30坪2階建て間取り例5選!実用的でおしゃれな空間にするアイデアも紹介

30坪の2階建て住宅は、限られた敷地でも家族が快適に暮らせる間取りとして人気があります。
ただし、実際の住み心地は広さだけでなく、動線や収納、採光などの設計バランスによって異なります。
理想の住まいをつくるためには、30坪の広さを有効活用する間取りの工夫が重要です。
この記事では、30坪の2階建て住宅で取り入れたい間取りの工夫や、おしゃれで実用的な間取り例を紹介します。
家族構成やライフスタイルに合わせた家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
30坪2階建て間取りの広さ

厚生労働省が公表している「住生活基本計画」によると、延床面積30坪(約99㎡)は3〜4人家族に適した広さです。
1階・2階を合わせると、リビングやダイニングをゆったり設けられるほか、収納やワークスペース、洗面室など生活動線を整える工夫も可能です。
また、30坪あれば3LDKだけでなく4LDKの間取りも実現しやすいため、家族構成やライフスタイルに合わせて柔軟に設計できます。
たとえば、子ども部屋を2つ設けたり、趣味部屋や書斎を設計したりと、限られた空間でも快適な家づくりができます。
30坪で2階建ての間取りは、家族が心地よく暮らせる理想の住まいを実現できる間取りです。
30坪の広さについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
【関連記事】30坪の建売物件は広い?快適に過ごすアイデアや間取り例を解説
引用元:厚生労働省|平成20年住生活基本計画における居住面積水準
【3LDK】約30坪2階建ての実用的かつおしゃれな間取り例5選

約30坪の2階建て住宅は、限られた面積でも間取りの工夫次第で快適に暮らせます。
ここでは、家事動線や収納、趣味空間などを取り入れた実用的でおしゃれな3LDKの間取り例を5つ紹介します。
- 無駄のない家事動線を設けた2階建ての家
- 中庭のある2階建ての家
- 収納スペースにこだわった2階建ての家
- 趣味部屋を取り入れた2階建ての家
- 回遊動線により効率的に家事ができる2階建ての家
それぞれ詳しく見ていきましょう。
間取り例①:無駄のない家事動線を設けた2階建ての家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。
- キャットウォークやドッグランなどペットと家族が心地よく過ごせる設計と設備
- 家事の効率を高める短い動線と機能的な配置
外観は正面に窓を設けず、プライバシーと防犯の両面に配慮しています。
一方でリビングには大きな窓を設け、明るい光が差し込む開放的な空間になっているのが特徴です。


床材にはペット用フロアを採用しており、滑りにくいのに加えてペットの足腰への負担を軽減します。
また、消臭加工によって臭いが残りにくく、掃除の負担を軽減できるのもポイントです。
さらに玄関横にはドッグスペースを設置し、散歩後、足洗いがしやすい動線となっているため室内を清潔に保てます。
キッチン・ランドリールーム・浴室も近くにまとめており、ペットとの暮らしと家事動線の2つにこだわった間取りです。
間取り例②:中庭のある2階建ての家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。
- 中庭に面したリビングで、外からの視線を気にせず開放的に過ごせる設計
- 洗面室・ランドリールーム・ファミリークローゼットが一直線につながる効率的な家事動線
LDKから中庭へと続くリビングは、採光をたっぷり取り入れながらもプライバシーを確保しています。
LDKと中庭をつなげることで、部屋の一部として空間を広く見せられるのがメリットです。


洗面室からランドリールーム、さらにファミリークローゼットへとつながる動線により、「洗う・干す・しまう」をワンフロアで完結しているのも特徴です。
また、2階には3つの居室にそれぞれクローゼットを設けているため、家族それぞれのプライベート空間を確保しています。
間取り例③:収納スペースにこだわった2階建ての家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。
- 玄関から洗面まで続くおかえり動線で、帰宅後の着替えや手洗いがスムーズにできる設計
- 各所に配置された収納スペースで、限られた空間を効率よく活用できる工夫
LDKはダイニングとリビングを使い分けしやすいレイアウトになっており、家族それぞれが思い思いに過ごせる空間を確保しています。
キッチンにはスライド収納や大型シンク、IHコンロなどを備え、使い勝手の良さと収納力を両立しました。

また、玄関から土間収納、ファミリークローゼット、洗面室へと続く動線を設けているのも特徴で、片付け・手洗い・着替えをスムーズに行えます。
2階には8.7帖の主寝室とウォークインクローゼットを設置しているため、衣類や季節用品をまとめて収納可能です。
間取り例④:趣味部屋を取り入れた2階建ての家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。
- キッチンを中心に、パントリー・ファミリークローゼット・洗面室・浴室へとつながる回遊動線
- 好きなことに没頭できるできるよう趣味部屋を設置
玄関から土間収納、パントリーを通ってキッチンへと直結する動線により、買い物後の片付けがスムーズになっています。
また、キッチンまわりは作業効率の高い設計で、家事の時間を短縮できます。

2階には趣味部屋を配置し、プライベートタイムを満喫できる間取りを実現しました。
また、浴室・脱衣室・ファミリークローゼットが近いため、洗濯家事をワンフロアで完結できます。
利便性と快適性を両立させた、実用的でおしゃれな2階建ての間取りです。
間取り例⑤:回遊動線により効率的に家事ができる2階建ての家
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。
- 自然光を取り込みながら、プライバシーを守れる窓配置と開放的なLDK
- 家族が集まるダイニングを中心に、快適で会話が生まれやすい空間構成
LDKは南側の大きな開口部から光が差し込み、1日を通して明るい空間で過ごせるのが特徴です。
また、ダイニングとキッチンを横並びに配置して、食事の準備や片付けもスムーズに行える設計になっています。

また、こちらの間取りでは回遊動線を取り入れ、キッチンからファミリークローゼット、ランドリールームへスムーズに行き来できるようにしています。
調理しながら洗濯物を畳むといったように、家事の効率化を実現した間取り例です。
30坪2階建てで快適に暮らせる間取りアイデア

30坪の2階建て住宅では動線や採光、収納などのバランスが実際の面積以上に広く感じられる住まいを作ることがポイントです。
ここでは、快適な生活空間をつくるための間取りアイデアを3つ紹介します。
- 吹き抜けなど開放感のある空間をつくる
- デッドスペースを活用する
- 1階に和室を設ける
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アイデア①:吹き抜けなど開放感のある空間をつくる
限られた延床面積の中でも、吹き抜けや勾配天井を取り入れると、室内に高さと奥行きを生み出せます。
天井を高く設ければ自然光が入りやすく、家全体が明るく開放的な印象になります。
吹き抜けや勾配天井では高い位置に窓を設置できるため、採光を確保できるのが特徴です。
縦方向の空間を有効活用することで、30坪の間取りでも効率的に自然光を取り入れられます。
30坪の2階建てを検討する際は、高さと奥行きのバランスを工夫することが大切です。
吹き抜けの取り入れ方や後悔しないためのポイントについては、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】吹き抜けのある家で後悔しない!メリット・デメリット・施工事例を解説
アイデア②:デッドスペースを活用する
30坪の2階建て住宅では、限られた空間を効率良く活用するのが間取りづくりのポイントです。
間取りのなかで活用しにくい「デッドスペース」を上手に取り入れることで、快適な空間に近づきます。
デッドスペースの活用方法は、以下のとおりです。
- ロフトやスキップフロアを設ける
- 階段下を収納やデスクスペースにする
- 壁面収納を採用する
こうした工夫を取り入れれば、実際の広さ以上に使いやすく、整った住まいをつくれます。
アイデア③:1階に和室を設ける
1階に和室を設けると、暮らしの変化に柔軟に対応できる間取りになります。
リビングに隣接させることで、空間が一体化し視覚的効果により部屋を広く見せられるのが特徴です。
また、加齢により階段の上り下りが負担に感じた場合は、和室を寝室にするのもおすすめです。
和室はライフスタイルにあわせて柔軟に活用できるため、年齢を重ねても快適に過ごす住まいを実現できるでしょう。
アサヒグローバルホームでは、お客様のご要望に沿った間取りアイデアを提案しております。
工夫や設備仕様などを直接確認したい方は、「見学予約・建売物件のお問い合わせ」ページからお気軽にご相談ください。
まとめ:30坪2階建ての間取りは快適に過ごせる工夫が重要

30坪の2階建て住宅を考える際は延床面積の数字だけで判断せず、動線や採光、収納などの設計バランスを考慮することが大切です。
吹き抜けやデッドスペースの活用など、限られた空間を広く使う工夫を取り入れることで、快適で暮らしやすい住まいとなるでしょう。
本記事で紹介した30坪の2階建て間取り例を参考にして、理想の家づくりを実現してください。
アサヒグローバルホームでは、愛知県・岐阜県・三重県にて建売住宅を多数ご用意しています。
高機能で暮らしやすい建売住宅を多数販売していますので、当社の物件を知りたい方は「物件を探す」ページからご覧ください。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。




