寝室レイアウト例6畳・8畳・10畳まとめ!ベッドの配置ポイントも解説

寝室をおしゃれで快適にしたいものの、レイアウトに悩む方も多いのではないでしょうか。
快適なプライベート空間を実現するためには、寝室のレイアウトが重要です。
寝室のレイアウトを考える際は、ベッドの配置や動線について理解を深めることがポイントになります。
この記事では、寝室レイアウトの基本的な考え方について解説します。
6畳・8畳・10畳の広さ別や目的別にレイアウトのコツをまとめているので、快適な寝室を実現したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
寝室レイアウトの重要性

寝室は一日の疲れをリセットする重要な場所です。
ベッドの向きや照明のトーン、家具の高さなどが睡眠の質を大きく左右します。
特に、窓やベッドの距離感、圧迫感を生まない家具配置は、深い眠りをサポートする重要なポイントです。
人生の約3分の1を過ごす場所だからこそ、レイアウトにこだわる必要があります。
一日の疲労をリセットするために、まずは心から落ち着けるお部屋づくりから始めてみましょう。
寝室レイアウトの考え方

おしゃれで実用的な寝室に仕上げるポイントは、以下の2点です。
- ベッドの配置
- 動線の確保
それぞれ見ていきましょう。
考え方①:ベッドの配置
寝室の印象や使いやすさは、部屋の主役であるベッドの配置で決まります。
ベッドの配置は、日々の生活動線を決定づけるレイアウトの要となるためです。
主な配置パターンは、以下のとおりです。
- 窓際:採光を取り入れやすく、体内時計をリセットできる
- 壁際:省スペースで動線がスッキリする
- 中央:ホテルライクな高級感を演出できる
また、ベッドの寸法も配置を決める重要な要素となります。
ベッドサイズ選びの目安は、以下のとおりです。
マットレスのサイズ | 一般的な横幅 | 使用人数の目安※ |
シングル | 98cm | 1人 |
セミダブル | 120cm | 1人 |
ダブル | 140cm | 1~2人 |
クイーン | 160cm | 2人+子1人 |
キング | 180cm | 2人+子1人 |
※体格や寝返りの幅で前後する
部屋の広さや使用人数に合うサイズを選び、各配置のメリットを活かすことで、理想のレイアウトに近づけるでしょう。
考え方②:動線
快適さを決めるもう1つのポイントは、歩きやすさにあります。
動線が悪いと移動のたびにストレスを感じ、家具も使いにくくなります。
最低でも通路幅は60cm確保し、クローゼット前は扉の開閉分を見込んで約90cmは空けておきましょう。
ベッドサイドに置く照明やサイドテーブルは、人の流れを妨げない位置に配置するとストレスフリーになります。
家具の配置を工夫して十分な通行スペースを設けることが、心地良い空間づくりのポイントです。
【広さ別】寝室レイアウト例

一般的な寝室の広さは、以下の3タイプです。
- 6畳
- 8畳
- 10畳以上
各ケース別にレイアウトのポイントを見ていきましょう。
レイアウト①:6畳の寝室
6畳の広さは、使用人数に合わせたベッド選びと家具配置の工夫で、快適な空間にできます。
1人暮らしの場合、シングルベッドを壁際に寄せて背の低い家具を採用すると、圧迫感を抑えながら作業スペースを確保可能です。
2人で利用する場合は、ダブルベッドなどを中央に置き両サイドに通路を設けると、互いの動線を妨げません。
6畳という限られた広さだからこそ、生活動線を意識して家具を配置することが大切です。
レイアウト②:8畳の寝室
8畳の寝室はレイアウトの自由度が高く、工夫次第で睡眠以外の用途にも使える多目的な空間にできます。
1人暮らしの場合はベッドを壁際に寄せて趣味の空間づくりが可能です。
また、2人暮らしの場合は、クイーンベッドを中央に置いても快適な動線を確保できます。
ナイトテーブルはスリムなものを選ぶと、より洗練された印象になるでしょう。
8畳のレイアウトを考える際は、どのように過ごしたいか考慮したうえで、家具選びと配置計画を立てることがポイントです。
レイアウト③:10畳以上の寝室
10畳以上の寝室は、睡眠スペースに加えて別の機能を持たせる「ゾーニング」を取り入れることで、理想の空間をつくり出せます。
10畳以上は広いスペースを確保できるため、キングサイズのベッドを置いても余裕があります。
ラグやパーテーションでワークスペースなどを仕切れば、メリハリのある生活が可能です。
また、観葉植物やアートを飾れば、ホテルライクな空間を演出できるでしょう。
10畳以上あるとレイアウト次第では、セカンドリビングとしても使えます。
セカンドリビングのメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【関連記事】セカンドリビングのメリットとは?おしゃれなレイアウトや間取り例まとめ
【間取り例付き】目的別寝室レイアウトのコツ
寝室の役割は、ただ眠るだけではありません。
ここでは、目的別寝室レイアウトのコツを間取り例とあわせて紹介します。
- 収納を重視した寝室
- 仕事部屋兼用の寝室
- 夫婦+子どもで使用する寝室
寝室を機能的で快適な空間にしたい方は、参考にしてください。
レイアウト①:収納を重視した寝室
こちらの間取りでは寝室にウォークインクローゼットがあるのが特徴で、注目ポイントは以下のとおりです。
- 衣類から季節家電までまとめて収納できる
- 生活感を隠した整然とした空間を保てる
すっきりと片付いた寝室をつくるには、空間の収納力を最大限に引き出すレイアウトが不可欠といえます。

備え付けの収納スペースがなくても、跳ね上げ式ベッドや壁面収納などを活用すれば、デッドスペースを有効な収納場所に変えることが可能です。
転倒防止策として、背の高い壁面収納は固定して安全な動線を確保しましょう。
なお、寝室のウォークインクローゼットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
【関連記事】寝室にウォークインクローゼットを取り入れた間取り例や収納アイデアを紹介
レイアウト②:仕事部屋兼用の寝室
8畳の寝室を書斎兼用にする場合のレイアウトポイントは、以下のとおりです。
- デスクは壁や窓際に向ける
- パーテーションやオープンシェルフでベッドを視界から遮る
- PC・充電用のコンセント位置や書類の定位置づくりを意識する
- 照明は強すぎないものを選ぶ
寝室で仕事ができるように、集中と休息を両立させる空間の切り替えができる環境を整えることが大切です。

仕事の生産性と睡眠の質のどちらも高めるために、まずは視覚的な空間の仕切りから取り入れてみましょう。
アサヒグローバルホームでは、仕事部屋兼用の寝室にしたいなどのニーズに合ったこだわりの間取りを提供しています。
品質にこだわった当社の建売住宅の特徴を知りたい方は「わたしたちのこだわり」をご覧ください。
レイアウト③:夫婦+子どもで使用する寝室
家族全員が快適に眠る寝室のポイントは、子どもの成長も見据えたベッドの選択と配置です。
8.3畳ある寝室では、シングルベッドとダブルベッドを連結すれば広々と使えます。
将来は分割して子ども部屋で再利用できるため、経済的です。

組み合わせる際は事前に部屋の寸法を測り、スムーズな動線を確保できるか確認することが大切です。
ライフステージの変化に対応できる柔軟なレイアウトで、家族全員が安心して休める理想の空間を実現しましょう。
快適さを高める寝室のレイアウトポイント

心地よい寝室は、単に家具を並べた空間ではありません。
空間全体の「統一感」「快適性」「安全性」をトータルで考えることが重要です。
以下の6つのポイントを押さえると、寝室は格段に快適になります。
- 家具は最小限にする
- 色味を統一する
- 落ち着ける照明を選ぶ
- 快適な動線を意識する
- 安全性を確保する
- 部屋の性能を高める
家具と部屋のバランスや照明の色味、部屋自体の機能まで一つひとつ具体的に見直すと、寝室の快適性は向上します。
まとめ:快適で居心地の良いおしゃれな寝室づくりにはレイアウトが重要

快適で居心地の良い寝室づくりにおいて、レイアウトは最も重要な要素です。
空間の使い方を少し工夫するだけで、睡眠の質や日々の暮らしが向上します。
基本となるベッドの配置と動線の確保に加えて家具の選び方や照明など、快適性を高めるポイントを押さえることが大切です。
当社アサヒグローバルホームでは、快適な寝室を実現できる工夫をこらした建売物件を多数提供しています。
居心地の良い寝室づくりのために当社の物件を参考にしたい方は、「物件を探す」ページからご覧ください。
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この記事の監修
足立 克久
2005年アサヒグローバルホーム入社
入社後、宅建士、建築士などの資格を取得。
その知識を生かし、分譲住宅、注文住宅の契約を300棟以上担当。
現在は東海三県の土地仕入れ、分譲住宅の開発に携わりながら住宅を販売している。

