2024年08月27日

平屋で北玄関を取り入れた間取り例・メリット・デメリットを解説

平屋で北玄関を取り入れた間取りに興味を持っているものの、メリットやデメリットを踏まえたうえで検討したいと思っている方もいるのではないでしょうか。

北玄関の平屋は、南側に居室を設けることで明るい空間を実現できます。
一方、家の顔といわれる北玄関部分は日当たりの影響により、暗くなってしまうことが難点です。

この記事では、平屋で北玄関を取り入れるメリットとデメリットをまとめました。
建てる際のポイントや間取り例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1 平屋で北玄関の間取りを取り入れるメリット
2 平屋で北玄関の間取りを取り入れるデメリット
3 北玄関の平屋を建てる際のポイント
4 北玄関の平屋3LDK間取り例【約35坪】
5 まとめ：北玄関の平屋で理想の間取りを手に入れよう

平屋で北玄関の間取りを取り入れるメリット

LDK

平屋で北玄関の間取りを取り入れるメリットは、以下の3つです。

プライバシーを確保できる
光熱費を抑えられる
明るいリビングが作れる

それぞれ見ていきましょう。

メリット①：プライバシーを確保できる

平屋の北玄関は、居室のプライバシーを確保できるメリットがあります。
北玄関にする場合、日当たりのよい南側にリビングや寝室など居室を配置するのが一般的です。

北側に道路がある場所で南側にリビングを作ると、通行人の視線を気にせず生活できます。
そのため、リビングに大きな窓を取り入れやすく、開放的な空間が実現可能です。

テラスに洗濯物を干したり家族とバーベキューを楽しんだりと、プライベートタイムを充実できるでしょう。

メリット②：光熱費を抑えられる

平屋で北玄関の間取りを活用すると、光熱費を抑えられる場合があります。
南側にリビングや寝室といった居室を配置すると、日光の当たる時間が多くなるためです。

例えば、南側のリビングに大きな窓を設けると太陽光を室内に取り入れられ、暖房だけに頼らず部屋を暖かくできます。

採光を確保できるようリビングとつながる中庭を設けるといった工夫をすると、光熱費の削減が期待できるでしょう。

メリット③：明るいリビングが作れる

平屋で北玄関の間取りにすると、明るいリビングが作れるメリットもあります。
平屋は採光を確保しにくいですが、玄関を北側にすることでリビングなどの居室を日当たりのよい南側に配置できるため、日中は太陽光が差し込みやすいです。

明るいリビングは開放感が生まれ、視覚的に広く見えます。
さらにおしゃれなリビングを演出できたり、気分を高められたりと家族団らんの時間を楽しく過ごせる要素が豊富です。

ワンフロアのため、家族とのコミュニケーションが取りやすい点から平屋を検討している方にも、北玄関の間取りはおすすめといえます。

平屋で北玄関の間取りを取り入れるデメリット

平屋で北玄関の間取りを取り入れるデメリットは、以下の3つです。

玄関に日が当たりにくい
北側の部屋は寒い
風水的によくない

後悔しないよう、注意点を押さえておきましょう。

デメリット①：玄関に日が当たりにくい

北向きの間取りは玄関に日が当たりにくく、暗い空間になりやすいのがデメリットです。
さらに平屋は周辺に2階建てや高層ビルがあると、日当たりが悪くなってしまいます。

北向き玄関と平屋のデメリットが重なっており、来客時に暗い家の印象を与えてしまう可能性もあるでしょう。
そのうえ、日が当たりにくいという理由から湿気がこもってしまうのも難点です。
北玄関の平屋を検討する際は、玄関の日当たりについてしっかり検討する必要があります。

デメリット②：北側の部屋は寒い

平屋で北玄関の間取りを取り入れた際、北側の部屋は寒いと感じやすいことがデメリットです。
北側は日照時間が短い方角のため空気が温まりにくく、気温が下がりやすくなります。

玄関だけでなく、北側に居室を配置すると冬は暖房対策をしっかりしないと寒さから体調を崩してしまいがちです。

そのうえ平屋は地面に接する面積が広いため、冷気が床から入ってきて底冷えします。
したがって、冬の時期は玄関や北側の部屋が寒いと感じやすく、生活に不便さを感じる場合もあるでしょう。

デメリット③：風水的に良くない

北玄関は建築的な理由だけでなく、風水的に良くないデメリットがあります。
家の中心から北に当たる位置が風水において「水」の気を持つといわれているためです。

水は悪いものを流し浄化してくれるものの、冷えやすい特徴があり、温かい幸せが入りにくいとされています。

玄関は気の入口でもあるため、陽の当たる東や南の位置にあったほうがよいといわれているのです。
家を購入するうえで、風水を気にする方にとっては気になる点といえるでしょう。

北玄関の平屋を建てる際のポイント

北玄関の平屋を建てる際のポイントは、以下の5つです。

吹き抜けを活用する
間取りを工夫する
玄関に網戸を設置する
玄関に間接照明を取り入れる
天窓を採用する

快適な暮らしを実現できるよう、ぜひ参考にしてください。

ポイント①：吹き抜けを活用する

玄関の上に吹き抜けを取り入れると、明るい空間を演出できます。
吹き抜けを北玄関に配置するメリットは、以下の通りです。

視覚的な広がりを感じられる
採光を確保しやすくなる
風通しがよくなる

北玄関と平屋のデメリットとされる採光を確保できるため、明るく開放感のある玄関を実現できます。
なお、平屋で吹き抜けを活用する際は「勾配天井」がおすすめです。

勾配天井について詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】勾配天井とは？新築住宅に取り入れるメリット・デメリットと施工事例を解説

ポイント②：間取りを工夫する

北玄関の平屋を建てる際は、日当たりを確保できるよう間取りを工夫しましょう。
平屋の間取りには種類があり、L字型やロの字型にすると窓に面する部分が増えるため、日当たりや風通しを確保可能です。

北玄関でL字型の平屋にする場合、南側に中庭を設けるとリビングなどの居室が明るい空間になります。
さらに北道路と反対に位置しているため、通行者の目を気にせず過ごせるのがメリットです。

また、北玄関でロの字型の平屋にすると、間取り全体に明るい自然光が入るだけでなく通風性を高められます。
採光や通風性の対策として、平屋の形状を意識するのもポイントです。

なお、中庭のある平屋について知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。

【関連記事】中庭がある平屋で後悔しないためには？メリットと注意点・間取り例を解説

ポイント③：玄関に網戸を設置する

玄関に網戸を設置すると、北玄関のデメリット対策になります。
北玄関の間取りに網戸を設置するメリットは、以下の通りです。

風通しがよくなる
虫が入ってくるのを防げる
家の中が丸見えになるのを防止できる

風通しをよくすると玄関内の空気を循環させられるため、結露やカビを防げます。
玄関を開けっぱなしにすることに抵抗を感じる場合は、鍵付きの玄関網戸を選ぶと防犯性を高められるでしょう。

ポイント④：玄関に間接照明を取り入れる

北玄関に間接照明を設置することで、ほどよい明るさとおしゃれな空間を演出できます。
間接照明の効果は、以下の通りです。

温かみのある光によりリラックス効果を得られる
落ち着いた雰囲気の玄関を作れる
陰影により玄関を広く見せられる

やわらかい雰囲気になるため、帰宅後ホッとする玄関を実現できるのが間接照明の魅力です。
日が当たりにくい北玄関の特性を活かすと、暗さが気になりにくいだけでなく落ち着いた空間になります。

ポイント⑤：天窓を採用する

北玄関に明るさを取り入れたい場合は、天窓を採用するのがおすすめです。
天窓とは建物の屋根に設置された窓のことで、採光性や通風性を確保できるため、北玄関と平屋のデメリットを補えます。

平屋は2階建てや3階建てなど周辺に高い住宅が多い場合、採光を確保しにくいですが、天窓で光を取り込みやすくなるでしょう。
高い位置に窓を設置できるため、防犯面においても安心です。

北玄関の平屋3LDK間取り例【約35坪】

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

家族の団らんスペースに土間リビングを設けている
玄関からランドリールームまでスムーズな動線を確保している

南側に配置されたリビングには土間リビングを取り入れ、より開放的な空間を実現しています。
土間リビングで遊ぶお子さまの姿を見ながらキッチンで家事を行えるのも、魅力的なポイントです。

間取り図

また、玄関・ファミリークローゼット・ランドリールームまでスムーズに移動できる動線を確保しており、汚れて帰ってきてもリビングを汚さず浴室まで行けます。
手洗いやうがいまでの動線もできているため、清潔な状態でリビングへたどり着くのも特徴です。

なお、アサヒグローバルホームでは、注文住宅と変わらない品質にこだわった建売物件を提供しています。
当社のこだわりについて知りたい方は、アサヒグローバルホームの建売の特徴をご覧ください。

まとめ：北玄関の平屋で理想の間取りを手に入れよう

バルコニー

北玄関の平屋は居室のプライバシーを確保しやすく、明るいリビングを作れるメリットがあります。
一方で、日当たりや寒さ対策をする必要がある点を踏まえて間取りを検討することが大切です。

採光や通風性を高められるよう、勾配天井や間取りの形状を工夫するのもよいでしょう。
アサヒグローバルホームでは北玄関の平屋をはじめ、さまざまな建売物件を提供しています。
どのような間取りがあるか知りたい方は、「物件を探す」ページから詳細をご覧ください。

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