理想の建売住宅を建てよう

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建売住宅では一般的に窯業系サイディングを使用していますが、ガルバリウムを使っている物件もあります。
外壁材によって性能は異なるため、デザインだけでなくメリットとデメリットを理解したうえで検討するのがおすすめです。

また、外壁を塗り替える目安は10年ほどといわれています。
建売住宅を検討する際は、外壁のメンテナンス時期を考慮しておくのが大切です。

アサヒグローバルホームでは、ホワイト系やブラック系などさまざまな外壁タイプの物件を販売しています。
外壁にもこだわったおしゃれなマイホームを実現したい方は、物件を探すページからご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。