狭いリビングのレイアウト術7選!視覚的効果を活かした実例やNG例も解説

家の中でも過ごす時間の長いリビングですが、レイアウトに悩む方も多いのではないでしょうか。
レイアウトによっては、リビングが狭いと感じる場合があります。
狭いリビングをくつろげる空間にするためには、視覚的効果を活かして広く見せることが重要です。
この記事では、狭いリビングを広く見せるレイアウト術を7つ紹介します。
狭く感じる原因やレイアウト実例もまとめているので、快適かつ広く感じるリビングを実現したい方はぜひ参考にしてください。
目次
狭いと感じるリビングのNGレイアウト例

リビングが狭いと感じるレイアウト例は、以下の2つです。
- 家具が間取りサイズにあっていない
- 家具や配色に統一感がない
リビングが狭いとお悩みの方は、該当のレイアウトになっていないかチェックしてみてください。
レイアウト①:家具が間取りサイズにあっていない
家具が間取りサイズにあっていないと、リビングが狭く感じます。
広さにあっていないソファやテーブルは空間を占める面積が大きくなり、リビングを圧迫する原因となるためです。
家具が大きければ通路幅が短くなり、窮屈さを感じてしまいます。
また、背の高い家具ばかり置いているのも、視界が遮られやすくなるため狭いリビングになります。
家具の大きさは、リビングのレイアウトを考慮するうえで重要な要素となる点に注意が必要です。
レイアウト②:家具や配色に統一感がない
家具や配色が統一されていないのも、狭く感じる要因です。
ベージュや白の床・壁に対し、赤や黄色のような原色の家具を配置すると、統一感に欠けます。
同時に、色の多さから狭く感じてしまうのです。
リビングの配色は、リビングを広く見せる重要なポイントになります。
各色の分量や配色比率にも注意しながら、レイアウトを考慮しましょう。
【実例付き】狭いリビングを広く見せるレイアウト術7選

狭いリビングを広く見せるレイアウト術は、以下の7つです。
- 視線の抜けを意識する
- 家具の配置に注意する
- 家具はロースタイルのものを選ぶ
- 空間に広がりを与える配色にする
- 照明で部屋に立体感を出す
- デッドスペースを収納として活用する
- 生活動線を考慮する
ご自身の間取りと照らし合わせながら、取り入れられるレイアウト術を検討しましょう。
なお、アサヒグローバルホームではレイアウトしやすいリビングを採用した建売住宅を多数提供しております。
実際のレイアウトを参考にしたい方は、物件を探すページをチェックしてみてください。
レイアウト①:視線の抜けを意識する

こちらの間取りのように、視線の抜けを意識すると、すっきりとした空間になります。
16.3帖とややコンパクトなリビングですが、キッチンカウンターからダイニングテーブル、ソファまで見渡せる形になっています。
反対にダイニングテーブルからもキッチンやテレビまで見えるため、視界がぐっと広がり、空間が広く感じられるのです。
このように視線の抜けを意識した家具配置や間取りだと、コンパクトな間取りでも広く見えます。
狭いリビングであれば、正方形よりも長方形を意識し、家具配置を考えましょう。
ただし、土地の形状により、L字型のリビングになる場合もあります。
L字型リビングのメリット・デメリットを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【関連記事】平屋をL字型間取りにするメリットは?25坪・35坪の施工事例も紹介
レイアウト②:家具の配置に注意する
家具の配置に注意すると、空間を有効活用しながらリビングを広く見せられます。
たとえば、ソファなど目立つ大きめの家具は壁付けにすると、圧迫感なく配置できます。
背の高い家具は、リビングの真ん中に置くと圧迫感があるためおすすめしません。
リビングの奥に配置すれば圧迫感が少なく、天井までの抜けも作れるため、リビングの奥行きが増します。
家具の高さや大きさなども検討しながら、配置を決めることがおすすめです。
レイアウト③:家具はロースタイルのものを選ぶ
狭いリビングで開放感を出したい場合、家具はロースタイルを選びましょう。
ロースタイルの家具は、視線の抜けを作りやすく、目線周辺の空間が開けるため、開放感を与えてくれます。
視界を遮らないのに加えて、天井を高く見せられるのでリビングを広く見せられます。
リビングが狭いと感じないよう、ローソファやテーブル、収納棚でレイアウトすることがポイントです。
レイアウト④:空間に広がりを与える配色にする
配色を意識すれば、空間に広がりを与えられます。
縦軸を意識したグラデーションは、開放感が増すためおすすめです。
たとえば、暖色系は色が前に出て見える進出色といわれ、リビングの奥においても効果を発揮できません。
反対に寒色系は遠くに下がって見えるため、後退色と呼ばれています。
リビングの奥にブルーのソファを壁付けにおいたり、カーテンを寒色系のグラデーションにしたりすると、奥行きが出て広く感じるリビングになります。
クロスを天井に向かって濃い色にすれば、奥行きや開放感を演出できるでしょう。
レイアウト⑤:照明で部屋に立体感を出す
縦長のリビングとなるこちらの間取りの場合、掃き出し窓の近くにシンプルな間接照明を設置すれば、立体感が出て、リビングを広く見せられます
また、掃き出しからつながっているウッドデッキに照明を配置しても、統一感のある空間が広がり、リビングがより広く感じられるでしょう。
狭いリビングを広く見せるためには、照明の工夫もポイントです。
また、間接照明は温かみもあるため、くつろげる空間にしたい方に適しています。
レイアウト⑥:デッドスペースを収納として活用する
デッドスペースを収納にすれば、空間の有効活用ができます
デッドスペースとなるのは、以下の場所です。
- 大型家具の後ろ
- 階段の下
- ダイニング側のコーナー
- 小上がり和室の下
ソファなどの大型家具をリビングの壁沿い以外に配置する場合、デッドスペースが生まれます。
そこに小さなラックや本棚を配置すれば、収納や物置として利用できるため、空間を上手く活用できるでしょう。
また、ダイニングのコーナーも間取りによってはデッドスペースになりやすいので、ちょっとしたラックを置けば、よく使用する食器やカトラリーを収納できます。
収納が少なくなりがちなダイニングやリビングは、空間を有効活用しながら収納を見つけましょう。
レイアウト⑦:生活動線を考慮する
生活動線が考えられていないリビングは、広くても不便に感じることが多くあります。
そのため、狭いリビングでも生活動線が考慮されていれば、不自由なく開放感のあるリビングになるのです。
生活するうえで、人がすれ違えない場所はストレスが溜まります。
特にリビングは家族団らんの場でもあり、人がもっとも集まる空間です。
通路は最低でも60センチ、大人がすれ違えるようにする場合は120センチとるようにしましょう。
生活動線だけでなく、家事動線も考えられるとさらに過ごしやすい家になります。
家事動線のポイントについては、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】家事動線のよい北玄関の30・32・35坪の間取り例とポイントを解説
狭い横長リビングダイニングのレイアウト実例
こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。
- 家具が配置しやすい横長のリビング
- リビングとつながった掃き出し窓と庭
横長のリビングは角が多い形と比べ、直線が多いため家具の壁付けがしやすくなっています。
狭いリビングの場合、家具を壁付けにし、目線周辺の空間を広く見せることで圧迫感を軽減できるのが特徴です。
また、リビングには大きな掃き出し窓があり、開放感をもたらします。
庭への視線の抜けを意識すると、よりリビングを広く見せられるでしょう。
背の高い家具は壁付けにして、ソファなどはロースタイルがおすすめです。
まとめ:狭いリビングを広く見せるためにはレイアウトがポイント

狭いリビングを広く見せるためには、家具の配置などレイアウトを工夫することが大切です。
空間を上手く有効活用し、視線の抜けを意識するとよいでしょう。
またレイアウトだけでなく、家具やクロスの色も広く見せる工夫の1つです。
間接照明なども活用しながら、くつろげる空間をつくりましょう。
アサヒグローバルホームでは、コンパクトながらも家事動線を考え抜いた建売住宅を多数販売しています。
当社の物件について知りたい方は、「物件を探す」ページをご覧ください。
【関連記事】家事楽動線の間取りをつくるポイントは?レイアウト例や施工事例を紹介
【関連記事】リビングにワークスペースを設けるメリットは?レイアウトや間取り例も紹介
【関連記事】建売住宅におけるキッチンカウンターの種類とは?DIY活用アイデアも紹介
この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。



