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2024年02月15日

マンションと一軒家は結局どっちが正解?住み心地や費用などを比較して解説

外観

マイホームを購入する際、まず、考えなければいけないのが、マンションか一軒家かの選択です。

物件費用や立地、敷地面積の違いはイメージしやすいですが、理想の住まいを手に入れるためには、日々の生活に直結する細かな特徴にも目を向けなればなりません。

そこでこの記事では、マンションと一戸建てのメリット・デメリットや住み心地を、表にして分かりやすく解説します。

購入費用の比較や諸費用の内訳についても紹介していますので、マイホームの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

東海エリアで建売住宅をお探しの方は物件一覧をご覧ください。

 

マンションと一戸建ての特徴

外観、庭

マンションと一戸建てには、それぞれ以下のような特徴があります。

マンションの特徴

一戸建ての特徴

  • 利便性の高いエリアを柔軟に選べる
  • セキュリティが充実している
  • 生活音に配慮する必要がある
  • 間取りや住宅設備の自由度が低い
  • 間取りや住宅設備の自由度が高い
  • 音に対する配慮が少なくて済む
  • 自分で定期的なメンテナンスが必要
  • 駅近より郊外に建てられることが多い


マンションは、
駅やショッピングセンターの近くなど、利便性の高いエリアに建てられることが多くあります。

オートロックや監視カメラなどを導入している物件も多く、中には、管理人が常駐しているなど、セキュリティ対策が充実している傾向です。

その反面、生活音に関しては、隣や上下階にいる方に対して常に配慮しなければなりません。マンションの構造にもよりますが、ご自身では気を付けているつもりでも部屋の外に音が漏れてしまい、苦情やトラブルにつながるケースが少なくないからです。

また、間取りや設備の選択肢が少ないのも特徴の1つです。

一方で、間取りや住宅設備の自由度の高さは、一戸建て(注文住宅)に軍配が上がります。

日頃の生活音においては、建物が独立しているため、マンションほど過度に気にする必要はありません。

ただし、住宅のメンテナンスにおいては、ご自身による定期的なチェックが求められるでしょう。

建設エリアもマンションとは異なり、街の中心部より郊外にいくほど多くなる特徴があります。

 

マンションと一戸建てのメリット・デメリット

ダイニングキッチン

マンションか一戸建てかを選ぶうえで大切なのは、家族構成やライフスタイルの変化、将来像を踏まえて、住まいに求める優先順位を決めておくことです。

それぞれのメリット・デメリットを一覧にした以下の表を参考にして、ご自身に必要な条件をまとめてみましょう。

 

メリット

デメリット

マンション

  • 利便性の高いエリアに住める
  • ワンフロアなため生活動線を効率化できる
  • 資産価値を保ちやすい
  • 戸建てに比べて延べ床面積が狭い
  • 住宅ローンとは別で管理費や修繕費がかかる
  • 隣人・上下階とのトラブルが起きることがある

一戸建て

  • 理想の住まいや間取りを実現しやすい
  • プライバシーが守られやすく騒音トラブルも起こりにくい
  • ローン完済後は月々の支払いがなくなる
  • 注文住宅の場合は入居までの期間が長期化する
  • マンションに比べてセキュリティ面の不安がある
  • 自分で定期的にメンテナンスしなければならない

 

マンションと一戸建ての住み心地は?

リビング

ワンフロアで生活が完結するマンションは、コンパクトな生活動線を実現でき、家事の効率アップが期待できます。エレベーター付きの物件であれば、階段の上り下りが不要なため、体の不自由な方や妊娠中の方も体力的な負担を軽減できるでしょう。

一戸建ての場合は2階建ての物件も多く、暮らしやすさを考慮してフロアを使い分けることが可能に。1階に水回りやリビングなどの生活スペースを、2階に各個室(寝室)を配置するなど、家族間でのプライバシー確保や生活スタイルの違いにも対応できます。

 

住宅の性能に関して

住宅の機能性に関しても、マンションと一戸建ての双方にメリットがあります。

マンションは気密性・断熱性が優れているため冷暖房が効きやすく、夏は涼しく冬は暖かい室温を保ちやすいでしょう。

一方、一戸建ては窓の数がマンションより多い傾向で、通気性や採光において優位性があります。

防音性に関しても、隣家と接していない一戸建てのほうが、生活音に対する配慮が少なくて済みます。

とはいえ、最近では、防音・遮音性に優れたマンションも増えてきました。性能レベルや間取りによっては、周囲の生活音が気にならないこともあるので、担当者に確認してみましょう。

 

利便性に関して

立地や利便性の違いでも、住み心地は大きく異なります。

マンションは、駅が徒歩圏内にあったり買い物を近場で済ませられたりと、通勤・通学目的の方をはじめ、家事や仕事に忙しい方にとっても、利便性を感じやすいでしょう。

一戸建ては、郊外にある閑静な住宅街に建てられることが多く、都心から離れた落ち着いた環境下で暮らしたい方におすすめです。

 

マンションと一戸建ての購入費用比較

玄関

マンションと一戸建ての購入費用には、どれほどの差があるのでしょうか。

2022年度のフラット35利用者調査をもとに、平均購入費用を以下の表にまとめました。

物件の種類

平均購入費用

新築マンション

4,848万円

土地付き注文住宅

4,694万円

建売住宅

3,719万円

注文住宅

3,717万円

中古マンション

3,157万円

中古戸建て

2,704万円


新築マンションの4,848万円に対して、土地付き注文住宅が4,694万円で、その差はおよそ150万円です。
この結果を見るかぎり、マンションと一戸建ての購入費用には、大きな差が見られません。

実際、マンションよりも一戸建てのほうが割高といわれていた時期もありました。しかし、新築マンションの供給量の減少・地価の高騰・人件費の上昇などにより、この先、マンション価格が大きく下落することは考えにくいとされています。

購入費用の差に注目すると、マンションか一戸建てかの違いではなく、新築か中古かで価格差が広がる点がポイントといえるでしょう。

なお、以下の記事では、住宅ローンとは別で支払う頭金について解説しています。平均額を参考にして、住宅購入に向けた資金計画にお役立てください。

【関連記事】マイホームの頭金はいくら必要?平均額と頭金の額を検討するポイントを解説

引用元:住宅金融支援機構|令和4年フラット35利用者調査

 

マンションと一戸建てにかかる諸費用

洗面所

マンションや一戸建てを購入する際は、物件価格とは別で諸費用が発生し、その目安は以下の通りです。

  • 注文住宅・新築マンション:物件価格の3~6%ほど
  • 建売住宅・中古一戸建て:物件価格の6~9%ほど


いずれの諸費用も現金での支払いが一般的なため、物件購入費用と分けて用意しておくとよいでしょう。

諸費用の内訳や金額の目安は、以下の表を参考にしてください。

内訳

内容

金額の目安

印紙税

売買契約書と金銭消費貸借契約書に課税される印紙代

契約金額が1,000万以上5,000万円以下の場合は1万円(※軽減措置適用)

仲介手数料

不動産仲介会社へ支払う費用

「物件価格×3%+6万円+消費税」が上限

不動産取得税

不動産を取得したとき課される税金

固定資産税評価額×3%(※軽減措置適用)

登録免許税

登記にかかる税金

固定資産税×0.1~1.5%(税率は登記の種類により異なる)(※軽減措置適用)

司法書士への依頼料

登記手続きの代行手数料

10万円前後

固定資産税・都市計画税

1月1日時点で不動産を所有している人へ課される税金

・固定資産税:固定資産税評価額×1.4%(標準税率)
・都市計画税:固定資産税評価額×0.3%(制限税率)

住宅ローン手数料

金融機関に支払う費用

数万円~数十万円、または、借入額の1~3%ほど

住宅ローン保証料

保証会社に支払う費用(団体信用生命保険の保険料含む)

借入額×0.5~2%

各種保険料

火災保険料、地震保険料など

・火災保険料:20万〜50万円ほど
・地震保険料(任意):一括契約で10~20万円ほど


その他にも、フラット35を利用する際に必要な物件調査手数料や、引越し代などがかかることも覚えておきましょう。

以下の記事では、建売住宅を購入する際にかかる諸費用を詳しく解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください。

【関連記事】建売住宅の諸費用ってどれくらい?内訳と特徴をわかりやすく解説

引用元:

 

マンションと一戸建てはどちらが向いてる?

リビング

これまでの解説を踏まえると、次のような方はマンションに向いている可能性が高いでしょう。

  • 通勤・通学で電車を利用する
  • 公共交通機関における利便性を重視したい
  • セキュリティ対策がしっかりされた物件がよい
  • 物件管理の手間を減らしたい
  • ワンフロアで生活を完結させたい
  • 将来的に住み替えを検討している


生活に必要な施設や交通機関が近場に揃っていたり、物件管理を管理会社に任せられたり、日々の暮らしにおける利便性の高さがマンションのメリット。

RC造の場合は木造よりも物件価値が下がりにくいため、将来、住み替えを視野に入れている方にもおすすめです。

一方、次のような方は一戸建てを検討してみてはいかがでしょうか。

  • 自由に使える庭やガレージが欲しい
  • 近隣の目を気にせずのびのびと暮らしたい
  • 交通量が少なく静かな環境で子育てをしたい
  • 複数台の自動車を所有している
  • DIYやリフォームする予定がある
  • ペットを飼いたい


一戸建てが立ち並ぶ、閑静な住宅街にあることが最大の魅力です。

また、敷地内であれば自由に使用できるため、専用スペースで趣味やペットとの時間を楽しみたい方、生活音を気にせずのびのびと子育てしたい方は一戸建てが向いているでしょう。

 

まとめ:マンションと一軒家を比較して理想の住まいを見つけよう

外観

マンションか一軒家かを決める際は、何を重視したいのかはもちろん、この先どのように暮らしていきたいのかといった、長期的視野を持つことが大切です。

マンションの場合は、利便性の高さやセキュリティ面での安心感、管理の手間がかからず住み替えもしやすいなどの特徴があります。

一軒家であれば、間取りや住宅設備のカスタマイズ性が高いことや騒音トラブルが起こりにくいこと、また、ローン返済における目処の立てやすさも特徴に挙げられるでしょう。

本記事で紹介したメリットやデメリット、購入費用なども参考にしながら、ご自身が理想とする暮らしをイメージしてみてください。

それに加えて、間取りや立地を実際に見て体感することも重要です。

アサヒグローバルホームでは、家事・生活動線にこだわった建売住宅を、愛知・三重・岐阜県内にて多数用意しております。興味のある方は、当社の見学予約ページよりお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。