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2025年04月24日

大開口窓でありがちな3つの後悔とは?メリットや失敗しないポイントも紹介

LDK

家を建てる際、大開口窓を取り入れた間取りを検討する方もいるのではないでしょうか。
室内に日光が差し込み、開放感のある空間を演出できるのは、大開口窓ならではの魅力です。

しかし、大開口窓を採用したものの、実際に住んでみると「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくありません。

この記事では、大開口窓を設ける際によくある後悔や取り入れる際のポイントを解説します。
大開口窓の魅力を最大限に活かした間取り例も紹介するので、家づくりの参考にしてください。

 

開口窓の一般的なサイズ

大開口窓

一般的な窓と大開口窓(外付け引違いサッシ)のサイズは、下表のとおりです。

窓の種類

高さ(mm)

幅(mm)

一般的な窓

300~2,000

810~1,265

大開口窓

2,200〜2,250

1,720〜3,540


大開口窓を採用する際は、建物の構造や断熱性能、防犯面などを考慮し、専門家と相談しながら最適なサイズを検討することをおすすめします。

引用:一般社団法人日本サッシ協会|住宅サッシ/住宅出入り口商品「標準規格寸法」

 

大開口窓にありがちな3つの後悔

LDK

大開口窓にありがちな後悔は、以下の3つです。

  1. 断熱性能が低下しやすくなる
  2. 外部の視線が気になる
  3. 家具やインテリアの配置を工夫する必要がある


後悔しがちな点について、それぞれ見ていきましょう。

 

後悔①:断熱性能が低下しやすくなる

窓は壁に比べて熱の出入りが大きいため、開口部が広いほど断熱性能は低下します。
冬は窓から冷気が入りやすく、暖房を使用しても室温が安定しにくくなります。

逆に夏場は直射日光が室内に入り込み、冷房効果が低下してしまうケースも少なくありません。
大開口窓による断熱性能の低下を防ぐには、断熱性能が高いサッシを採用するのが有効です。

建売住宅の断熱性能や購入前にチェックすべきポイントを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】建売住宅の断熱性能は低い?購入前にチェックすべきポイントを解説

 

後悔②:外部の視線が気になる

大開口窓を設置すると、外部からの視線が気になってしまいやすい点がネックです。
特に道路や隣家に面している場合、外から見られているような気分になり、カーテンを閉めっぱなしにして大開口窓のメリットとなる採光を確保できない可能性があります。

大開口窓の設置場所は、快適に過ごすうえで重要です。
取り入れる場所によっては、プライバシーが確保できず後悔する場合もあるでしょう。

 

後悔③:家具やインテリアの配置を工夫する必要がある

大開口窓を設置する場合、家具やインテリアの配置には工夫が必要です。
窓が広いため壁面のスペースが減り、収納家具やテレビの設置場所に悩む可能性が高まります。

また、直射日光が当たることで、家具や床が日焼けするリスクも存在します。
特に、ソファやカーテンなどの布製品は色褪せしやすいので、注意しなければなりません。
大開口窓を取り入れる際は、レイアウトをしっかりと計画するのが大切です。

 

大開口窓を設ける3つのメリット

ダイニングキッチン

大開口窓を設けるメリットは、以下の3つです。

  1. 視覚的な広さを感じやすくなる
  2. 通気性が良くなる
  3. 節電効果が期待できる


それぞれ見ていきましょう。

 

メリット①:視覚的な広さを感じやすくなる

大開口窓は視界が抜け、外の景色と室内が一体化するため、視覚的な広さを感じやすくなります。
特に天井まで届くタイプの窓を採用すると縦の空間が強調されて、より広々とした印象を与えられます。

大開口窓の開放感を活かすためには、カーテンを慎重に検討することも重要です。
例えば、バーチカルブラインドを採用すると、窓周りがスッキリしてより開放的な空間を演出できます。

 

メリット②:通気性が良くなる

室内の通気性が向上する点も、大開口窓のメリットです。
開口部が広がると空気をたくさん取り込めるので、室内の換気がスムーズに行えます。

通気性が良い家は、室内の空気を清潔に保てるため、健康にも良い効果が期待できます。
また、室内の温度を一定に保てる点も大開口窓ならではの魅力です。
対角線上に窓を設けたり吹き抜けと組み合わせたりすると、より空気が循環しやすくなります。

 

メリット③:節電効果が期待できる

大開口窓を設置すると、節電効果にも期待できます。
日中は自然光をたっぷりと取り入れられるため、照明の使用を抑えられ、電気代の削減につながります。

寒い冬の時期でも大開口窓により日中は陽気を取り込みやすいので、気持ち良く過ごせる点がメリットです。
特に南向きの大開口窓を設けると、冬場の暖房代も軽減できるでしょう。
光熱費を削減しやすい点が、大開口窓のメリットです。

 

大開口窓の設置を後悔しないためのポイント

ワークスペース

大開口窓の設置を後悔しないためのポイントは、以下の3つです。

  1. 断熱性の高いサッシを取り入れる
  2. 目隠しを工夫する
  3. シャッターや防犯ガラスを採用する


ポイントをそれぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

 

ポイント①:断熱性の高いサッシを取り入れる

大開口窓の断熱性を高めるには、性能の高いサッシを採用するのが有効です。
窓の断熱性能が低いと、冬は室内の暖気が逃げやすく、夏は外からの熱が伝わりやすくなります。

断熱性を向上させるためには、アルミ樹脂複合窓などの高性能なサッシを選ぶのがおすすめです。
なお、アサヒグローバルホームでは、断熱性能に優れた「エピソードⅡ NEO」を採用しています。

「エピソードⅡ NEO」は室内側に樹脂素材を使用しているため外気の影響を受けにくく、結露の発生を抑えられます。
高性能なサッシを採用すると、大開口窓のメリットを活かしつつ、省エネで快適な住まいを実現できるでしょう。

 

ポイント②:目隠しを工夫する

大開口窓を設置する際は、目隠しを工夫しましょう。
プライバシーを守るために、以下の対策を取り入れると効果的です。

  • 機能性の高いカーテンやブラインドを使用する
  • 高い木や生垣を植えて視線を遮る
  • すりガラスや遮光フィルムを設置する
  • 目隠しフェンスやパネルを設置する


上記の方法を組み合わせることで、
外からの視線を遮りながら採光や通気性を確保できます。
植栽を活用すると自然な目隠しが可能となり、景観の美しさも保てるでしょう。

 

ポイント③:シャッターや防犯ガラスを採用する

大開口窓を設置する際は、防犯シャッターや防犯ガラスの導入を検討しましょう。
窓が大きいほど外部からの侵入リスクが高まるため、安全性を確保できる対策が求められます。

シャッターを設置すれば、窓が物理的に保護されるので、不審者の侵入を防ぐことが可能です。
夜間や外出時に閉めておけば、防犯性が向上するだけでなく、台風や強風時の飛来物からも窓を守れます。

また、防犯ガラスを採用すると、大幅に防犯リスクを下げられます。
防犯ガラスには特殊な中間膜が挟まれており、万が一割れても飛散しないため、不審者の侵入を防げるでしょう。

住宅用シャッターの必要性について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】家にシャッターは必要?メリット・デメリット・価格・後付けできるかを解説

 

日がたっぷり差し込む大開口窓を取り入れた間取り例

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ここでは、アサヒグローバルホーム注文住宅の間取り例を紹介します。
こちらの間取りでは日がたっぷり差し込む大開口窓を採用し、明るく開放的な空間を実現しています。
注目ポイントは、以下のとおりです。

  • リビングに大開口の窓を設置している
  • ランドリールームと洗面室を隣接させ、スムーズな家事動線を確保している


大開口窓からの自然光がリビングやダイニングを優しく包み込んでいるため、家族が心地良く過ごせる住まいとなっています。

間取り図

間取り図

ファミリークローゼットは玄関からの動線上に配置されており、帰宅後すぐに荷物や上着を収納できます。
また、ランドリールームと洗面室を近くに設けることで、洗濯から収納までの流れをスムーズにしている点も魅力です。

アサヒグローバルホームでは、快適な生活動線と大開口窓のある住まいを多数提供しています。
当社の家づくりが気になる方は、わたしたちのこだわりをご覧ください。

 

まとめ:後悔しないよう大開口窓を設ける際は対策が重要

バルコニー

大開口窓は、開放的で明るい空間を実現できる点がメリットです。
ただし、断熱性能の低下や外部からの視線、家具の配置など、事前に把握しておくべきポイントも存在します。

大開口窓で後悔しないためには、サッシの種類にこだわることも大切です。
適切なプランニングを行い、快適で安心できる住まいを手に入れましょう。

なお、アサヒグローバルホームでは、大開口の窓を取り入れた建売住宅を多数取り扱っています。
当社の物件をチェックしたい方は、物件を探すをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。