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2025年11月11日

27坪平屋の間取り目安は?コンパクトな空間の有効活用アイデアも5つ紹介

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平屋を検討しているものの、「27坪の広さで家族が快適に暮らせる間取りは実現できるのだろうか?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

27坪平屋は3〜4人家族に適した広さであり、LDKと複数の個室を確保することも可能です。
とはいえ、限られた空間の活用法が快適な住まいに近づけるポイントになります。

この記事では、27坪平屋の間取りの目安や空間活用のアイデア、具体的な間取り例を紹介します。
家づくりの打ち合わせ前にイメージを固め、理想の27坪平屋を実現する参考にしてください。

 

27坪平屋の間取り目安

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27坪平屋を平米数で表した場合は89.3㎡となり、コンパクトながらも機能性を重視した住まいを実現できる広さです。
厚生労働省が示す「住生活基本法に基づく居住面積水準」によると、戸建て住宅における世帯の目安は以下のとおりです。

世帯人数

居住面積水準

1人

12.1坪~16.6坪(40㎡~55㎡)

2人

16.6坪~22.7坪(55㎡~75㎡)

3人

22.7坪~30.3坪(75㎡~100㎡)

4人

28.7坪~37.8坪(95㎡~125㎡)


27坪は3人家族に適した広さであり、4人家族でも生活しやすい住空間といえます。
夫婦+子ども2人の家庭でも3LDKを実現できるため、暮らし方の工夫次第で十分な快適さを確保できます。

一方で収納や動線に配慮しないと狭さを感じやすいため、間取りの工夫が重要です。

引用元:厚生労働省|住生活基本計画における居住面積水準

 

コンパクトな27坪平屋の間取りを最大限に活用するアイデア5選

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27坪平屋の間取りを最大限に活用するアイデアは、以下の5つです。

  1. ロフトやスキップフロアを設ける
  2. 壁面収納を採用する
  3. ファミリークローゼットと回遊動線を組み合わせる
  4. ワークスペースを取り入れる
  5. 廊下をなくす


快適な暮らしを実現できるよう、ぜひ参考にしてください。

 

アイデア①:ロフトやスキップフロアを設ける

ロフトやスキップフロアを27坪平屋に採用すると、限られた空間でも立体的に活用でき、暮らしにゆとりを生み出すことが可能です。

例えばロフトは、収納や趣味のスペースとして使えるほか、子どもの遊び場や在宅ワーク用の小部屋としても活躍します。
一方、スキップフロアは中二階とも呼ばれ、壁を設けずに空間をゆるやかに仕切れたり、収納スペースを床下に設けられたりします。
段差や吹き抜けを活かせば家族の気配を感じやすく、開放感のある間取りに仕上がるでしょう。

なお、中二階を取り入れるメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】平屋に中二階を取り入れるメリット・デメリットは?間取り例も解説

 

アイデア②:壁面収納を採用する

壁面収納を採用すると、床面積をより有効に活用できます。
壁面を収納にすれば、デッドスペースの有効活用になり、置き家具が減らせるからです。

例えば、テレビや家電を組み込んで配線を隠せば見た目もスッキリし、部屋が広々と使えます。
また、生活動線上に壁面収納を設けることで物の出し入れがスムーズになり、片付けやすくなります。

壁面収納は、収納力とデザイン性を両立し、コンパクトな間取りでも快適に暮らせるアイデアの1つといえるでしょう。

 

アイデア③:ファミリークローゼットと回遊動線を組み合わせる

ファミリークローゼットに回遊動線を取り入れ、水回りまでつなげることで、家事効率が向上します。

例えば、ランドリーとファミリークローゼットを隣接させれば、洗濯から収納までの洗濯動線を一貫して短縮できます。
さらに、水回り直結によって帰宅時の手洗いや着替え、入浴前後の動線がスムーズになり、複数の家事を効率的にこなすことが可能です。

水回りとの連携を意識した間取りは、コンパクトな平屋の快適性を高めるアイデアといえるでしょう。

 

アイデア④:ワークスペースを取り入れる

ワークスペースを設けることで、省スペースながらも家族それぞれの多様なニーズに応え、快適性と効率性を両立した暮らしが実現できます。

テレワークはもちろん、子どもの勉強や家事コーナーとして家族全員が利用可能です。
例えば、リビングなら家族の気配を感じながらマルチタスクをこなしやすく、廊下なら気持ちを切り替えて作業に集中できます。

ワークスペースの重要性について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

【関連記事】自宅ワークスペースの重要性は?おしゃれで快適に過ごせる間取り例も紹介

 

アイデア⑤:廊下をなくす

廊下をなくす間取りは、コンパクトな空間を有効活用できます。

具体的には、廊下だったスペースをリビングや収納に転用できるため、居住空間が広がり開放的になります。
さらに、部屋を隔てる壁が少なくなることで家全体に光と風が通りやすく、冷暖房効率が上がり光熱費の削減にも繋がるのです。

空間効率や冷暖房効率を高めてくれる廊下のない間取りは、合理的で優れた住まいづくりのアイデアといえます。

 

27坪平屋の間取りを考えるコツ

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27坪平屋の間取りを考えるコツは、以下のとおりです。

  • 老後も不便さを感じない配置にする
  • ライフイベントを考慮しながら間取りを検討する


これらを押さえておくと、将来も長く快適に暮らせる平屋の実現につながります。

 

コツ①:老後も不便さを感じない配置にする

27坪の平屋は、リビング中心の間取りとトイレの配置を工夫することで、老後も快適に暮らせる住まいになります。
トイレが寝室やリビングから遠いと、夜間や体調が優れない時などに不便になるためです。

例えば、リビングを家の中央に配置することで各部屋へ移動しやすい動線となるため、足腰が衰えたりトイレが近くなったりする老後も不便さを感じないでしょう。
コンパクトな空間でも考え抜かれた設計が、将来にわたり安心で快適な暮らしの実現へ向けたコツです。

 

コツ②:ライフイベントを考慮しながら間取りを検討する

27坪の平屋で長く快適に暮らすには、ライフイベントの変化に対応できる「可変性」のある間取りが重要です。

子どもが独立するまで生活を共にすると考えると、子ども部屋が必要な期間はそれほど長くありません。
子どもの成長に合わせて部屋を分けたり、独立後はフリースペースにしたりできる設計にすると、空間を無駄なく活用できます。

用途変更可能な間取りにすることで、コンパクトな住まいでも快適な暮らしを実現します。

アサヒグローバルホームでは、ご家族のライフスタイルに合わせた将来を見据えた間取りの工夫をご提案しています。
詳しく知りたい方は資料請求からお気軽にお問い合わせください。

 

27坪平屋の間取り例2選

27坪平屋の間取りの例は、以下の2つです。

  1. ウッドデッキを採用した3LDKの平屋
  2. 適材適所に収納スペースを設けた3LDKの平屋


順番に見ていきましょう。

 

間取り例①:ウッドデッキを採用した3LDKの平屋

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 玄関からパントリー・キッチンへ直結する動線を確保している
  2. 水回り(浴室・ランドリールーム・トイレ)が一列にまとまっている

玄関から直接パントリーを経由してキッチンに行けるため、買い物帰りの荷物を生活感を見せずにすぐ収納できます。

間取り図

また、浴室・ランドリールーム・トイレを一直線に配置しているのも特徴です。
家事や身支度の動線が短く、効率よく日常生活を送れる工夫がされています。

 

間取り例②:適材適所に収納スペースを設けた3LDKの平屋

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. LDKを中心に各個室へアクセスできる回遊性のある動線になっている
  2. 各居室の近くに収納を設け、生活動線上で片付けやすい工夫している

LDKを中心に配置することで、家族が自然にリビングに集まりやすく、個室との行き来もスムーズにできます。
特に子ども部屋や主寝室へも直接アクセスできるため、家族の様子を把握しやすく安心感が高まります。

間取り図

さらに、子ども部屋や主寝室にそれぞれ収納を設けているので、整理整頓が習慣化しやすいのも魅力です。

 

まとめ:27坪平屋の間取りを考える際は空間づくりの工夫が重要

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27坪平屋は、間取りの工夫次第で3〜4人家族が快適に暮らすのに十分な広さです。

限られた面積でも、以下の3つを押さえれば、居住性と将来性を兼ね備えた住まいになります。

  • 収納力を高める工夫(ロフト・壁面収納・ファミリークローゼット)
  • ムダのない動線設計(回遊動線や廊下レス)
  • ライフステージに合わせて間仕切りを変えられる可変性


さらに、ワークスペースなどの空間を盛り込むことで、家族の様々なニーズを1つのフロアで完結できやすくなります。
ご紹介したようなアイデアが詰まった住まいをより具体的にイメージするために、まずは実際の建築事例を見てみることをおすすめします。

アサヒグローバルホームでは、コンパクトな平屋の空間を活かす工夫が随所に散りばめられた建売住宅を多数提供しています。
快適に暮らせる間取りにこだわった当社の物件について知りたい方は、「物件を探す」ページをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。