6畳寝室のレイアウト術まとめ!ベッドサイズ別に広く見せるポイントを紹介

6帖の寝室で快適に過ごすためには、どのようなレイアウトがよいか悩む方もいるでしょう。
レイアウトを検討する際は、ベッドのサイズや向き、動線の確保などが重要です。
また、6帖の寝室を広く見せたい場合は、インテリアにもこだわる必要があります。
この記事では、居心地の良い6帖の寝室を実現するためのレイアウト術をまとめました。
ベッドサイズ別のレイアウトや広く見せるアイデアも紹介するので、理想の寝室を実現したい方は参考にしてください。
目次
6畳寝室の広さ

6帖寝室の広さは畳のサイズとして一般的とされる江戸間の場合、9.29㎡(2.8坪)で、352cm×264cmほどが目安となります。
ただし、畳のサイズは地域によって異なるほか、扉や窓、クローゼットの位置によって広さは異なります。
国土交通省が公表した「既存住宅ストックの現状について<部屋サイズ調査>」によると、1981年以降の戸建住宅は、6帖が5割ほどです。
したがって、6帖の寝室は一般的な広さといえます。
引用元:国土交通省|既存住宅ストックの現状について<部屋サイズ調査>
【ベッドサイズ別】6畳寝室レイアウト術4選
6帖寝室レイアウトを、以下4つのベッドサイズ別に解説します。
- シングルベッド
- セミダブル
- ダブルベッド
- シングルベッド2台
ベッドと収納配置ポイントについてまとめているので、参考にしてください。
レイアウト①:シングルベッド
シングルベッドの一般的な寸法は、幅97cmほどになるため、さまざまなレイアウトが可能です。
部屋のなかで短い辺の方向となる短手、長い辺の方向となる長手いずれのレイアウトでも空間に余白が生まれ、開放感を演出できます。
枕を長手方向にする際は、窓とベッドの間にサイドテーブルを配置すると、本やスマートフォンを置けます。
シングルベッドを置く場合、スペースに余裕があるため、寝室にデスクや壁面収納を設けると居心地の良さだけでなく、実用性を兼ね備えた空間となります。
壁面収納はベッドとの距離や通路幅を確保しやすいため、寝室に家具を置いても圧迫感なく過ごせるでしょう。
レイアウト②:セミダブル
セミダブルベッドの一般的な寸法は、幅120cmほどになるため、スペースに余白が生まれます。
短手、もしくは長手のレイアウトのほか、ベッドから窓が見えるようなレイアウトにするのもおすすめです。
ベッドと窓が対面するレイアウトの場合、日差しを感じられ、体内時計がリセットされやすいメリットがあります。
また、クローゼットがない場合は、ユニット収納家具を置くのもおすすめです。
ユニット収納家具は、ベッドの横にニーズに合った形状やサイズを組み合わせられる収納スペースになります。
寝室に家具を置いても、視覚的効果を活用して広く見せられるため、居心地の良い空間を実現できます。
レイアウト③:ダブルベッド
ダブルベッドの一般的な寸法は、幅140cmほどになり、設置しても窮屈さを感じにくいでしょう。
長手にベッドを配置する場合、通路幅が狭くなりすぎないか確認することがポイントです。
ベランダに通じる窓だと、通路幅が狭く洗濯時に不便さを感じる場合があります。
また、奥行きがある家具を配置すると空間が狭くなるため、ベッドと一定のスペースを保てる大きさを選ぶ必要があります。
高さのある家具を置くと圧迫感を得やすいことから、背が低い家具や収納付きベッドなどを配置し、余白を意識しましょう。
レイアウト④:シングルベッド2台
シングルベッド2台分の一般的な寸法は、幅194cmほどになり、ワイドキングベッドに近いサイズになります。
長手方向を枕にする場合、動線が確保しにくいため、レイアウトは慎重に検討しましょう。
6帖の寝室にシングルベッド2台を置く際は、長手方面を枕にすると両サイドからベッドに移動できます。
シングルベッド2台をくっつけると2名以上でも眠れるため、小さい子どもがいる場合におすすめのレイアウトです。
また、ベッドの間にサイドテーブルを置くとそれぞれ独立した睡眠スペースを確保できます。
収納スペースを配置すると窮屈になりやすいため、ベッド下収納を検討するとよいでしょう。
子ども部屋を設けるタイミングについて知りたい方は、以下の記事をあわせて参考にしてください。
【関連記事】子ども部屋はいつから必要?間取りやインテリアを考えるポイントも解説
6畳寝室を広く見せるレイアウトのポイント

6帖の寝室を広く見せるレイアウトのポイントは、以下の3つです。
- 動線を考慮する
- 高さの低いインテリアを選ぶ
- 色や照明にこだわる
開放感のある寝室を実現したい方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント①:動線を考慮する
寝室を広く見せるためには、掃き出し窓までの動線の確保を考慮する必要があります。
掃き出し窓までの動線がスムーズだと、採光を確保可能となり、開放感が生まれます。
生活動線となる幅が狭ければ、窮屈さを感じてしまいがちです。
1人で通るのに必要な幅は60cmとなるため、通路幅を考慮のうえ、レイアウトを考えるのがポイントです。
レイアウトを考える際は、ベッドのサイズとあわせて動線を検討しましょう。
ポイント②:高さの低いインテリアを選ぶ
6帖の寝室を広く見せるレイアウトして、高さの低いインテリアを選ぶのがおすすめです。
家具により視界が遮られることが、狭いと感じる理由の1つになります。
高さの低いインテリアは、視界を遮らないため、開放感を生みます。
たとえば、ローベッドやロータイプの収納棚を設けると圧迫感を感じにくく、視覚的効果により寝室を広く見せられるでしょう。
広く見せるためのインテリア選びも、6帖の寝室で快適に過ごすためのポイントです。
ポイント③:色や照明にこだわる
6帖の寝室を広く見せる方法として、部屋の色や照明を活用する方法があります。
シーリングライトを使用すると、温かみのある光が均一に広がるため、ゆとりある雰囲気を演出してくれます。
また、間接照明を部屋の暗いと感じる位置に置くと陰影を創り出し、立体感が生まれて広く見せられるでしょう。
ほかにも、壁を白やベージュなどの膨張色にすると視覚効果により空間に広がりを生み出します。
アクセントカラーとして暗い色を取り入れると部屋に奥行きを与えるため、たとえば、ホワイトを基調とした部屋であれば、カーペットはネイビーなどを用いるのも効果的です。
寝室全体を広く見せるためには、色や照明にもこだわりましょう。
6畳寝室を多機能空間にするレイアウトアイデア【間取り例付き】
6帖の寝室を多機能空間にするレイアウトアイデアは、以下の2つです。
- 寝室兼仕事部屋にする
- ドレッサーを置く
間取り例をもとに紹介するので、レイアウトを検討する参考にしてください。
アイデア①:寝室兼仕事部屋にする
こちらの6帖の寝室には両サイドに窓が設けられているため、採光を確保できます。
枕を長手方向にして、開放感のある空間を演出するのもおすすめです。
部屋に日が差し込みやすいため、寝室にデスクを設けて、仕事部屋や読書スペースとして活用するのにも適しています。

また、ウォークインクローゼットの一部に作業スペースを設置すると、寝室にデスクを置く必要がありません。
空間を有効活用できるため、快適な寝室を実現できます。
アサヒグローバルホームでは、動線や収納スペースにこだわった物件を多数販売しています。
見学予約も随時受け付けておりますので、当社の物件をご覧になりたい方は、お気軽にお問い合わせください。
また、ウォークインクローゼットの広さについて知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしましょう。
【関連記事】ウォークインクローゼットは2畳で十分?収納術やおしゃれな間取り例も紹介
アイデア②:ドレッサーを置く
こちらの6帖の寝室には、窓が2つ設けられているため、窓際にドレッサーを置くレイアウトもアイデアの1つです。
窓際にドレッサーを置くと自然光が入り、肌本来の色がわかるため、メイクも自然で美しく仕上げられます。

ベッドのサイズが大きく、家具を置くと圧迫感が生じる場合は、サイドテーブルと兼用するとよいでしょう。
サイドテーブルと兼用すると高さがないため、寝室をおしゃれに広く見せられます。
まとめ:6畳寝室でもレイアウト次第で快適に過ごせる

6帖の寝室は、シングルベッドからキングベッドまで幅広いサイズのベッドを配置可能です。
ベッドのサイズが大きい場合は、収納付きベッドや背が低いインテリアにすると、窮屈さを感じず過ごせます。
動線や壁の色、収納スペースなどにこだわると、視覚効果により6帖の寝室を広く見せられます。
6帖の寝室はレイアウト次第で広く見せられるため、居心地の良い空間を実現しましょう。
アサヒグローバルホームでは、快適さにこだわった寝室を実現できる収納スペースを設けた物件を多数販売しています。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。

