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2025年09月09日

建売住宅はなぜ安いのか?コスパに優れている理由や間取り例を解説

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建売住宅は注文住宅よりも手頃な価格で購入できるため、「なぜ安いのか」「品質や構造に問題があるのでは」と疑問や不安を感じている方もいるでしょう。

建売住宅が安い理由を理解しないまま購入すると、後悔するケースも少なくありません。
理想の住まいを実現するためには、建売住宅が安い理由を踏まえたうえで検討することが大切です。

この記事では、建売住宅が安い理由を注文住宅との比較を交えて解説します。
後悔しないためのポイントも紹介するので、将来の住まいに建売住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

建売住宅はなぜ安いのか?コスパに優れている7つの理由

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建売住宅はなぜ安いのか知りたい方向けに、コスパに優れている理由を7つ解説します。

  1. 広い土地を一括で購入している
  2. 建材や設備を一度に大量発注している
  3. 間取りのパターンが決まっている
  4. 施工コストを削減している
  5. 建てた住宅がモデルハウスになる
  6. 1年経過すると新築住宅と表示できなくなる
  7. 工務店の努力によってローコストを実現している


注文住宅との違いとあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

理由①:広い土地を一括で購入している

建売住宅が安いといわれている理由は、建売業者が広い土地を一括購入し、複数の住宅を建築・販売しているためです。
広大な土地は個人の買い手がつきにくく、地主は不動産会社にまとめて売却するケースが多いことから、土地取得単価を抑えられます。

さらに、大規模に整備された住宅用の土地では、大型機械を導入して効率的に作業を進められます。
土地と建物を別々に購入する場合と比較して、事務コストを削減できるため、販売価格を下げられるのが建売住宅が安い理由です。

建売住宅と分譲住宅の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】建売住宅と分譲住宅の違いを検証!選ぶポイントや間取り例も紹介

 

理由②:建材や設備を一度に大量発注している

建売住宅では、複数の棟で同じ仕様の建材や設備を使用しています。
必要な資材や設備をまとめて発注しているため、仕入れコストを抑えられるのが安い理由です。

注文住宅のように特注品は使わず、標準サイズに合わせて設計しているので、追加費用もかかりません。
たとえば、キッチンや浴室なども規格品をまとめて調達すると、個別で購入するより低価格になります。

さらに、同一規格の資材を使用することで運搬コストが抑えられるのに加えて、施工時の手間も減らせます。
建材や設備を大量発注している点が注文住宅と異なる点であり、低コスト化を実現できる理由です。

 

理由③:間取りのパターンが決まっている

建売住宅では間取りプランがあらかじめ限定されているため、設計にかかる手間やコストを削減できます。
注文住宅のように、施主の要望を一棟ごとに反映させた複雑な図面を作成する必要がありません。

構造計算や打ち合わせの回数も抑えられるのに加えて、間取りパターンが統一されている住宅を複数建築しているため、設計担当者の人数を最小限に抑えられます。
設計に関わる人件費が圧縮され、建売住宅の価格低減につながっています。
設計業務の効率化により、価格を抑えられるのが建売住宅の特徴です。

 

理由④:施工コストを削減している

建売住宅では複数棟を同時に建築することで施工の効率を高め、コスト削減を実現しています。
これは決して手抜き工事をしているわけではなく、工程の工夫によって無駄な費用を省いています。

たとえば、複数棟を同時に建てる場合、1人の現場監督や職人が複数の現場を兼任できるほか、仮設トイレや足場なども各棟で共有可能です。
そのため、注文住宅を一棟ずつ建てる場合と比較し、人件費や資材レンタル料の負担が軽減されます。

さらに、間取りや仕様が事前に決まっていることからスムーズに段取りがしやすく、工期を2〜3ヶ月ほど短縮できます。
工期が短い分、費用を削減できるため、建売住宅は注文住宅と比べて安い価格で販売できるのです。

 

理由⑤:建てた住宅がモデルハウスになる

建売住宅は販売する住宅を内覧用として活用できるため、モデルハウスを別途建てる必要がありません。
モデルハウスにかかる費用の削減によって、販売価格を安く抑えられます。

モデルハウスの建築には実際の住宅と同程度の費用がかかり、完成後も固定資産税や光熱費などの維持費が発生します。
モデルハウスによる維持費用の負担がかからない点も、販売コストを削減できる理由です。

 

理由⑥:1年経過すると新築住宅と表示できなくなる

住宅の品質確保の促進等に関する法律となる住宅品質確保法第2条第2項では、建設工事の完了から1年以内で未使用の住宅のみを新築住宅と定義しています。
完成後1年が過ぎると、未入居であっても新築住宅として販売できず、中古扱いとなります。

そのため、建売住宅では完成後すぐに販売を開始し、新築表示が可能な期間内に買い手を見つけるように工夫しているのです。
長期間在庫を抱えず、短期間での売却に注力することで、建売住宅の価格を安く設定できます。

引用元:e-GOV法令検索|住宅の品質確保の促進等に関する法律

 

理由⑦:工務店の努力によってローコストを実現している

ローコストの建売住宅を実現するためには、工務店側の企業努力も欠かせません。
たとえば、愛知県・三重県・岐阜県の3県で建売住宅を手掛けるアサヒグローバルホームは、創業以来47年で14,000戸以上の引き渡し実績があります。
豊富な実績で大手設備メーカーとの信頼関係を築き上げ、質の高い設備機器をローコストで仕入れています。

また、紹介キャンペーンを中心とすることで、宣伝費の削減を実現しました。
さらに、自社で育成した大工を直接活用し、中間業者を介さない「分解積算発注」によって、中間マージンも省いています。

工務店の努力による費用削減も、建売住宅が安い理由です。
当社のこだわりについて詳しく知りたい方は、わたしたちのこだわりページからご覧ください。

 

安い建売住宅を購入して後悔しないためのポイント

LDK

安い建売住宅を購入する際は、後悔しないためにも住宅の性能や仕様を細かく確認することが大切です。
住宅の断熱性能が十分か、使用されている設備のグレードが希望に合っているかなどを事前に確認しましょう。

価格が安い場合、性能面の設備グレードが低い可能性もあるため、耐震性や防音性にも注意を払う必要があります。
また、完成後は間取りの変更が難しいため、使い勝手や収納量の確認も重要です。
さらに、周辺環境の日当たりや騒音状況もチェックするとよいでしょう。

建売住宅の購入で後悔する理由について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【関連記事】建売住宅の後悔ポイント9選|失敗しないためのチェック項目も解説

 

【間取り例】なぜ安い?品質にこだわったアサヒグローバルホーム建売住宅

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こちらの間取りの注目ポイントは、以下の2つです。

  1. 家族との会話が弾む、オープンカウンターのLDK配置
  2. 玄関から水回りまで直線につながる、家事楽動線で移動を短縮


LDKを中心に主寝室と2つの子ども部屋を効率的に配置し、家族が自然と集まる空間を実現しました。

間取り図

間取り図

キッチンにはオープンカウンターを採用しており、調理をしながらでも家族との会話を楽しめるように設計されています。
さらに、玄関からキッチンを経由し、洗面室・浴室へ一直線に移動できる動線を確保しています。
一直線の動線設計により移動の負担を軽減し、効率的に家事を進めることが可能です。

また、大容量のパントリーや収納スペースを備えているため、整理整頓がしやすく、すっきりとした住空間を保てるのも魅力でしょう。

性能面でも価格に妥協せず、高気密・高断熱仕様や制震ダンパーを標準採用しています。
夏は涼しく冬は暖かい快適さと、地震に対する安心感を両立させた建売住宅です。

アサヒグローバルホームでは、注文住宅と変わらない品質の建売住宅を販売しています。
当社のこだわりについて知りたい方は、わたしたちのこだわりからご覧ください。

 

まとめ:なぜ建売住宅は安いのか理解してコスパに優れた住まいを実現しよう

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建売住宅が安い理由は、効率的な仕組みによるコスト削減の成果です。
設計プランの規格化、建材の大量仕入れ、工期短縮、モデルハウス費用の削減など、工務店の努力によって新築住宅を低価格で提供しています。

広大な土地を一括で仕入れて分割販売することで土地取得費を抑え、その分を販売価格に反映しているのも安い理由の1つです。
建売住宅が安い理由を理解し、住宅の品質を適切に見極めれば、コスパに優れたマイホームを手に入れられるでしょう。

アサヒグローバルホームでは、愛知県・三重県・岐阜県の東海3県で建売物件を多数ご用意しています。
ローコストを実現した当社の建売物件が気になる方は、「物件を探す」ページをご覧ください。

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この記事の監修

足立 克久

保有資格
宅地建物取引士、木造建築士、住宅ローンアドバイザー、FP3級、福祉住環境コーデイネーター3級、三重県被災建築物応急危険度判定士

2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。