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2025年10月14日

壁付けキッチンのタイプ別レイアウト術まとめ!収納力アップのコツも紹介

キッチン

毎日使うキッチンは、機能性とデザイン性どちらも兼ね備えたいと考える方が多いのではないでしょうか。
対面キッチンを採用する工務店も増えていますが、壁付けキッチンは昔からあるスタイルです。
タイプ別にメリットとデメリットを理解し、使い勝手の良いキッチンレイアウトを検討しましょう。

この記事では、壁付けキッチンのレイアウト術をタイプ別に紹介します。
収納力アップのコツもあわせて解説するので、キッチンのレイアウトにお悩みの方はぜひ今後の参考にしてください。

 

壁付けキッチンとは

キッチン

壁付けキッチンとは、名前のとおり壁についているキッチンを指します。
キッチンの正面は壁で、料理や洗い物は壁を向いて行うスタイルです。

一方で、壁を背に、リビングを向きながら作業できるキッチンを対面キッチンと呼びます。
壁付けキッチンは、古くから日本にあるスタイルで、現代でも多く採用されています。
メリット・デメリットを理解し、ご自身のライフスタイルに合ったキッチンを見つけましょう。

キッチンカウンターの種類について、詳しく知りたい方は以下の記事をあわせてご覧ください。

【関連記事】建売住宅におけるキッチンカウンターの種類とは?DIY活用アイデアも紹介

 

壁付けキッチンのメリット・デメリット

キッチン

ここでは、壁付けキッチンのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
壁付けキッチンの特徴を踏まえたうえで、ご自身に適したキッチンを検討しましょう。

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メリット

壁付けキッチンの主なメリットは、以下のとおりです。

  • リビングが広くなる
  • 家事動線が短くなる
  • 対面キッチンに比べ、費用が安い
  • 料理に集中できる


壁付けキッチンは背後にリビングが広がっているため、空間を有効活用でき、リビングが広くとれるというメリットがあります。
背後にダイニングテーブルを設置すれば、回り込む必要がないため、家事動線が短くなります。

また、キッチンの一面が壁についてるため、対面キッチンよりも安価に設置が可能です。
そのため、リビングの空間を広くとりたい人や、家事効率をあげたい人には壁付けキッチンがおすすめです。

 

デメリット

壁付けキッチンのデメリットは、以下のとおりです。

  • 作業をしながらリビングを確認できない
  • 開放感が少ない
  • コミュニケーションを取りづらい
  • リビングとキッチンの境目が分かりにくい


大きなデメリットとして、視界の狭さがあげられます。
壁付けキッチンは正面が壁になるため、リビングの様子を確認しにくかったり、開放感が少なくなったりします。

また、コミュニケーションのとりづらさが、デメリットになる場合もあります。
デメリットもきちんと理解したうえで、どのような対策ができるか検討することが大切です。

 

壁付けキッチンのレイアウト術【タイプ別】

キッチン

壁付けキッチンのレイアウトは、大きく分けて以下の4パターンです。

  1. Ⅰ型
  2. Ⅱ型
  3. L型
  4. U字型


ご自身のライフスタイルや好みに合うレイアウトを見つけましょう。

 

レイアウト①:I型

I型の壁付けキッチンとは、壁沿いにシンクとコンロがあり、冷蔵庫も同じように横並びになっているレイアウトです。
壁付けキッチンの中でも一般的な形で、空間を有効活用できるのがポイントです。

リビングとの境界線を作りたい場合には、キッチンの後ろ側、リビングとキッチンの間にカウンターを置くとよいでしょう。
境目かつ食器置きや物置の役割も果たすため、収納にも困りません。

料理をしながらコミュニケーションを取りたい方、リビングを広くとりたい方におすすめのレイアウトです。

 

レイアウト②:Ⅱ型

Ⅱ型はキッチンは、壁沿いにシンクやコンロ、作業スペースが2列に分かれて配置されるレイアウトです。
シンクとコンロが向かい合わせに設置されることが多く、作業をする場所を分けることで効率的に料理を進められます。

シンクとコンロが離れすぎると移動の無駄が増えることになりますので、適度な広さにしましょう。
Ⅱ型キッチンは、キッチンでの作業を効率化したい方や、二人で料理をすることが多いご家庭におすすめのレイアウトです。

 

レイアウト③:L型

L型の壁付けキッチンは、角にシンクとコンロが直角になるよう配置されているレイアウトです。
直角になっているため、料理がしやすく、作業スペースもⅠ、Ⅱ型に比べ広くとれます。

ただし移動距離が長くならないよう、食器棚や冷蔵庫の位置を吟味する必要があるため、注意しましょう。
コンパクトながらも作業スペースが広くとれるため、2人以上で作業する方にはおすすめです。

 

レイアウト④:U字型

U字型は、コの字にキッチンがあるレイアウトで、L字型と似た形になっています。
L字型よりも広いスペースが取れるため、作業スペースを広くとりたい方や大人数で料理する方におすすめのレイアウトです。

冷蔵庫や食器棚はキッチンの並びに配置することが多く、キッチンと家具で囲む形になります。
広いスペースを確保できますが、料理動線が長くなるため、レイアウトには注意しましょう。

 

壁付けキッチンの収納力をアップするレイアウトアイデア3選

パントリー

壁付けキッチンの収納力をアップさせるレイアウトは、以下の3パターンです。

  1. 吊戸棚を設ける
  2. パントリーを設置する
  3. 背面収納を取り入れる


壁付けキッチンは対面キッチンに比べ、収納が少ないため、困る方も多くいます。
上手くレイアウトすればスタイリッシュに収納を増やせるため、工夫しましょう。

 

アイデア①:吊戸棚を設ける

キッチンの上やリビングとの境目に設置したカウンターの上に吊戸棚を設けると、収納力がアップします。
吊戸棚はデッドスペースを上手く活用しながら、収納を増やせるため、スタイリッシュなキッチンにしたい方にはおすすめです。

アイアン系の支柱や木目調の板などを使うと、無機質で洗練されたデザインになります。
ただし、上の空間が埋まり、圧迫感が増す場合もあるため、レイアウトに注意しましょう。

 

アイデア②:パントリーを設置する

パントリーを設置するのも、収納を増やす1つの手です。
パントリーは、ストックの食材や食器などを収納する棚や空間を指します。
キッチンの近くに設ける場合や、別の部屋として設けることもあります。

キッチンから物が少なくなるため、物が多い方やキッチンをすっきり見せたい方にはおすすめです。
パントリーを設置する際は、湿気やにおいがこもらないよう対策が必要になるので、注意しましょう。

 

アイデア③:背面収納を取り入れる

背面収納を取り入れると、収納力がアップします。
壁付けキッチンの場合、リビングとの境目としてカウンターを取り入れることがあります。
背面収納にすれば、境目かつ収納にもなるため、キッチンをすっきりさせたい方にはおすすめです。

ただし、背の高い背面収納だと視認性は悪化し、キッチンだけ孤立しているように感じる場合もあります。
背面収納を取り入れる際は、圧迫感のない高さのものを選びましょう。

 

コンパクトながら開放感があるキッチン事例

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。

  1. 背面収納とパントリーを設置した収納力
  2. Ⅱ型キッチンと対面キッチンを組み合わせた視認性の良さ


こちらのキッチンは壁付けではないものの、
壁沿いにカウンターを設置し、収納力をアップさせています。
加えて、キッチン付近にパントリーもあり、収納には困らない間取りです。

間取り図

また、対面キッチンになっているため、圧迫感が少なく、リビングの様子もよく見えます。
小さなお子様がいる家庭や、顔を見ながらのコミュニケーションを取りたい方にはおすすめの間取りです。

 

まとめ:おしゃれで使いやすい壁付けキッチンの実現にはレイアウトが重要

キッチン

壁付けキッチンは古くから親しまれているタイプのキッチンですが、デザイン性と利便性を追い求めるにはレイアウトに工夫が必要です。
壁付けキッチンのレイアウトはいくつかありますが、作業スペースの広さや収納力など、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

また壁付けキッチンの課題である収納は、パントリーや吊戸棚で解決できます。
ご家族のライフスタイルや将来なども検討しながら、レイアウトを考えましょう。

アサヒグローバルホームでは、対面・壁付けキッチン双方の良さを兼ね備えた家事動線に優れた建売を販売しております。
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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。