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2025年10月09日

二世帯住宅の間取りタイプ別メリット・デメリットまとめ!成功させるコツも

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二世帯住宅を建てるとき、「どこまで共有するべきか」間取り問題に悩む方も多いのではないでしょうか。
キッチンやお風呂を共同で使うのか、それとも完全に分けるのか、間取りの共有ポイントは快適に暮らすうえで重要です。
二世帯住宅を成功させるためには、検討すべき間取りのポイントを押さえておく必要があります。

この記事では、完全共有型・部分共有型・完全分離型別に間取りタイプのメリット・デメリットを解説します。
必要な広さや二世帯住宅を成功させるポイントもまとめているので、家づくりの参考にしてください。

 

【実例付き】二世帯住宅の間取りタイプ

二世帯住宅は大きく分けて、以下の3つのスタイルがあります。

  1. 完全共有型
  2. 部分共有型
  3. 完全分離型


それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため、どのスタイルがご自身のライフスタイルに合うか考えながら選ぶことが大切です。
タイプ別にメリットとデメリットをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

 

タイプ①:完全共有型

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完全共有型は、
リビングやキッチン、お風呂などすべての生活空間を家族全員で共有する間取りです。
家族が同じ空間で過ごす時間が自然と増えるため、日常的にコミュニケーションが生まれやすく、協力しながら生活できます。

完全共有型のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット

デメリット

  • 建築費用を抑えやすい
  • 家事や育児を協力しやすい
  • 家族の交流が自然に増える
  • プライバシーを確保しにくい
  • 生活リズムの違いでストレスが生じやすい
  • 生活音が気になりやすい


完全共有型は、コストを抑えつつ、家族の絆や協力を重視する方に適した間取りです。

 

タイプ②:部分共有型

間取り図


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部分共有型は、
玄関やキッチン、お風呂など一部のスペースを共有し、それ以外は独立させた間取りです。
共有する部分と独立する部分を上手に分けることで、プライバシーをある程度守りつつ、介護や育児などで助け合えます。

部分共有型のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット

デメリット

  • お互いのプライバシーをある程度守れる
  • 介護や育児などのサポートがしやすい
  • 交流と独立のバランスがとれる
  • 完全共有型より建築費用が高くなる
  • 共有部分の利用で生活リズムが重なる場合がある
  • 共有部分の使い方でトラブルになる可能性がある


部分共有型は家族それぞれの生活リズムに合わせやすく、柔軟性の高い間取りになるため、交流を保ちながらもプライベートな時間を大切にしたい方におすすめです。

 

タイプ③:完全分離型

完全分離型は、玄関・キッチン・お風呂などをすべて独立させた間取りで、上下分離型や左右分離型の2種類があります。
生活空間を完全に独立させることで、生活リズムの違いを気にせずに暮らせます。

完全分離型のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

メリット

デメリット

  • 完全にプライバシーを確保できる
  • 生活リズムの違いを気にせず暮らせる
  • 賃貸併用や売却も可能である
  • 建築費用が高くなりやすい
  • 光熱費や設備費が二重にかかりやすい
  • 家族間のコミュニケーションがとりにくい


完全分離型はライフスタイルを優先したい家庭や、将来の資産活用まで見据えた家づくりをしたい方に適しています。
二世帯住宅で平屋を検討している方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

【関連記事】二世帯住宅を平屋にするメリットは?コの字型などおすすめの間取り例も紹介

 

二世帯住宅の間取りに必要な広さ

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二世帯住宅の必要な広さは家族の人数や子どもの年齢、また都市部か郊外の立地条件によって変わります。
国土交通省が定める「誘導居住面積水準」では、子どもは年齢に応じて人数換算され、世帯全体の人数をもとに目安が決められています。

子どもの年齢による人数換算は3歳未満は0.25人、3歳以上6歳未満は0.5人、6歳以上10歳未満は0.75人です。
一方で、両親が高齢(60歳以上)であっても、年齢を理由に面積が加算される規定はありません。

目安は以下の通りです。

  • 都市居住型:約100〜128㎡(約30.3〜38.7坪)
  • 一般型:約130〜166㎡(約39.3〜50.2坪)


都市部では住宅密度が高いためややコンパクトに、郊外や地方では広めの面積を確保するのが望ましいとされています。
このように、世帯人数と地域条件を考慮して広さを設定すると、二世帯でも快適で住みやすい家が実現可能です。

引用元:国土交通省|住生活基本計画における居住面積水準

 

二世帯住宅で検討すべき間取り共有・分離のポイント

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二世帯住宅で検討すべき間取りの共有・分離ポイントは以下の3つです。

  1. お風呂やキッチンなどの水回り
  2. リビング
  3. 玄関


それぞれのポイントを見ていきましょう。

 

ポイント①:お風呂やキッチンなどの水回り

水回りは共有か分離かによって、住みやすさが変わるポイントです。
お風呂やキッチンは生活動線の中心であり、使い方によって快適さやコストに差が出ます。

共有すれば掃除や光熱費を抑えられ、家事の協力もしやすくなるでしょう。
ただし、利用時間が重なると不便さやストレスを感じやすいところでもあります。
一方、分離型にすると費用は増えますが、それぞれが自由に使えるため気を使う必要がありません。

親世帯と子世帯の生活リズムを考え、どの程度お風呂やキッチンなどの水回りを共有するかを見極めることが大切です。
快適な家事動線をつくりたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】家事動線の間取りをつくるポイントは?レイアウト例や施工事例を紹介

 

ポイント②:リビング

リビングは家族の交流の中心であり、共有か分離かで暮らしの雰囲気が変わります。
共有にすれば食事や団らんを一緒に楽しめ、自然と交流が増えるでしょう。

一方で、テレビの音や生活リズムの違いが気になることもあります。
分離型にすると自由度は高まりますが、家族同士の交流は減りやすくなります。
家族の距離感をどの程度保ちたいかによって、リビングの形を決めることが重要です。

 

ポイント③:玄関

玄関は家の出入り口であり、共有か分離かによってプライバシーに影響する部分です。
共有型にすれば建築費用を抑えながら、家族同士が自然に交流できる環境をつくれます。

ただし、出入りのタイミングが重なると、生活が慌ただしくなることもあります。
一方で、分離型にすれば建築費用は増えますが、各世帯がプライバシーを確保しやすくなるでしょう。
生活スタイルや敷地条件に合わせて、玄関を共有にするか分けるかの検討が大切です。

 

二世帯住宅を成功させる間取りのコツ

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二世帯住宅を計画する際には、家族それぞれの生活スタイルやライフステージを意識した間取りを考えることが大切です。
単に部屋を増やすだけではなく、日常の動線や家事のしやすさ、親世帯・子世帯の距離感の考慮が、長く快適に暮らすためのポイントになります。

考慮すべきポイントは次の通りです。

  • 子育て中は親世帯が子どもを見やすい動線や遊び場を確保する
  • 介護が必要な場合はバリアフリー設計と1階の居室で移動を楽にする


生活スタイルや年齢に応じた工夫を取り入れることで、親世帯・子世帯の距離を保ちつつ、自然と支え合える二世帯住宅を実現できます。
共有スペースとプライベート空間のバランスを意識すると、家族全員がストレスなく暮らせる環境になるでしょう。

 

【約30坪】おしゃれでかっこいい二階建て二世帯住宅の間取り例

外観>>お気に入りの建売物件を探す


二世帯住宅としてプライバシーを保ちつつ、家事効率も高めた暮らしやすいこちらの間取りの注目ポイントは、以下の通りです。

  1. 水回りを1階にまとめ生活動線がコンパクトになり、二世帯で暮らす際にも使いやすい
  2. 各居室や家事動線上に収納を設け、物が増えても整理しやすい


水回りを1階にまとめたり、各居室や廊下、階段下などに十分な収納を設けたりすることで、生活がスムーズで快適になります。

間取り図

間取り図

工夫された間取りにより、限られた30坪のスペースでも二世帯が快適に暮らせる家となっています。

 

まとめ:納得いく二世帯住宅の間取りを見つけるならアサヒグローバルホーム

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二世帯住宅は、共有型・部分共有型・完全分離型とタイプによって暮らし方が異なります。
家事動線やプライバシー、収納の工夫も長く快適に暮らすための重要なポイントです。
各タイプの特徴を踏まえたうえで、家族全員が居心地の良い住まいとなる間取りを検討しましょう。

アサヒグローバルホームでは、二世帯住宅向けの建売住宅も多数提供しています。
快適に暮らせる間取りにこだわった当社の物件について知りたい方は、「物件を探す」ページをご覧ください。

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東海エリアで建売住宅をお探しの方へ

この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。