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2024年06月19日

家事動線のよい北玄関の30・32・35坪の間取り例とポイントを解説

外観

間取りを検討するなかで、「北玄関を採用した事例を知りたい」と考える方も多いでしょう。

玄関は東側や南側にするのが一般的ですが、北側にすることでリビングを南向きに配置しやすいなどメリットがあり、近年人気を集めています。

しかし、北玄関について理解を深めずに採用すると後悔を感じるケースもあるので、具体的な事例からイメージを膨らませておくことが重要です。

そこでこの記事では、北玄関の30・32・35坪の間取り例や家づくりを成功させるポイントを解説します。

北玄関のメリット・デメリットも紹介するので、参考にしてください。

 

北玄関の間取りにするメリット3選

外観

北玄関の間取りにするメリットは、以下の3つです。

  1. 南側にリビングを配置しやすい
  2. 北側道路であればプライバシーを確保しやすい
  3. 夏場に暑くなりにくい


1つでもメリットだと感じたら、北玄関を採用した間取りを検討してみてください。

 

メリット①:南側にリビングを配置しやすい

北向きの玄関にすると、採光性に優れた南側にリビングを配置しやすいのが魅力です。

リビングは家族が多くの時間を過ごす場所であり、明るい空間にすることで自然とコミュニケーションも増えます。

近年ではリビングとダイニング・キッチンを1つのスペースにまとめることが多く、LDK全体を明るくできるのもポイントです。

十分に採光を確保できれば日中にLDKの電気をつけたり、冬に暖房を使用する頻度が少なくなったりするので、光熱費の削減にもつながるでしょう。

リビングの広さが気になる方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】リビングの広さは何畳が理想?ポイント・広く見せるコツ・間取り例を解説

 

メリット②:北側道路であればプライバシーを確保しやすい

北玄関で南側をリビングとすれば、北側が道路の場合にプライバシーを確保しやすくなります。

道路側にリビングや居室が面していると、通行人の視線が気になり、常にカーテンを閉めっぱなしにする必要もあるため注意が必要です。

北玄関にすることで、南向きのリビングは日当たりを確保できるのはもちろん、プライバシーを守りやすくリラックスして過ごせます。

また、車の音や人の話し声なども届きにくく、リビングや居室では静かに過ごしたい方にもおすすめです。

 

メリット③:夏場に暑くなりにくい

北玄関は日が当たりにくいので、暑くなりにくいのもメリットです。

夏場でも玄関の室温上昇を防いで比較的涼しく保てるため、外出前や帰宅後も快適に準備・片付けができます。

一方で、南向きの玄関は日光がまぶしかったり、温度上昇しやすいのがネックです。

また、直射日光が当たる時間が少なく、玄関ドアや壁が劣化しづらいのも利点だといえます。

「家の顔」である玄関を長期的に美しく保てるだけでなく、メンテナンス費用も抑えられるでしょう。

 

北玄関の間取りにするデメリット3選

玄関

北玄関の間取りにするデメリットは、以下の3つです。

  1. 暗さを感じやすい
  2. 冬場は寒くなりがち
  3. 風水上はよくないとされている


デメリットを確認しておけば、「想像と違った」などの後悔を回避できるでしょう。

 

デメリット①:暗さを感じやすい

北玄関の採光には限りがあり、暗さを感じやすいのが難点です。

照明や壁紙を工夫しないと暗い雰囲気になりがちで、来客の第一印象が悪くなるケースもあります。

また、来客だけではなく、家族も外出や帰宅時に気分が暗くなる場合もあることから、採光性を高める工夫が必須です。

さらに、湿気がこもりやすく、靴や靴箱などにカビが発生する可能性もあり、換気対策の手間がかかるので注意しましょう。

 

デメリット②:冬場は寒くなりがち

冷えた北風が吹き込み、日当たりが確保しづらいため、冬場は玄関が寒くなりやすいです。

夏場は比較的涼しい一方、冬場は寒くなり、帰宅時にも暖かさを感じにくいのがデメリットと言えます。

ストーブなども設置できますが、安全性に配慮する必要があり、手間がかかるのもネックです。

玄関のドアや床の素材自体が冷気を伝えやすいタイプもあり、寒さを助長する場合もあるので、事前にチェックしましょう。

 

デメリット③:風水上はよくないとされている

さまざまな説がありますが、北玄関は暗くなったり湿気がこもったりするため、風水上はよくないとされています。

玄関は「気の入り口」と呼ばれるほど風水では重要視されており、暗いなど条件が悪い玄関は、気を取り込むのが難しくなるのがネックです。

ただし、以下のアイテムを置くことで運気改善を期待できます。

  • オレンジやピンクの玄関マットを設置する
  • こまめに掃除して清潔を保つ
  • 照明や壁紙で明るくする
  • 植物や鏡を置く


北玄関でも工夫次第で明るく演出できるため、積極的に取り入れましょう。

 

北玄関の家づくりを成功させるポイント

外観

北玄関の家づくりを成功させるポイントは、以下の通りです。

  • 窓を取り付ける
  • 断熱性にこだわる
  • 内装の壁紙の色を明るくする
  • 吹き抜けを検討する


少しでも日当たりを確保するためにも、窓を取り付けましょう。

プライバシーが気になる方は、床の高さにある「地窓」や縦に細長い「スリット窓」がおすすめです。

玄関を含めて室内の気温を一定に保つためにも、家全体の断熱性にこだわって家づくりを進めてください。

内装の壁紙やインテリアの色味を明るくすると、玄関全体の印象が改善されます。

ほかにも、玄関に吹き抜けを採用すれば、高所に窓があるため採光を確保しやすく、おしゃれで開放感のある空間を実現可能です。

アサヒグローバルホームでは、北玄関の物件も含めて、注文住宅と変わらない建売住宅を販売しています。どのような家づくりをしているか知りたい方は、アサヒグローバルホームの特徴をご覧ください。

 

家事動線に優れた北玄関の間取り例3選

家事動線に優れた北玄関の間取り例として、以下の3つを紹介します。

  1. 土間収納やファミリークローゼットのある2階建ての家【約30坪】
  2. アイランドキッチンで回遊性の高い縦長の家【約32坪】
  3. 豊富な収納とランドリールームのある2階建ての家【約35坪】


北玄関を採用した間取りでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

 

間取り例①:土間収納やファミリークローゼットのある2階建ての家【約30坪】

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この家では北玄関を採用して南側にLDKを配置しており、注目ポイントは以下の通りです。

  • LDKと主寝室は南向きで日当たりを確保しやすい
  • 玄関側の道路からはLDKが見えないのでプライバシーを確保しやすい


間取り図

LDKと主寝室が南向きで日当たりを確保しやすく、気持ちよく起きられるのはもちろん、家族の時間を明るい空間で過ごせます。

間取り図

北側に玄関を配置したことで道路からはLDKが見えず、プライバシーを確保しやすいのも魅力です。

また、玄関には土間収納を設けており、日焼けを気にせずに靴などを収納できます。

土間収納を検討している方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】土間収納のメリット・デメリットは?活用アイデアと3つの施工実例も解説

 

間取り例②:アイランドキッチンで回遊性の高い縦長の家【約32坪】

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この家は生活動線を意識した間取りを採用しており、注目ポイントは以下の通りです。

  • リビングとダイニングが南向きで採光しやすい
  • 玄関・洗面室・LDKを直線上に配置して帰宅後の流れがスムーズになる


北玄関にしたことでリビングとダイニングが採光しやすい南向きに配置でき、
家族の時間や食事の時間を明るい空間で楽しめます。

間取り図

玄関・洗面室とファミリークローゼット・LDKを直線上に配置しており、帰宅後の流れがスムーズなのも特徴です。

また、壁に接していないアイランドキッチンで回遊性が高く、家事効率に優れた間取りを実現しています。

 

間取り例③:豊富な収納とランドリールームのある2階建ての家【約35坪】

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この家では南側に子どもが遊ぶ空間を配置しており、注目ポイントは以下の通りです。

  • タタミコーナーや子ども室が南向きで明るさを確保しやすい
  • ホールに採光を確保するための窓を設置している

 

間取り

間取り図

子どもが多くの時間を過ごすタタミコーナー・子ども室・リビングが南向きで明るさを確保しやすく、伸び伸びと生活できます。

玄関近くのホールに採光するための窓を設置しており、暗くなりがちな北玄関を明るく演出しているのもポイントです。

また、パントリー・階段下収納・ウォークインクローゼットなど収納が充実しており、部屋の整理整頓がしやすくなります。

 

まとめ:北玄関の間取り例を踏まえて理想の住まいをイメージ

玄関

北玄関には採光しやすい南側にリビングを配置しやすかったり、プライバシーを確保できたりするメリットがあります。

一方、日が当たりづらく、家の顔である玄関が暗くなりやすいデメリットもあるので、事前に対策を検討しておくことが重要です。

玄関に吹き抜けや明るい色の壁紙を取り入れるなどして、明るさや開放感を演出しましょう。

アサヒグローバルホームでは、北玄関の物件をはじめとしてさまざまな建売物件を提供しています。もっと物件を見たい方は、物件を探すをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。