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2025年12月09日

35坪の家で快適に暮らす間取りの工夫とは?2階建てと平屋の検討方法も

外観

35坪の家は家族4人が暮らすのに十分なゆとりがある広さです。
とはいえ、部屋数や収納、動線の取り方によって、実際の住み心地には差が生じます。
快適な家づくりには、ライフスタイルや家族構成に適した間取りの工夫がポイントです。

この記事では、35坪の家の広さや快適に暮らすための間取りの工夫、2階建てと平屋を比較する際のポイントまでをわかりやすく解説します。
マイホームを購入するにあたって、35坪の家を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

35坪の家の広さ

LDK

住宅金融支援機構が公表するフラット35利用者調査によると、建売住宅では平均延床面積が約30.5坪(100.7㎡)のため、35坪の家は平均以上の広さといえます。
また、厚生労働省の「住生活基本計画における居住面積水準」によると、35坪に適した世帯人数は以下のとおりです。

世帯人数

誘導居住面積水準

1人

12.1坪~16.6坪(40㎡~55㎡)

2人

16.6坪~22.7坪(55㎡~75㎡)

3人

22.7坪~30.3坪(75㎡~100㎡)

4人

28.7坪~37.8坪(95㎡~125㎡)


誘導居住面積水準とは、快適でゆとりある暮らしを実現するための面積水準になります。
したがって、35坪の家は4人家族でも快適に過ごせる広さです。

引用元:

 

35坪の家で快適に暮らす間取りの工夫

LDK

35坪の建売住宅では、間取りの工夫によって暮らしやすさが大きく変わります。
ここでは、快適な生活を実現するために意識したい3つの工夫を紹介します。

  1. 部屋数
  2. 収納
  3. 動線


それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

工夫①:部屋数

35坪の建売住宅では、3LDK〜4LDKの間取りが一般的です。
LDK以外に3〜4部屋の居室を設ければ、家族それぞれのプライベート空間を確保しながら、リビングにゆとりを持たせられます。

LDKの広さは間取りによって変わり、3LDKでは約20〜22帖、4LDKでは約16〜18帖が目安です。
部屋数を増やすほどLDKはややコンパクトになりますが、生活動線や収納を工夫すれば快適に暮らせます。

また、家族構成やライフスタイルに合わせて、将来の使い方も見据えた間取りを考えてみてください。
子どもの成長や在宅ワークなど、暮らしの変化にも柔軟に対応できる部屋数を検討することが大切です。

 

工夫②:収納

35坪の建売住宅では、限られた空間を有効に使うために、収納の計画性が欠かせません。
収納量の目安は延床面積の10〜15%といわれていますが、家族の持ち物やライフスタイルによって最適な広さは異なります。

収納を考える際の基本ポイントは次の3つです。

  1. 必要な収納量を把握する
  2. しまう物に合わせて設計する
  3. 使う場所の近くに配置する


まずは現在の収納量を見直し、どの程度のスペースが必要かを明確にしましょう。
しまう物の種類や使用頻度に合わせて形や位置を決めれば、無駄のない収納計画が立てられます。

 

工夫③:動線

35坪の建売住宅では、間取りの工夫次第で暮らしやすさが大きく変わります。
なかでも、家事や生活の流れを考えた動線設計は快適な住まいづくりに欠かせません。

動線を考える際のポイントは次の3つです。

  • 家事動線を短くする
  • 生活動線をシンプルにする
  • 回遊動線を取り入れる


家事動線を短くすると、料理・洗濯・片付けの移動がスムーズになり、日々の負担を軽減できます。
また、生活動線をシンプルにすると、玄関からLDK、水回りへの移動がしやすくなり、家族が自然に集まれる空間をつくれます。

間取りをはじめ、建売住宅で失敗しないポイントをさらに知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】建売住宅の後悔ポイント9選|失敗しないためのチェック項目も解説

 

35坪の家を建てる際に2階建てと平屋どちらにすべきか考えるコツ

外観

35坪の住宅を検討する際は、2階建てと平屋のどちらにするかを早い段階で考えておきましょう。
どちらにも利点と注意点があり、暮らし方や敷地条件によって最適な住まいは異なります。

ここでは、それぞれを比較しながら検討するためのポイントを5つ紹介します。

  1. 実現したい間取り
  2. ランニングコストやメンテナンス
  3. 採光や通風
  4. 安全面
  5. 税金面


それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

コツ①:実現したい間取り

2階建てと平屋では、実現しやすい間取りの特徴が異なります。
以下の表からそれぞれの特性を理解して、理想の暮らしに合うスタイルを選びましょう。

種類

実現しやすい間取りの特徴

向いているケース

平屋

  • 家事・生活動線を短くできる
  • 吹き抜けや勾配天井で開放的にできる
  • 段差が少なくバリアフリーにしやすい
  • 小さな子どもや高齢の方がいる家庭
  • 家族のつながりを感じたい方
  • ワンフロアで完結した生活を望む方

2階建て

  • 上下階で生活空間を分けられる
  • 各個室のプライバシーを確保しやすい
  • 限られた土地でも広さを確保できる
  • 子ども部屋や書斎を持ちたい家庭
  • 二世帯や三世代同居を考える方
  • 土地面積を抑えて建てたい方


平屋はワンフロアで完結するため、生活動線がシンプルで将来的にも使いやすいつくりです。
一方、2階建ては生活空間を上下で分けられ、家族のプライバシーを確保しやすい点が特徴といえます。

間取りの見方についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】間取り図の見方は難しくない!ポイント5選と言葉・記号を徹底解説

 

コツ②:ランニングコストやメンテナンス

建築後の維持費は、2階建てと平屋で異なります。
そのため、光熱費や修繕時の足場代など、長期的なコストを考慮して検討しましょう。

種類

主な特徴

費用面のポイント

平屋

  • 屋根や基礎の面積が広い
  • 建築費がやや高い
  • 冷暖房効率が良い
  • 外壁などのメンテナンスが容易
  • 初期費用は高め
  • 長期的には維持費を抑えやすい

2階建て

  • 建築費を抑えやすい
  • 上下階の温度差が生じやすい
  • 冷暖房費がかかる
  • 修繕時に足場費用が必要
  • 建築費は抑えられる
  • メンテナンスや光熱費がかさみやすい


平屋は初期費用が高くなる傾向がありますが、冷暖房効率が良く、メンテナンスもしやすい点が魅力です。
一方で2階建ては建築費を抑えやすいものの、冷暖房費や修繕時の足場設置、設備交換費用などが積み重なり、将来的な支出に注意が必要です。

 

コツ③:採光や通風

2階建ては高さがあるため、隣家や建物の影響を受けにくく、採光や風通しを確保しやすい点が魅力です。
一方、平屋は隣接する建物の高さや部屋数によって、日が当たりにくい空間ができる場合があります。

ただし、どちらの建て方も以下のような間取りの工夫で快適な環境をつくれます。

  • 吹き抜けや天窓を設けて光を取り入れる
  • 南向きの窓や中庭で風を通す
  • 建物の配置をずらして日射を確保する

 

採光や通風を確保できる工夫を取り入れれば、2階建てはもちろん平屋でも明るく風通しの良い住まいを実現できるでしょう。

 

コツ④:安全面

安全性を考えるうえでは、防犯と災害への備えの両面から検討するのが大切です。
以下の表から、防犯面の特徴と災害時の安全性を考えてみましょう。

種類

防犯面の特徴

災害時の安全性

平屋

  • 窓が多くなりやすく防犯対策が必要
  • 外構や照明を工夫して侵入を防ぐ
  • 死角をつくらない間取りにする
  • 耐震性に優れ倒壊リスクが低い
  • 台風時に風の影響を受けにくい
  • 津波や洪水時に2階への避難が困難

2階建て

  • 2階部分は侵入されにくく防犯性が高い
  • 1階の窓は位置や高さを工夫する
  • 通行人からの視線を遮りやすい
  • 耐震バランスの考慮が必要
  • 台風時風の影響を受けやすい
  • 津波や洪水時に避難しやすい


平屋は構造的に安定しており、地震や強風に強い点が特徴です。
一方で、2階建ては防犯性が高く、災害時に避難スペースを確保しやすい利点があります。
地域の地形や災害リスクに合わせて、安全面の優先度を見極めましょう。

 

コツ⑤:税金面

平屋と2階建てでは、固定資産税の評価に差が生じます。
一般的に、平屋は同じ延床面積の2階建てよりも固定資産税が高くなる傾向があります。
理由は平屋のほうが広い敷地を必要とし、建築面積も大きくなるためです。

建築面積が広いと、基礎や屋根などの構造部分に使用する建材が多くなり、再建築価格が高く評価されます。
結果として建物の評価額が上がり、税負担も増える仕組みです。

一方で、2階建ては上下に空間を分けることで、限られた敷地内で延床面積を確保できる点が特徴です。
そのため、土地の評価額を抑えやすく、結果として固定資産税が低くなるケースがあります。
建築費だけでなく、将来的な税負担の違いにも目を向けて検討しましょう。

アサヒグローバルホームでは、平屋・2階建てどちらの住まいにも対応しており、暮らし方やコスト面をふまえた最適なプランをご提案しています。
間取りや設備なども含め総合的なご相談を希望の方は、「見学予約・建売物件のお問い合わせ」ページからお気軽にご連絡ください。

 

約35坪の家の間取り例2選

パントリー

約35坪の住宅は、家族構成やライフスタイルによって、重視すべきポイントは異なります。
ここでは、ライフスタイルに特化した間取りを2例紹介します。

  1. 収納スペースを充実させた総2階家
  2. 書斎スペースを設けた2階建ての家


それぞれについて詳しく見ていきましょう。

 

間取り①:収納スペースを充実させた総2階家

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. キッチンからランドリールーム、パントリー、玄関へとつながる家事ラク動線
  2. ファミリークローゼットや土間収納など、多用途に使える収納スペースの充実

 

LDKは約18帖の広さがあり、2ヶ所の掃き出し窓によって明るく開放的な空間が広がります。
キッチンからリビング全体を見渡せるつくりで、家族の様子を見守りながら家事を進められるのも魅力です。

間取り図

間取り図

また、玄関ホールから土間収納を経て、洗面化粧台・ファミリークローゼットへと続く「おかえり動線」を採用しました。
帰宅後の手洗いや着替えもスムーズに行えます。

さらに、ランドリー直結のファミリークローゼットでは、洗う・干す・しまうの動作が一箇所で完結します。
大容量パントリーと合わせて、すっきりと整った暮らしを実現できる、実用性に優れた間取りです。

 

間取り②:書斎スペースを設けた2階建ての家

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. キッチンカウンター越しに家族の様子を見守れるオープンなLDK
  2. 主寝室横に設けた書斎スペースで、仕事や趣味に集中できる空間


LDKは約19帖と広く、カウンター越しに配膳ができるキッチンを採用しました。
家族との会話を楽しみながら家事ができるレイアウトです。

隣接する和室はお子さまの遊び場や来客用としても活用でき、リビングとの一体感が生まれます。

間取り図

間取り図

玄関はシューズインクローゼットを配置し、靴やアウトドア用品をまとめて収納できるつくりです。
また。2階には主寝室に隣接したウォークインクローゼットを備え、季節物の衣類もすっきり整理できます。

さらに、1.9帖の書斎を設け、テレワークや読書などプライベート時間を持てる間取りにしているのも特徴です。
収納と生活動線のバランスが良く、家族のライフスタイルに寄り添った住まいといえるでしょう。

 

まとめ:35坪の家は暮らしやすさを重視した間取りづくりが可能

外観

35坪の家は、限られた広さの中でも間取りの工夫次第で快適な暮らしがつくれます。
部屋数や収納、動線を意識して設計することで、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる住まいを実現可能です。

また、2階建てと平屋ではそれぞれに特徴があるため、採光・通風・コスト・安全性などを考慮のうえ検討する必要があります。
35坪の家の特徴を踏まえて、ライフスタイルに合った間取りを検討すれば、将来を見据えた住まいづくりを目指せます。

アサヒグローバルホームでは、愛知県・岐阜県・三重県にて建売住宅を多数ご用意しています。
平屋も2階建ても、建売住宅を多数販売していますので、当社の物件を知りたい方は「物件を探す」ページからご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。