建売住宅の「性能が低い」は古い?高性能住宅を選ぶメリットも解説

建売住宅の購入を検討している人の中には、「建売住宅は性能が低いのではないか」と悩んでいる方も多いでしょう。 多くの方に選ばれ続けてきた住まいをご確認いただけます。
確かに、一昔前までは、コスト重視で性能が十分とは言えない建売住宅も存在していました。
しかし、省エネ基準の引き上げや法制度の改正を受け、建売住宅の性能は向上しています。
断熱性・耐震性・省エネ性能を備えた高性能な建売住宅も増え、一概に「建売=性能が低い」とは言えない時代です。
この記事では、建売住宅の性能が見直されている理由と高性能な建売住宅を選ぶメリットについて、分かりやすく解説します。
具体的な物件例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
建売住宅は性能が低いのか
建売住宅の性能は、必ずしも低いとは言えません。
かつての建売住宅は、価格を抑えるために設備仕様を最低限にした物件が多く存在していたことから、「建売住宅は性能が低い」と言われてきました。
しかし、現在は以下の理由から、断熱性能や耐震等級などの性能面を重視した建売住宅が増加しています。
- 住宅性能表示制度の普及
- 省エネ水準の強化
- 災害対策への関心の高まりなど
一定の性能水準を満たす物件も多く、一概には性能が低いとは言えない状況です。
建売住宅の性能は低いと言えない理由

建売住宅の性能が低いとは言えない理由は、主に以下の3つです。
- 省エネ住宅の基準が引き上げられる
- 断熱等級4が義務化される
- 耐震等級2以上が長期優良住宅に認定される
法改正や制度整備により、建売住宅にも一定以上の性能が明確に求められるようになっています。
詳しく見ていきましょう。
理由①:省エネ住宅の基準が引き上げられる
建売住宅の省エネ性能は、今後さらに底上げされていきます。
国土交通省は、2030年までに既存の省エネ水準を引き上げ、ZEH水準の省エネ性能を新築住宅の最低ラインとする方針です。
この方針は、断熱性能の向上や、一次エネルギー消費量の削減を段階的に進めるのを目的としています。
ZEH水準の住宅は、断熱・省エネ・創エネの3つをバランス良く満たし、快適さと経済性、環境性能の両立を実現するのが特徴です。
今後供給される建売住宅にも、この流れに沿った性能確保が前提となっていく見通しがあります。
なお、ZEN水準住宅におけるメリットは以下の通りです。
- 光熱費を削減できる
- 室内温度が安定しやすく快適に過ごせる
- 太陽光発電で災害時の電力が確保できる
- 環境負荷の低減が期待できるなど
省エネ基準の引き上げは、建売住宅の性能向上を後押しする重要な要素だといえます。
引用元:国土交通省|ZEH・LCCM住宅の推進に向けた取組
※制度内容や数値は、年度・月次ごとに更新されることがあります。
実際に活用・確認する際は、リンク先ページから該当期間の情報をご確認ください。
理由②:断熱等級4が義務化される
建売住宅の断熱性能における最低ラインは、断熱等級4相当まで引き上げられます。
2025年4月施行の「建築物省エネ法(改正省エネ基準)」により、すべての新築物件は省エネ基準への適合が義務化されたためです。
これにより、断熱等級3以下の住宅は、新築時に建築確認を受けられません。
断熱等級とは、住宅の外皮性能、つまり壁・屋根・窓などの断熱性を等級で示した指標です。
等級が高いほど外気の影響を受けにくく、冷暖房効率に優れた住宅であることを意味します。
国土交通省は2030年頃を目標に、ZEH水準である断熱等級5以上への基準引き上げを進めているのが現状です。
この制度の流れにより、今後は断熱性能の高い建売住宅が増えていきます。
なお、断熱性能が劣る建売住宅を選ばないためのコツについては、以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】建売住宅の断熱性能は低い?購入前にチェックすべきポイントを解説
理由③:耐震等級2以上が長期優良住宅に認定される
建売住宅でも、高い耐震性を備えた物件は増えています。
長期優良住宅とは、耐震性や省エネ性、維持管理のしやすさなど、国が定めた複数の認定基準を満たした住宅です。
なかでも重要な項目の1つが耐震性で、新築の認定基準では耐震等級2以上が求められます。
耐震等級は、住宅性能表示制度に基づく指標であり、以下のように性能が定められているものです。
等級1 | 建築基準法の最低ライン |
等級2 | 等級1の約1.25倍の地震力に耐えうる性能 |
等級3 | 等級1の約1.5倍の地震力に耐えうる性能 |
建売住宅では、長期優良住宅の認定取得を前提に設計されるケースも多く、耐震等級2〜3相当の建売住宅が増加傾向にあります。
建売住宅でも地震に強い住まいを選びやすくなってきているのです。
引用元:国土交通省|第2節 評価の方法の基準(性能表示事項別)
※制度内容や数値は、年度・月次ごとに更新されることがあります。
実際に活用・確認する際は、リンク先ページから該当期間の情報をご確認ください。
高性能な建売住宅を選ぶメリット

高性能な建売住宅を選ぶメリットは、主に以下の4つです。
- 光熱費を抑えられる
- 税制優遇制度を利用できる
- 資産価値を維持できる
- 1年中快適に過ごせる
上記メリットは、日々の暮らしや家計への負担を軽減するだけでなく、将来を見越した住宅選びにも大きく関わります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①:光熱費を抑えられる
高性能な建売住宅は、光熱費を抑えやすい住まいです。
断熱性や気密性に優れた住宅は、外気の影響を受けにくく、室内の温度が安定しやすくなります。
その結果、空調機器の稼働時間を減らせるのです。
空調にかかるエネルギー消費が抑えられるため、電気代やガス代の削減にもつながります。
光熱費は毎月発生する固定的な費用なので、削減効果が積み重なる点もメリットです。
高性能な建売住宅は、快適性だけでなく家計負担の軽減という経済面でも優れた選択肢だといえます。
メリット②:税制優遇制度を利用できる
高性能な建売住宅は、税制優遇制度を受けられるのがメリットです。
一定の省エネ性能や耐震性を満たす住宅は、国の優遇制度の対象になります。
税制優遇の種類 | 軽減・控除の目安 |
住宅ローン減税 | 年末残高の0.7%を最大13年間控除 |
登録免許税軽減措置 | 保存登記:0.15%→0.1% |
不動産取得税軽減措置 | 課税標準から最大1,300万円控除 |
固定資産税軽減措置 | 建物部分が3年間1/2 |
代表的なものが住宅ローン減税で、長期優良住宅やZEH水準住宅では、一般住宅よりも控除限度額が引き上げられる仕組みです。
また、長期優良住宅として認定されると、登録免許税や不動産取得税、固定資産税の軽減措置が受けられます。
さらに、年度ごとに実施される補助制度の対象になるケースもあり、購入時の初期負担を抑えられるのです。
高性能な建売住宅は、性能面だけでなく税制面でも家計に優しい選択肢だと言えるでしょう。
引用元:国土交通省|認定長期優良住宅に関する特例措置
※制度内容や数値は、年度・月次ごとに更新されることがあります。
実際に活用・確認する際は、リンク先ページから該当期間の情報をご確認ください。
メリット③:資産価値を維持できる
高性能な建売住宅を選ぶと、家の寿命が延びて資産価値を維持しやすくなるメリットもあります。
断熱性や気密性に優れた住宅は、室内外の温度差による結露が発生しにくいため、柱や断熱材の劣化を防げるのです。
構造躯体へのダメージが蓄積しにくくなるので、建物の耐久性も維持できます。
また、耐震等級2〜3相当の住宅は地震時に建物へ加わる負荷を抑えられるため、災害による負傷リスクを低減するのも可能です。
こうした性能は、長期間にわたり住宅の状態を良好に保つ要因となります。
そのため、将来的に売却や賃貸を検討する場合でも評価されやすく、資産価値を維持しやすいのです。
メリット④:1年中快適に過ごせる
高性能な建売住宅は断熱性や気密性に優れているため、1年を通して過ごしやすい住環境を実現できます。
外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かく過ごせるので、快適な室内環境を保ちやすいのがメリットです。
冷暖房効率も高く、室温が安定しやすいことから、季節ごとの暑さ・寒さによるストレスも感じにくくなります。
また、部屋ごとの温度差が小さくなるので、リビングと廊下、浴室やトイレなどの寒暖差も緩和されるのも利点です。
これにより、急激な温度変化が原因となって起こるヒートショックのリスク軽減も期待でき、健康面でも安心できます。
さらに、全館空調と組み合わせれば、家全体を均一な温度で保ちやすくなるでしょう。
断熱性能と耐震性に優れた建売住宅の間取り例
ここからは、アサヒグローバルホームが手掛けた建売住宅の実例を用いて、断熱性能と耐震性に優れた物件の特徴をみていきましょう。
この物件は、効率的な3LDKの間取りで家族の生活動線を考えた設計になっています。

主な特徴は、以下の通りです。
- 家族が自然と集まりやすい対面キッチン
- リビング全体を見渡しながら家事ができる設計
- 洗濯・料理の動線を一か所にまとめて家事負担を軽減
- 2階に十分な収納を備えた居室を配置など
また、ZEH水準の高気密・高断熱仕様が標準装備されているため、室内の熱が逃げにくく、1年を通して快適な温熱環境を実現可能です。
断熱性を高める窓サッシや、全熱交換型換気システムにより省エネ性能も高く、冷暖房率の向上や結露低減にもつながります。
さらに、制震ダンパー「ミライエ」を搭載し、地震による揺れを大幅に軽減することで、耐震性も向上させました。
こうした性能が間取りと設備の両面から支えられているため、快適性と安全性を両立した建売住宅になっています。
間取りの工夫や室内の温熱環境、設備の使い勝手などは、現地で体感して初めて分かる部分もあるでしょう。
アサヒグローバルホームの建売住宅が気になる方は、「見学予約」ページから実際の住まいを確認してみてください。
なお、制震ダンパーの詳しい性能については、以下の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】制震ダンパーとは?得られる効果や種類、ミライエを搭載した間取り例を紹介
まとめ:性能のいい建売住宅ならアサヒグローバルホーム

建売住宅を検討するうえで大切なのは、住んでからの快適さと、安心して長く暮らせる性能です。
断熱性・耐震性・省エネ性能がしっかり確保されていないと、住み始めてから後悔する原因になってしまいます。
その点、アサヒグローバルホームの建売住宅は、注文住宅並みの高性能仕様を標準で備えた最新物件が揃っているのが強みです。
間取りや家事動線も実用性を重視して設計されているため、暮らしやすさにも期待できます。
まずは実際の物件を見ながら、性能や価格のバランスをチェックしてみるのがおすすめです。
アサヒグローバルホームの「物件を探す」ページで、高性能な建売住宅をぜひご覧ください。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。
