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2024年08月23日

北玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツと約30坪の施工事例を解説

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北玄関を検討する際、家事動線がスムーズになる間取りについて知りたい方もいるのではないでしょうか。
北玄関は家事を効率よく進められる動線を設けやすいため、コツを取り入れることで家族が暮らしやすい間取りを実現できます。

この記事では、北玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツを7つまとめました。
メリットやデメリット、家事動線の短い約30坪の間取り例も紹介するので、快適に暮らせる理想のマイホームを建てたい方はぜひ参考にしてください。

 

北玄関の間取りで家事動線をスムーズにする7つのコツ

キッチン

北玄関の間取りで家事動線をスムーズにするコツは、以下の7つです。

  1. 水回りをまとめる
  2. キッチンを中心に設置する
  3. パントリーを設置する
  4. リビングとつながるテラスや中庭を取り入れる
  5. ランドリールームとファミリークローゼットを近づける
  6. キッチン・ダイニング・リビングを近くに配置する
  7. 2WAY仕様の動線を設ける


快適な暮らしを実現するためのヒントを見ていきましょう。

なお、アサヒグローバルホームでは、家事の効率性を高める動線を設計した建売物件を提供しています。
家事動線をスムーズするコツを取り入れた間取りを知りたい方は、ぜひ「物件を探す」から詳細をご覧ください。

 

コツ①:水回りをまとめる

北玄関で家事動線をスムーズにしたい場合、水回りがまとまっている間取りかチェックしましょう。キッチンや浴室、トイレなど水回りで家事を行う機会は非常に多いためです。

例えば、キッチンのそばに洗面室や浴室が一直線上に並んでいれば料理しながら洗濯やお風呂掃除といった家事を平行して行えます。

北玄関の場合、リビングやダイニングなど、居室スペースを日当たりのよい南側や東側に配置する間取りが一般的です。そのため、水回りを北側か西側にまとめやすく、効率のよい動線が確保できます。

 

コツ②:キッチンを中心に設置する

効率のよい家事動線を確保したい場合、キッチンを家の中心部に設置した間取りがおすすめです。
キッチンは料理する場所のため利用頻度が高く、家事の中心になる場所といえます。

キッチンを中心に洗面室やトイレなどを回遊できる間取りにすると、無駄な動きがなくスムーズに家事を進められるでしょう。

また、リビング全体が見渡せるため、家族の様子を見ながら家事を行えるのもキッチンを中心に配置するメリットです。

 

コツ③:パントリーを設置する

パントリーを設置することで、帰宅からキッチンまでの動線がスムーズになります。
キッチングッズや食材を置けるパントリーを取り入れると、帰宅後買ったものをすぐに収納可能です。

玄関からパントリー、キッチンと流れるような間取りにすることで、効率よく片付けができます。
パントリーにより帰宅後、玄関やリビングに荷物を一旦置くといった動作が不要になるため、整理整頓された状態を保てるのもメリットです。

なお、パントリーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】パントリーとは?メリット・デメリットと家事動線の優れた間取り実例を解説

 

コツ④:リビングとつながるテラスや中庭を取り入れる

リビングとつながるテラスや中庭を取り入れるのも、北玄関の間取りで家事の効率性を高める方法です。
北側の間取りは、一般的に日当たりのよい南向きにリビングを配置します。

リビングとつながるテラスや中庭の配置により洗濯物を干せるため、「回す・干す・しまう」が1階で完結し家事の効率を高められるでしょう。

また、北玄関にすると道路側と反対の位置にリビングがあり、人目に触れず洗濯物を干せます。
子どもを中庭で遊ばせたり、バーベキューを楽しんだりするだけでなく、家事をスムーズにこなせる点においてもテラスや中庭は有効です。

 

コツ⑤:ランドリールームとファミリークローゼットを近づける

ランドリールームとファミリークローゼットを近づけると、生活動線や家事動線が効率化する間取りになります。
ファミリークローゼットは、家族の衣類やバッグなどをまとめて収納できるスペースのことです。

洗濯に関する家事をまとめて行えるランドリールームとファミリークローゼットが近接した配置により、「回す・干す・たたむ・しまう」の一連の流れがスムーズに行えます。

玄関からファミリークローゼット、ランドリールーム、リビングまでの動線をつなげやすい点も北玄関のメリットです。

なお、ファミリークローゼットのメリットやデメリットを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】ファミリークローゼットの間取り実例3選!メリット・デメリットも解説

 

コツ⑥:キッチン・ダイニング・リビングを近くに配置する

キッチン・ダイニング・リビングを近くにすると、食卓を行き来する動線が短くなります。
「調理・配膳・片付け」をスムーズに行えるため、家事の効率性が増し、忙しいときでも無駄なく動けるのが特徴です。

キッチンはカウンターキッチンやアイランドキッチンといった対面型にすると、家族に配膳や片付けを手伝ってもらいやすくなります。
家事の負担を軽減できるよう、キッチンやダイニング、リビングの配置も注目しましょう。

 

コツ⑦:2WAY仕様の動線を設ける

来客動線と家事動線を分ける2WAY仕様の動線を設けると、生活の利便性を向上させられます。
2WAYとは、2方向から出入りできることです。

例えば、玄関からリビングへ一直線につなげる動線と、ランドリールームや収納を通ってキッチンへ向かう動線に分けると来客と顔を合わせず移動できます。

来客用とプライベート用に部屋を分けて家具やインテリアを置けるため、生活感が出にくい点も特徴です。
北玄関は水回りをまとめやすく、2WAY仕様に適した間取りといえます。

 

北玄関の間取りを取り入れるメリット・デメリット

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北玄関の間取りを取り入れるメリットとデメリットを解説します。

それぞれの側面を踏まえたうえで、ご自身や家族に適した間取りを検討しましょう。

 

メリット

北玄関の間取りを取り入れるメリットには、以下の点が挙げられます。

  • リビングなど南側の居室の明るさを確保できる
  • 道路からの視線を気にせずくつろげる
  • 効率のよい家事動線を作れる
  • 玄関まわりの温度が上昇しすぎるのを防げる


北側に玄関を設けることで南側のスペースを確保できるのはもちろん、道路側の目線が気にならないため南側に開放的な窓を設置できます。
リビングなどの生活スペースに日光が当たり、明るく居心地のよい空間を実現できるでしょう。

また、北玄関にすると日光が当たりにくく、夏場でも玄関まわりの温度上昇を抑えられます。
玄関内部の温度が高くなりすぎるのを防げるだけでなく、玄関ドアが劣化しにくい点もメリットです。

 

デメリット

北玄関を取り入れる際のデメリットは、以下の通りです。

  • 冬場は玄関が寒い
  • 日が当たりにくいため暗い
  • 風通しが悪くカビが発生しやすい


夏場は比較的快適に過ごせる一方、日光が当たりにくいため冬場は寒いと感じるでしょう。
また、家の顔と呼ばれる玄関が暗い印象になってしまうのも気になる点といえます。

通風や採光を確保できるよう、北玄関を建てる際は日の当たる位置に窓を設置したり、吹き抜けを取り入れたりするといった対策が必要です。

なお、日当たりは近隣の建物の高さだけでなく距離によっても変わるため、必ずしも日光が差し込まないわけではありません。
北玄関を検討する際は、周辺環境も踏まえることがポイントです。

 

北玄関で家事動線の短い約30坪の間取り例3選

北玄関で家事動線の短い約30坪の間取り例は、以下の3つです。

  1. 2WAY仕様の便利かつ効率的な動線を設けた家
  2. 水回りをまとめて家事動線を短くした家
  3. よく使う動線に収納スペースを取り入れた家


間取り例をもとに、理想のマイホームを検討しましょう。

 

間取り①:2WAY仕様の便利かつ効率的な動線を設けた家

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 来客用と家族用に動線を分けている
  2. 衛生面に配慮できるよう玄関に手洗いカウンターを設置している


玄関からリビングを一直線につなげた動線と、収納からキッチンをむすんだ動線の2WAY仕様になっています。
来客中に買い物から帰宅しても、荷物を見られずキッチンまで移動できるのが特徴です。

間取り図

間取り図

また、玄関近くに手洗いカウンターとファミリークローゼットを配置しており、手洗いから片付けまでの流れをスムーズに行える動線を確保しています。
手洗いの習慣を身に着けやすいのもメリットといえるでしょう。

 

間取り②:水回りをまとめて家事動線を短くした家

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 整理整頓ができる大容量収納を動線上に設けている
  2. 水回りをまとめて家事負担を軽減している


土間収納やファミリークローゼットを動線上に取り入れており、無駄なく片付けができる仕様になっています。
家族全員が整理整頓を意識できる動線設計のため、部屋が散らかる心配もありません。

間取り図

間取り図

また、水回りをまとめており、無駄のない動きで家事を行えるのも特徴です。
ファミリークローゼットとランドリールームを近づけているため、洗濯の一連の流れをワンフロアで完結できるのもこちらの間取りの魅力といえます。

 

間取り③:よく使う動線に収納スペースを取り入れた家

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2点です。

  1. 家族全員がストレスなく行動できるよう独立洗面室を設置している
  2. 場所に適した収納を取り入れており片付けを意識した動線になっている


水回りをまとめているだけでなく
独立洗面室を設け、家族が入浴していても気兼ねなく洗面できる仕組みとなっています。
忙しい朝でも家の中で渋滞が発生しにくく、ストレスなく準備を進められるのが特徴です。

間取り図

また、場所に適した位置に収納を設けているため、無駄なく掃除や片付けができます。
掃除する場所ごとに掃除用具を収納すると、効率良く片付けができるのもメリットです。

 

まとめ:北玄関の間取りなら家事動線のよい快適な空間を作れる

キッチン

北玄関の間取りは家事動線をスムーズにするコツを取り入れることで、効率良く家事を行えます。
家事負担を軽減できるよう、ご自身や家族のライフスタイルにあった間取りを設計するのがおすすめです。

また、北玄関の間取りは日当たりや通気性が悪いといったデメリットもあるため、採光や通風を取り入れる対策が必要になります。

アサヒグローバルホームでは家事動線のよい北玄関の間取りを含め、さまざまな建売物件を提供しています。
物件を探す」ページには愛知・三重・岐阜県の物件情報が掲載されているため、快適な暮らしを実現したい方はぜひご覧ください。

【関連記事】家事動線のよい北玄関の30・32・35坪の間取り例とポイントを解説
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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。