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2025年01月14日

建売住宅とマンションどっちが良い?メリット・デメリット・費用を比較

外観

住宅の購入を検討するにあたって、建売住宅とマンションどちらがライフスタイルに適しているか悩む方は少なくありません。
建売住宅とマンションどちらがご自身に合っているか検討する際は、それぞれのメリット・デメリットを理解することが重要です。

この記事では、建売住宅とマンションのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
物件価格や諸経費に加えて、購入後にかかる費用についても解説しますので、参考にしてください。

 

建売住宅のメリット・デメリット

外観

建売住宅のメリット・デメリットについて解説します。

特徴を理解したうえで、建売住宅とマンションどちらがご自身に適しているのかチェックしていきましょう。

 

メリット

建売住宅のメリットは、以下の通りです。

  • 騒音や規約に縛られにくい生活ができる
  • 敷地内に駐車・駐輪スペースがある
  • 固定費の負担を減らせる
  • 土地が資産となる


建売住宅はマンションと異なり、独立したスペースとなるため、家電を使う時間帯や足音を気にせず自由に暮らせます。
また、敷地内に駐車場や駐輪スペースを設けられることから駐車料金がかからないだけでなく、管理費や修繕積立金など月々の固定費を軽減できる点がメリットです。

さらに、建売住宅は建物だけでなく土地も資産となります。
土地の価値は下がりづらい傾向のため、長期間暮らしても資産価値があるという安心感を得られるでしょう。

 

デメリット

建売住宅のデメリットは、以下の通りです。

  • 建物のメンテナンスを自身で行う必要がある
  • 駅から離れた立地が多く、交通の利便性に欠ける
  • セキュリティ対策が行き届かない場合がある


日々の風雨や紫外線によって建物は徐々に劣化するため、
定期的な点検や補修が求められます。
固定費は発生しないものの、修繕費をご自身で積み立てる必要がある点は建売住宅ならではのネックな点です。

また、駅近くの建売住宅は土地代が高い傾向のため、予算に見合った条件を探す場合はアクセスに不便さを感じるケースも少なくありません。

加えて、建売住宅はご自身でセキュリティ対策を実施する必要があります。
安心して暮らせるよう、防犯カメラを設置したり補助鍵を取り付けたりといった対策を講じることが重要です。

建売住宅のメンテナンスについては、以下の記事で詳しく紹介しているのであわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の寿命は?注文住宅との違い・長寿命化のポイント・選ぶコツを解説

 

マンションのメリット・デメリット

洗面室

ここでは、マンションのメリットとデメリットについて解説します。
建売住宅と比較し、どちらがご自身に適しているのかをチェックしましょう。

 

メリット

マンションのメリットは、以下の通りです。

  • 立地条件の良い物件を見つけられる
  • セキュリティ対策が整っている
  • 誰もが暮らしやすい間取り・設計が採用されている

 

駅の近くなど、利便性が高い場所に立地する物件が多い点がマンションの良さです。
駅周辺の土地は価格が高い傾向にありますが、マンションは1つの敷地を複数の住戸で共有できるため、コストを抑えて購入できます。

また、ゴミステーションやオートロックキー、防犯カメラといった共用設備が整っている点もマンションならではの魅力です。
セキュリティ面においては、ご自身で対策する必要なく安心して暮らせます。

マンションはワンフロアとなっており、誰もが暮らしやすいように設計されています。
家事動線や生活動線が短いだけでなく、バリアフリーに対応した設計など、老後でも快適に過ごせる工夫がされている点もメリットです。

 

デメリット

マンションのデメリットは、以下の通りです。

  • 生活音に気を配る必要がある
  • 管理規約がある
  • 毎月の維持費がかかる


マンションには、隣接する住戸から生活音が伝わりやすい特徴があります。
トラブルを避けるためにも、まわりに気を配った生活を心がけなければなりません。

また、管理組合によって定められた規約に従う義務がある点にも注意が必要です。
例えば、ペットの飼育や共用部分の使用に関して細かいルールが設けられている場合があります。

加えて、管理費や修繕積立金、駐車場代といった維持費が毎月発生する点も、マンションのデメリットとして挙げられます。

 

建売住宅とマンションの費用を比較

LDK

建売住宅とマンションの費用について、以下3つの観点からそれぞれ比較します。

  1. 物件価格
  2. 諸費用
  3. 購入後にかかる費用

 

比較①:物件価格

「2023年度フラット35」の調査によると、建売住宅とマンションの平均物件価格は、下表の通りです。

物件価格

新築建売住宅

新築マンション

全国平均

3,603.2万円

5,245.5万円

東海圏

3,055.1万円

4,732.3万円


上記データから、
マンションのほうが物件価格が高いことがわかります。
なお、2022年度の新築マンションの全国平均物件価格は、4,848.4万円でした。

対して、2022年度の新築建売住宅の全国平均物件価格は、3,719.0万円だったことからもわかるように前年度に比べて価格が下がっています。
新築マンションの価格は2023年度時点において、高騰を続けている点も押さえておきましょう。

引用元:住宅金融支援機構|2023年度フラット35利用者調査

 

比較②:諸費用

建売住宅の諸費用は物件価格の約6~9%、新築マンションの諸費用は約3~5%が目安となります。
それぞれの主な諸費用は、以下の通りです。

新築建売住宅

新築マンション

  • 手付金
  • 印紙税
  • 仲介手数料
  • 不動産取得税
  • 登録免許税
  • 司法書士依頼料
  • 住宅ローン関連費用(ローン手数料、保証料、火災保険料など)
  • 手付金
  • 印紙税
  • 登録免許税
  • 仲介手数料(必要に応じて)
  • 修繕積立金・管理費の一時払い
  • 住宅ローン関連費用(事務手数料、保証料、火災保険料など)


不動産取得税や登録免許税などにより、新築建売住宅の方が諸費用が多くかかります。
住宅を購入する際は、諸費用を含めた資金計画を立てましょう。

建売住宅の諸費用の詳細については、以下の記事で詳しく解説していますのであわせて参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の諸費用ってどれくらい?3,000万円の建売住宅の費用シミュレーションも紹介

 

比較③:購入後にかかる費用

建売住宅とマンションでは、購入後に発生する維持費用が異なります。

購入後にかかるそれぞれの費用相場は、下表の通りです。

費用相場

新築建売住宅

新築マンション

固定資産税・都市計画税

年間10~20万円

年間10~30万円

修繕積立費

自己管理で積み立て(年間20万~30万円目安)

毎月の修繕積立金として支払い(1~2万円程度)

火災保険・地震保険

年間3~5万円程度

年間3~5万円程度

自治会費

必要に応じて支払い

必要に応じて支払い

管理費

なし

毎月支払い(1~2万円程度)

駐車場・駐輪場

なし

毎月支払い(5,000~4万円程度)

施設使用料

なし

年間約1万円


住宅購入後もさまざまな費用も踏まえたうえで、長期的な資金計画を立てましょう。

 

建売住宅とマンションどっちが向いている?

和室

以下の特徴を持つ人が、建売住宅とマンションのどちらが向いているかを解説します。

  • プライベート空間を確保したい人
  • 荷物の出し入れを楽にしたい人
  • セキュリティ面を重視したい人

 

プライベート空間を確保したい人は建売住宅向き

プライベート空間を確保したい場合、建売住宅がおすすめです。
建売住宅は独立した建物であるため、隣戸に生活音が伝わる心配がなく、安心して過ごせます。
マンションより広々とした空間が確保しやすいため、家族全員の個室を設けられる点もポイントです。

マンションとは異なり、ガーデニングやバーベキューを自宅の敷地内で楽しめます。
周囲の目を気にせずご自身のペースで暮らしたい人にとって、建売住宅は理想的な住まいとなるでしょう。

 

荷物の出し入れを楽にしたい人は建売住宅向き

買い物をした後など、荷物の出し入れをスムーズに行いたい人には、建売住宅が適しています。
建売住宅では駐車スペースが自宅の敷地内に確保されているケースが多いため、玄関やキッチンまでの距離が短く、重い荷物を負担なく運べます。

敷地内に駐車場がある建売住宅は、足腰の不自由な方や小さな子どもがいる家庭にとっても便利です。
利便性が高く、日常の負担を軽減できる住まいとなるため、快適な生活を実現できるでしょう。

 

セキュリティ面を重視したい人はマンション向き

安心して暮らしたいと考えている場合は、マンションが適しています。
多くのマンションではオートロックシステムや防犯カメラが備えられており、管理人が常駐している場合が多いため、不審者の侵入を防ぎやすい傾向です。

そのため、一人暮らしや小さな子どもがいる家庭であっても、マンションなら安心して暮らせるでしょう。

 

アサヒグローバルホーム建売住宅の間取り例

外観>>お気に入りの建売物件を探す


建売住宅は、家事の効率化を重視した快適な間取りが特徴で、注目すべきポイントは以下の通りです。

  • 家事動線を意識したキッチン
  • 大容量のパントリーと土間収納


キッチンから洗面室、浴室への動線が一直線で、家事をスムーズにこなせる設計となっています。
パントリーは収納力が高く、食品や日用品をまとめて管理できるため、すっきりとした空間を保ちやすくします。

間取り図

間取り図

土間収納も設置されているため、アウトドア用品や靴類を家の中に汚れを持ち込むことなく整理できる点もポイントです。
マンションには難しい広々とした空間を活かした収納力は、建売住宅ならではの魅力といえるでしょう。

実際に当社の建売住宅を見てみたい方は、お気軽に見学予約からご予約ください。

 

まとめ:建売住宅とマンションどっちが良いか悩む場合はアサヒグローバルホームへ

外観

建売住宅はプライベート空間を確保しやすく、敷地内に駐車場があるため、荷物の出し入れが容易です。
一方、マンションは立地条件が良く、セキュリティ対策も充実しています。

費用面では建売住宅のほうが物件価格が低く、月々の維持費も抑えられる傾向にあります。
購入後にかかる費用も含めて総合的に比較し、ご自身のライフスタイルや優先順位に合った選択をすることが大切です。

アサヒグローバルホームでは、プライベート空間が充実した住まいや収納や家事動線に工夫を凝らした物件まで、さまざまな建売住宅を取り扱っています。
理想のマイホームを実現し快適な暮らしを手に入れたい方は「物件を探す」をご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。