ウォークインクローゼットは2畳で十分?収納術やおしゃれな間取り例も紹介
衣類や小物をしまえるウォークインクローゼットは、部屋をすっきり見せる収納スペースとして有効です。
しかし、間取りによっては広さをとれない場合もあり、2帖でサイズは十分か悩む方もいるでしょう。
後悔しないためにも、ウォークインクローゼットの最適な広さを把握しておくのが大切です。
この記事では、ウォークインクローゼット2帖の広さについて解説します。
家族構成別おすすめの広さや、おしゃれに使うための収納術も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ウォークインクローゼット2畳は狭いと感じやすい
家族構成によっては、ウォークインクローゼット2帖が狭く、不便さを感じる場合があります。
家族構成別におすすめの広さを解説するので、チェックしてみましょう。
2畳は夫婦に最適な広さ
ウォークインクローゼット2帖は、2人暮らしの夫婦に最適な広さです。
一般的にウォークインクローゼット1人あたりの広さは、1帖が目安といわれています。
畳のサイズは地域によって異なりますが、東海エリアなどで使用されている中京間のサイズは1帖182cm×91cmです。
2帖は2人分の広さとなるため、家族構成によっては狭いと感じやすいでしょう。
なお、建売住宅で後悔しないための内覧時のチェックポイントを知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】建売住宅で後悔しないための内覧時・購入時のチェックポイント13選を解説
家族構成別おすすめの広さ
家族構成別ウォークインクローゼットのおすすめの広さは、下表の通りです。
世帯人数 | ウォークインクローゼットの広さ目安 |
2人 | 2帖 |
3~4人(子ども1人または2人+大人2人の場合) | 3帖 |
4人以上 | 4帖以上 |
子ども1人の荷物を収納する場合、大人の半分くらいの収納量を目安にするとよいでしょう。
例えば、子ども1人と大人2人の場合、2.5帖となるため3帖あれば家族分の荷物を収納できます。
収納するものや衣類の量、収納方法を考慮のうえ広さを検討しましょう。
なお、アサヒグローバルホームでは、多種多様な広さのウォークインクローゼットを設けた建売住宅を提供しています。
使い勝手の良いウォークインクローゼットを取り入れているおしゃれな間取りを知りたい方は、物件を探すからご覧ください。
ウォークインクローゼットの形状
ウォークインクローゼットの形状は、以下の4つです。
- I字型タイプ
- Ⅱ型タイプ
- L字型タイプ
- コの字型タイプ
各タイプの特徴を見ていきましょう。
形状①:I字型タイプ
I字型タイプは、片側の壁面に収納スペースが設けられている形状です。
空いているもう片方のスペースは、収納棚を設けたり、ゴルフバックなど大きい荷物を置いたりとレイアウトしやすいタイプになります。
狭いスペースでも設置できる形状の一方、収納力は低いため、家族のものをまとめて収納するのには不向きです。
また、収納できる量が少ないという理由から、衣類を見つけやすいのがI字型タイプのメリットといえます。
形状②:Ⅱ型タイプ
Ⅱ型タイプは、両壁面に収納スペースが設けられているスタンダードな形状です。
両側に収納スペースがあり衣類を大量にかけられるため、ゾーン分けしやすく、夫婦で片方ずつ利用するのに適しています。
夫婦2人で使用する場合、2帖ほど広さがあると使い勝手が良いと感じられるでしょう。
Ⅱ型タイプはある程度の広さがなければ通路が狭くなってしまうため、通りやすいスペースが確保できているかもチェックしましょう。
形状③:L字型タイプ
L字型タイプは、収納スペースがL字に曲がっている形状です。
収納を重視したタイプで、広さがなくても収納量が高いメリットがあります。
クローゼット全体が見渡しやすい形状の一方、L字型タイプは角部分の収納スペースが重なっており、デッドスペースになってしまいやすい傾向です。
角の部分には小物を収納するスペースを設けるなど、有効活用できる方法を考慮のうえ収納棚を購入するとよいでしょう。
形状④:コの字型タイプ
コの字型タイプは収納スペースがコの字になっており、もっとも収納力が高い形状です。
ウォークインクローゼット全体が収納スペースになっているため、収納棚などを追加で購入しなくて良いタイプになります。
3つにゾーン分けが可能な形状で、大人2人と子ども用で区分して収納するのにも適したウォークインクローゼットです。
家族の衣類を収納できるスペースを確保したい場合は、コの字型タイプが適しています。
2畳のウォークインクローゼットをおしゃれに使う収納術
2帖のウォークインクローゼットをおしゃれに使う収納術は、以下の3つです。
- 収納量は7割程度を意識する
- レイアウトにあわせた収納方法を検討する
- 上から下まで収納スペースとして活用する
ウォークインクローゼットをおしゃれ、かつ快適に使いたい方は参考にしてください。
収納術①:収納量は7割程度を意識する
2帖のウォークインクローゼットをおしゃれに使うためには、収納量を7割程度に押さえるのが大切です。
スペースにぎっしり衣類が収納されていると狭さを感じやすいほか、衣類を探しにくく使い勝手が悪くなってしまいます。
また、ウォークインクローゼットが物であふれていたらごちゃごちゃして、見た目もよくありません。
スペースに余裕を持っておくのがおしゃれに使うコツで、不要になった衣類や小物は処分してすっきりしたウォークインクローゼットにしましょう。
収納術②:レイアウトにあわせた収納方法を検討する
レイアウトにあわせた収納方法を検討すると、使い勝手の良いおしゃれなウォークインクローゼットになります。
ウォークインクローゼットは衣類だけでなく、小物や靴などの収納が可能なタイプがあります。
ウォークインクローゼットのタイプは、以下3つです。
- 収納棚タイプ
- ハンガータイプ
- ユニット棚タイプ
衣類だけを収納したい場合、ハンガータイプが適していますが、後々かばんや靴を整理したとなれば収納棚を追加で購入する必要があります。
レイアウトにあわせた収納方法を検討すると2帖でも狭いと感じにくくなるでしょう。
収納術③:上から下まで収納スペースとして活用する
ウォークインクローゼットをおしゃれ、かつ上手に収納するためには、デッドスペースを作らないよう上から下まで収納スペースとして活用します。
上から下まで利用すると、2帖のウォークインクローゼットでも狭さを感じず収納可能です。
スペース活用方法として、以下のアイデアが挙げられます。
- トップスとボトムスどちらもハンガーにかけて収納する
- 衣類をかけている下に衣装ケースを設ける
- 空いているスペースに仮置きスペースを確保する
効率良く収納して、快適な空間をつくりましょう。
なお、建売住宅をおしゃれにするコツを知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】建売住宅をおしゃれにしたい!インテリアと外観をおしゃれにする3つのコツを解説
使い勝手の良いウォークインクローゼット間取り例
使い勝手の良いウォークインクローゼットの間取り例は、以下の2つです。
- ゆとりのあるL字型ウォークインクローゼット
- 使い分けられるⅡ型ウォークインクローゼット
それぞれ見ていきましょう。
間取り①:ゆとりのあるL字型ウォークインクローゼット
こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。
- 狭いスペースでも使いやすいL字型のウォークインクローゼット
- 寝室に設けることですっきりした空間を実現
L字型のウォークインクローゼットを設けているため、衣類から小物までさまざまなものを収納できるのが特徴です。
全体を見まわしやすいタイプになっており、すぐに服を見つけられるメリットがあります。
また、こちらの間取りでは寝室にウォークインクローゼットを配置しているため、収納棚を置く必要がありません。
収納量の高いウォークインクローゼットにより、寝室をすっきり見せられるのもポイントです。
間取り②:使い分けられるⅡ型ウォークインクローゼット
こちらの間取りのポイントは、以下の2つです。
- Ⅱ型のためゾーン分けして収納できる
- 寝室に配置されておりすぐに着替えられる
Ⅱ型の広いウォークインクローゼットを設けているため、夫婦の荷物を1つにまとめられます。
夫婦で片方ずつ使い分けられることから、寝室にものが散乱しないのもメリットです。
また、寝室にウォークインクローゼットが配置されているため、起きてすぐに身支度ができます。
効率的に行動しやすく、時短につながるでしょう。
まとめ:2畳のウォークインクローゼットでも快適に利用可能
2帖のウォークインクローゼットは、夫婦に適した広さになっており、3人以上だと狭いと感じる場合があります。
ウォークインクローゼットは1人1帖が広さの目安になるため、家族構成にあわせてサイズを検討しましょう。
また、収納量を7割程度にしたりレイアウトにあわせた収納方法を考えたりすると、2帖でもおしゃれに使えます。
アサヒグローバルホームでは、使い勝手の良いウォークインクローゼットのある建売住宅を販売しています。
ウォークインクローゼットのあるマイホームを検討中の方は、「物件を探す」からご覧ください。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。